平成27年9月6日(日)曇後雨
平常の歩行ができず、欲求不満が溜っていたところ、温泉地でのんびり過ごしたらどうかとの誘いがあって、クラ
ブツーリズム社のバス利用による『星野リゾート裏磐梯ホテル2連泊』ツアーにに参加することにした。
久し振りの電車に乗るのもエスカレーター、エレベーターを頼りに上野駅に到着。
天気予報では雨が降り続くとあって、参加者は少ないと思っていたが、何と満席と云う大盛況に驚く。
*
バスは千住新橋 I.C.経由で東北道へ入る。平日のためか道路は空いており、時折薄日も見えると云うまずまずの天
候。ただし遠望は効かず山々は雲に覆われている。
途中、上河内S.A.で昼食。レストランで『天ぷらそば』を注文。そばの腰も強くそれなりの味に満足。
ここを出発する頃から小雨が降り出す。
*
郡山JCTから磐越道に入り、猪苗代・磐梯高原 I.C.から一般道へ。
磐梯山は雲に覆われていたが、時折雲間から頂上部分の姿を見せてくれることもあった。
*

予定時間どおり『星野リゾート 裏磐梯ホテル』に到着。従前の『猫真ホテル』をリメークしたもので、スケール
の大きい建物だ。
*

*
ただし事前に知らされていた部屋に入ってガッカリ ! 檜原湖畔に建つホテルと云うことで広々とした展望を期待し
ていたが、窓からは樹林帯に邪魔されて檜原湖は勿論、山々も見ることはできない。
*
夕食まで時間があったので、5階にある展望ラウンジ『コスモス』へ行ってみる。15人ほどが座れる大型の丸い
テーブルに写真集や随筆等が置かれている。窓外の檜原湖や山々を眺めている人や読書をする方々がいる。
我々は備えられているコーヒーを味わいながら、小雨に煙る景観を楽しむ。この建物に巣があるのだろうか、数多
くのツバメが飛び交っている。
*
夕食前に温泉へ。褐色の温泉は猫魔温泉の特徴で、敷地内に自噴している豊富な湯量を生かし、露天風呂 “ ひばら
みの湯 ” と内湯 “ オーロラの湯 ” へ注いでいる。湯質はナトリュウム塩化物・硫酸塩温泉で、神経痛・筋肉痛・関
節病運動麻痺・胃腸機能の低下・切り傷・五十肩・疲労回復・皮膚乾燥症、自律神経不安定症などに効能があると
している。
内湯からは檜原湖畔の樹林帯が大半を占め、右手に檜原湖の一部が眺められる。小生にちょうど良い湯温でゆっく
りと浸かることができた。
檜原湖をたっぷり眺められる露天風呂は、長い階段を降りて行くので、湯上がりにそれを登ることと、雨が強くな
ったこともあって断念する。
*
夕食は1階の『ヒバラダイニング』でバイキングスタイル。グループ毎にテーブルに案内される。
和食・洋食など品数も多く充分に満足する。中でもシェフの焼き立てのビフテキの味が良かった(山形牛 ?)こと
と、手巻き寿司用の具が多かったことも小生の口に合った。
これらの酒の肴に恵まれて生ビールの他、ご当地の銘酒三種、國権(南会津)、奥の松(二本松)、稲川(猪苗
代)の盃一杯づつの味比べをして、久し振りに良い気分になる。
*
リハビリを兼ねての温泉旅行の初日とあってか、いささか疲れを感じて早めに寝床へ入る。
*
9.30.上野(バス)→ 11.10.上河内S.A.(昼食)11.50. → 13.50.裏磐梯ホテル着(229号室)…
18.00. 夕食(ヒバラダイニング)
平成27年9月7日(月)曇後雨

このホテルでは毎朝の散歩コースとして5時集合の『五色沼散策コース』がある。参加した妻の話では、熊除けの
ためベルを使ったとのこと。
柳沼から青沼(上の画像左)、瑠璃沼までの往復約40分のコースで、湖沼にはマガモやカルガモ、それにキセキ
レイ、林の中ではアカゲラやコゲラの声、シジュウカラ等が観られたとのこと。
*
朝食は『ヒバラダイニング』でバイキング。和食・洋食とも品数豊富で満足。
*
幸いにも雨は止んでおり、午前中観光タクシーを利用しての『裏磐梯湖沼めぐり』をすることになる。
『磐梯観光タクシー』のM運転手のガイドで出発。早口での淀みのない案内に車内は終始笑いが絶えなかった。
先ずは五色沼の代表として『毘沙門沼』(上の画像右)へ。
ここは何度目になることか。生憎と主役の磐梯山の上部が雲に隠されているのでイマイチ見応えが無いが、五色沼
最大の沼で曇り空ながら青い湖面は美しい。湖畔の樹々の緑がその影を映しており、紅葉時の見事さが偲ばれる。
この沼に幸せを招くという『ハート鯉』がいて、これに合うと幸せが訪れるとのことだったが、残念ながらこの時
間には見ることができなかった。
*

