今朝も小雨が散らついている。
土曜日とあってか、一段と登山グループの姿を多く見掛ける。
ダイニングルームでの食事は、昨日の夕食から河童橋の見える窓際の席になった。
今朝もテーブルサービスの朝食、妻は『おかゆ』を注文、梅干しや漬物が付いた味に満足していた。
*
出発前には雨が小降りになったので、河童橋をバックに全員の記念写真を撮る。
私どもは興味がなかったが、参加者の皆さんの多くが買い求めていたようだ。
*
平湯温泉までのシャトルバスに乗るため、駐車場まで歩く。
ここは先年、と言っても平成12年に利用しているので建物などの大きな変化はないようだ。
シャトルバスは、我々グループの貸切りなので私は一番前の座席に座る。
雨の上高地と分かれ、バスは釜トンネルを抜けて平湯温泉へ向かう。
*
長い安房トンネルを抜けても相変わらず雨は降り続いている。
平湯温泉のバスターミナルでシャトルバスから、待ち受けていた松本電鉄バスに乗り換える。
ここから乗鞍スカイラインを経て畳平へ向かう。
期待していた北アルプスの展望は望むべくもない。
槍・穂高のすぐれた展望台、夫婦松の駐車場を過ぎる頃から丈の低い針葉樹林帯を登り、大きなヘアピンカーブを2度繰り返すとハイマツ帯の桔
梗ヶ原で、ここからの展望もガスの中とあっては白濁の世界。
ただ目的地へ近づくにつれ、雨が止んでくれたのが何よりだった。
*
畳平は標高2700mとあって、気温が低いのと、ガスが立ち込めているので、レインウエアの上着を着てお花畑へと向かう。
*
畳 平
長野県側からの乗鞍エコーラインと、岐阜県側からは平湯峠を経て高所を走る乗鞍スカイラインの双方の終着点で、標高2702mに開けた展望の名
所。
乗鞍神社本宮や宿泊施設、郵便局、売店・食堂のある乗鞍バスターミナル前には鶴ヶ池がある。
バスターミナルから15分ほどで登れる魔王岳も展望がよい。【飛騨高山の旅行・観光ガイド】
*
畳平の駐車場から階段を下り始めると、直ぐ左手に[ハクサンイチゲ]や[ミヤマキンポウゲ]のお花畑が目に入ってくる。
時期的には遅いと思っていたが、この場所は地形的に開花が遅れているようだ。
ただ、[チングルマ]は既にその名のとおり[稚児車]になっている。
*

*
平坦部に降りると、お花畑を一周する木道がある。
『熊出没注意』の立札が目に付く。
現にこの9日にこのお花畑付近で目撃されており、一時立入り禁止になっていたとか。
ガイドから「なるべくまとまって歩くか、大きな声で話すように」と言われていたが……。
ガスが濃くなって見通しが悪くなり、何となく落ち着いて花々を見ることができなくなる。
この平坦部では花の最盛期が過ぎており、所々にある花が見られる程度になっている。
ここは7月下旬から8月上旬までが見頃のようだ。
それでも[ミヤマアキノキリンソウ]や[ウサギキク]などが目についた。
*


*
冷たい風にガスが吹き付け、眼鏡に付着して前方が見えなくなるほどだったが、ある岩陰付近で数人の方が立ち止っているので、そこへ行ってみると5羽の雛を連れた[ライチョウ]がいる。
この天候ならではの野鳥なのだ。懸命に餌を漁りながら歩いている雛たちの様子はまことに愛らしい。
その雛を見守る親鳥は、我々を警戒しているのではないようだ。
このライチョウたちの画像は、ガスのため思うように撮れていなかったのが悔やまれる。
*
1時間ほどの自由時間ではゆっくりもしていられず、最後に魔王岳の登り口にあるという[コマク
サ]や[チシマギキョウ]を見てバスに戻る。
この悪天候にも拘らず、観光バスが次々に到着する。スケジュールどおりの観光では止むを得ない
ことなのだ。
*
これで今回の観光は終了。最後が悪天候になってしまったが、これも日頃の行いのせいと諦める。
帰りのバスは、信州側の乗鞍エコーラインを下る。
大黒岳と富士見岳の鞍部から(といってもガスのため何も見えないが)大雪渓へ下り、位ヶ原の高
原を下って針葉樹林帯へ入る。
ヘアピンカーブの連続する急坂を下ると、スキー場のある乗鞍高原となる。
こちら側は雨が降り続いていたようだ。
*
昼食は、この乗鞍高原の入口付近にある『中之屋』で『そば定食』。
ここのそばのそば粉はすべて水車挽きで、全品十割のそばとのこと。
そばは『もりそば』と『冷やしとろろそば』。
なるほどそばの色は黒いが、腰が強く甘味があり、少し辛めのそばつゆにぴったりの味だった。
その他『山女の笹焼き』、『夕顔の煮物』、『山ふきの煮物』などと御飯、味噌汁が付いていた
が、私には御飯、味噌汁は余分だった。 *