*
車は無料になった『磐梯吾妻レークライン』に入り、間もなく『小野川湖』が一部観られる場所でカメラストップ
小野川湖は東西に細長い湖で、周囲約10km、野川、長瀬川などを堰止めて誕生したとのこと。吾妻の山中の百貫
清水から小野川不動滝を経由して小野川湖に流れ込む水流(小野川湧水)は、名水百選に選ばれていると云う。
*

*
小野川湖沿いの道を続けて登り、小野川湖の東端にある『三湖パラダイス』で車を降りる。
右手に小野川湖、その上方に檜原湖、そして左手に秋元湖の三湖、その奥に磐梯山が眺められると云う景勝ポイン
ト。生憎の曇天とあって磐梯山の頂上部分が雲に覆われているのが残念だ。
*

*
その先へ進むと道は下り坂となり、その道路上に数頭のニホンザルが見える。車が近くなるとやっと動き出すとい
う人馴れした(?)猿たちだ。背中に子供を背負った猿も目に付いた。
*
やがて中津川渓谷に架かる中津川橋に到着。
50mほどの高さから見下ろす中津川渓谷は、鮮やかな紅葉が見られることで有名で、その時期には車の駐停車が禁
止されるとのこと。無人の橋上からその時節を思い浮かべながら、しばしその景観に見惚れていた。
*

*
往路を引き返す途中、秋元湖の一部が見える場所で車を止める。
磐梯山の噴火の際に大倉川や中津川が堰き止められて誕生した湖。裏磐梯三湖(檜原湖、小野川湖、秋元湖)の中
では水深が最も深く、周囲約 21kmと檜原湖に次いで大きいとのこと。画像正面に東京電力の水力発電ダムが見え
ている。早くも紅葉している樹も目に付いた。
*

*
車は檜原湖右岸沿いの道に入り、かって鳥仲間のグループと泊まった国民休暇村と道路を隔てたところにある『レ
ンゲ沼』で車を止める。数として300と云われる大小の沼の一つで、様々な植物が見られることで人気の場所と云
う。その入口に『熊注意』の立て看板があり、ギョッとさせられる。
*

*
水面にはひつじ草の葉が一面に広がり、キセキレイがその上を軽妙に歩き回っている。岸辺にアオサギ、開水面に
はカイツブリの親子やカルガモなどが見られた。
*

*
目に付いた草花と道路を隔てたばしょにある『国民休暇村』の画像です。
*

*
車は桧原湖畔道の北上を続け、右折して『曽原湖』沿いの道を進む。
『曽原湖』は、磐梯山の噴火時の川の堰き止めによって出来た周囲3kmほどの湖で、立木の生える小島が幾つか
あり、靄の中に霞む景色が絶景という。
*
その少し先右手にあるのが『曲沢沼』。小さい湖面に映る景色に思わず歓声が上がる。所謂『鏡湖・ミラーレイ
ク』なのだ。水面に映る森の幻想的な景観は、時の経つのを忘れて魅入られる。四季折々にしっかりと姿を変え、
特に紅葉時の美しさは言葉に表せない程とのことだ。
知る人ぞ知る裏磐梯の穴場、地元の観光タクシーならではの案内に感謝する。
*

*
その後は『檜原湖』沿いの道を一周する。
檜原湖は裏磐梯最大の湖で、水深 31m、周囲 31.5km。1888年の磐梯山の大噴火による山体崩壊により出来たとい
う。その噴火の際、現在の湖底に沈んだ桧原神社の鳥居や墓石が顔を出す場所があるとのことで、鳥居の最上部が
見える場所で車を止める。肉眼ではハッキリと見えなかったが、双眼鏡で確認することが出来た。
*