*
バスは前川渡で野麦街道へ出て、往路と逆に松本 I .C.から長野自動車に入り、梓川S.A.でトイレ休憩。
このS.A.ではNHKの朝の連続テレビ小説【おひさま】の舞台となっている『安曇野』の紹介と、それに関連したお土産品のコーナーができてい
た。
このS.A.からの北アルブスの展望が有名だが、今日ばかりは雨雲に覆われて何にも見えなかった。
*

その後は上信越自動車道の坂城 I .C.で降り、上田
市内に入って『新田醸造』の味噌蔵を見学して上
田駅に戻った。
*
8時50分 ホテル … 9時00分 上高地(シャトルバス)→ 9時30分 平湯温泉 9時35分(松本電鉄バス)→ 10時20分 畳平(お花畑散策)11時20分
→ 12時10分 中之屋(昼食)13時00分 → 14時05分 梓川S.A.14時25分 → 15時20分 新田醸造(味噌蔵見学)15時40分 → 16時00分 上田駅
17時03分(あさま540号) → 18時26分 上野着
*
【観察した野鳥】 16種類
1.アオサギ 2.オシドリ 3.マガモ 4.ライチョウ 5.キジバト 6.ホトトギス V
7.コゲラ 8.ツバメ 9.イワツバメ 10.キセキレイ 11.ハクセキレイ 12.コマドリ V
13.ウグイス V 14.ヒガラ 15.アオジ 16.ハシブトガラス
土曜日とあってか、一段と登山グループの姿を多く見掛ける。
ダイニングルームでの食事は、昨日の夕食から河童橋の見える窓際の席になった。
今朝もテーブルサービスの朝食、妻は『おかゆ』を注文、梅干しや漬物が付いた味に満足していた。
*
出発前には雨が小降りになったので、河童橋をバックに全員の記念写真を撮る。
私どもは興味がなかったが、参加者の皆さんの多くが買い求めていたようだ。
*
平湯温泉までのシャトルバスに乗るため、駐車場まで歩く。
ここは先年、と言っても平成12年に利用しているので建物などの大きな変化はないようだ。
シャトルバスは、我々グループの貸切りなので私は一番前の座席に座る。
雨の上高地と分かれ、バスは釜トンネルを抜けて平湯温泉へ向かう。
*
長い安房トンネルを抜けても相変わらず雨は降り続いている。
平湯温泉のバスターミナルでシャトルバスから、待ち受けていた松本電鉄バスに乗り換える。
ここから乗鞍スカイラインを経て畳平へ向かう。
期待していた北アルプスの展望は望むべくもない。
槍・穂高のすぐれた展望台、夫婦松の駐車場を過ぎる頃から丈の低い針葉樹林帯を登り、大きなヘアピンカーブを2度繰り返すとハイマツ帯の桔
梗ヶ原で、ここからの展望もガスの中とあっては白濁の世界。
ただ目的地へ近づくにつれ、雨が止んでくれたのが何よりだった。
*
畳平は標高2700mとあって、気温が低いのと、ガスが立ち込めているので、レインウエアの上着を着てお花畑へと向かう。
*
畳 平
長野県側からの乗鞍エコーラインと、岐阜県側からは平湯峠を経て高所を走る乗鞍スカイラインの双方の終着点で、標高2702mに開けた展望の名
所。
乗鞍神社本宮や宿泊施設、郵便局、売店・食堂のある乗鞍バスターミナル前には鶴ヶ池がある。
バスターミナルから15分ほどで登れる魔王岳も展望がよい。【飛騨高山の旅行・観光ガイド】
*
畳平の駐車場から階段を下り始めると、直ぐ左手に[ハクサンイチゲ]や[ミヤマキンポウゲ]のお花畑が目に入ってくる。
時期的には遅いと思っていたが、この場所は地形的に開花が遅れているようだ。
ただ、[チングルマ]は既にその名のとおり[稚児車]になっている。
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平坦部に降りると、お花畑を一周する木道がある。
『熊出没注意』の立札が目に付く。
現にこの9日にこのお花畑付近で目撃されており、一時立入り禁止になっていたとか。
ガイドから「なるべくまとまって歩くか、大きな声で話すように」と言われていたが……。
ガスが濃くなって見通しが悪くなり、何となく落ち着いて花々を見ることができなくなる。
この平坦部では花の最盛期が過ぎており、所々にある花が見られる程度になっている。
ここは7月下旬から8月上旬までが見頃のようだ。
それでも[ミヤマアキノキリンソウ]や[ウサギキク]などが目についた。
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冷たい風にガスが吹き付け、眼鏡に付着して前方が見えなくなるほどだったが、ある岩陰付近で数人の方が立ち止っているので、そこへ行ってみると5羽の雛を連れた[ライチョウ]がいる。
この天候ならではの野鳥なのだ。懸命に餌を漁りながら歩いている雛たちの様子はまことに愛らしい。
その雛を見守る親鳥は、我々を警戒しているのではないようだ。
このライチョウたちの画像は、ガスのため思うように撮れていなかったのが悔やまれる。
*

サ]や[チシマギキョウ]を見てバスに戻る。
この悪天候にも拘らず、観光バスが次々に到着する。スケジュールどおりの観光では止むを得ない
ことなのだ。
*
これで今回の観光は終了。最後が悪天候になってしまったが、これも日頃の行いのせいと諦める。
帰りのバスは、信州側の乗鞍エコーラインを下る。
大黒岳と富士見岳の鞍部から(といってもガスのため何も見えないが)大雪渓へ下り、位ヶ原の高
原を下って針葉樹林帯へ入る。
ヘアピンカーブの連続する急坂を下ると、スキー場のある乗鞍高原となる。
こちら側は雨が降り続いていたようだ。
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ここのそばのそば粉はすべて水車挽きで、全品十割のそばとのこと。
そばは『もりそば』と『冷やしとろろそば』。
なるほどそばの色は黒いが、腰が強く甘味があり、少し辛めのそばつゆにぴったりの味だった。
その他『山女の笹焼き』、『夕顔の煮物』、『山ふきの煮物』などと御飯、味噌汁が付いていた
が、私には御飯、味噌汁は余分だった。 *



バスは前川渡で野麦街道へ出て、往路と逆に松本 I .C.から長野自動車に入り、梓川S.A.でトイレ休憩。
このS.A.ではNHKの朝の連続テレビ小説【おひさま】の舞台となっている『安曇野』の紹介と、それに関連したお土産品のコーナーができてい
た。
このS.A.からの北アルブスの展望が有名だが、今日ばかりは雨雲に覆われて何にも見えなかった。
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市内に入って『新田醸造』の味噌蔵を見学して上
田駅に戻った。
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8時50分 ホテル … 9時00分 上高地(シャトルバス)→ 9時30分 平湯温泉 9時35分(松本電鉄バス)→ 10時20分 畳平(お花畑散策)11時20分
→ 12時10分 中之屋(昼食)13時00分 → 14時05分 梓川S.A.14時25分 → 15時20分 新田醸造(味噌蔵見学)15時40分 → 16時00分 上田駅
17時03分(あさま540号) → 18時26分 上野着
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【観察した野鳥】 16種類
1.アオサギ 2.オシドリ 3.マガモ 4.ライチョウ 5.キジバト 6.ホトトギス V
7.コゲラ 8.ツバメ 9.イワツバメ 10.キセキレイ 11.ハクセキレイ 12.コマドリ V
13.ウグイス V 14.ヒガラ 15.アオジ 16.ハシブトガラス