*
かくして2時間余りの『湖沼めぐり』を終え、12時過ぎにホテルへ戻る。
能弁のMドライバーに気分良く案内されたので、明日予定の『喜多方めぐり』も予約することにした。
*
昼食はホテル5階にあるレストラン『蘭・あららぎ』へ。
ここからは磐梯山の全貌が眺められる絶好の場所だ。ただ頂上付近のの雲が中々取れず、食事中にも気にしていた
が、食事が終わるまで隠れていた。
食事は『牛タンカレー』、とろとろになった牛タンと野菜にスバイスの効いた辛めの味が抜群だった。
*

*
午後は部屋で一休み、昨夜は熟睡できなかったので、睡眠不足を補充する。
*
目を覚ますと雨が降っている。早めに温泉に浸かって夕食場所の『蘭・あららぎ』へ。
一瞬だが頂上まで姿を見せてくれた磐梯山とも対面できた。
食事は和会席『秋の御献立』。『八寸』は “ 果実の白和え”、“ 鮭の幽庵焼き ”、“ 胡桃豆腐茶巾揚げ ”、“ 鶏と干し
葡萄の松風 ”、“ 甘海老の老酒漬け”、“ 酢橘釜”、“ からすみ風味の白玉”、“ 酢大根の茸挟み” と何れも美味。
*
*
『お椀』は “ 甘鯛と松茸の土瓶蒸し” 、松茸が小さかった。
『造り』は “ お造り取り合わせ ” 、甘海老と鰹。
*

*
『揚物』は “ 帆立進上の蓑揚げと野菜の天ぷら” 。
『蓋物』は “ 茄子と鶏そぼろの博多蒸し” 。
*

*
『台物』は “ 牛肉の陶板焼き ” 、昨日のステーキの方が味が良かった ?
『食事』は “ 白飯、香の物、留椀 ” 、白飯の味がイマイチ。
*

*
『甘味』は “ アイスクリームとシャーペット” 。
*

*
白ワインを飲みながら、それぞれの味を楽しみ、1時間半ほどで終わる。
*
フロント・ロビーでは、明日の『早朝散歩コース』の説明があったが、小生は部屋へ戻り早々と寝床へ。
*
7.30.朝食(ヒバラダイニング)… 9.50.ホテル発(磐梯観光タクシー)→ 10.00.毘沙門沼 → 10.20.小野川湖 →
10.30. 三湖パラダイス → 10.40. 中津川橋 → 10.45. 秋元湖 → 11.10. レンゲ沼 →11.15. 曽原湖 → 11.20. 曲沢沼 →
11.45.檜原湖 → 12.10.ホテル着 … 12.30. 昼食 (蘭・あららぎ)… 18.00.夕食(蘭・あららぎ)
平常の歩行ができず、欲求不満が溜っていたところ、温泉地でのんびり過ごしたらどうかとの誘いがあって、クラ
ブツーリズム社のバス利用による『星野リゾート裏磐梯ホテル2連泊』ツアーにに参加することにした。
久し振りの電車に乗るのもエスカレーター、エレベーターを頼りに上野駅に到着。
天気予報では雨が降り続くとあって、参加者は少ないと思っていたが、何と満席と云う大盛況に驚く。
*
バスは千住新橋 I.C.経由で東北道へ入る。平日のためか道路は空いており、時折薄日も見えると云うまずまずの天
候。ただし遠望は効かず山々は雲に覆われている。
途中、上河内S.A.で昼食。レストランで『天ぷらそば』を注文。そばの腰も強くそれなりの味に満足。
ここを出発する頃から小雨が降り出す。
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郡山JCTから磐越道に入り、猪苗代・磐梯高原 I.C.から一般道へ。
磐梯山は雲に覆われていたが、時折雲間から頂上部分の姿を見せてくれることもあった。
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予定時間どおり『星野リゾート 裏磐梯ホテル』に到着。従前の『猫真ホテル』をリメークしたもので、スケール
の大きい建物だ。
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ただし事前に知らされていた部屋に入ってガッカリ ! 檜原湖畔に建つホテルと云うことで広々とした展望を期待し
ていたが、窓からは樹林帯に邪魔されて檜原湖は勿論、山々も見ることはできない。
*
夕食まで時間があったので、5階にある展望ラウンジ『コスモス』へ行ってみる。15人ほどが座れる大型の丸い
テーブルに写真集や随筆等が置かれている。窓外の檜原湖や山々を眺めている人や読書をする方々がいる。
我々は備えられているコーヒーを味わいながら、小雨に煙る景観を楽しむ。この建物に巣があるのだろうか、数多
くのツバメが飛び交っている。
*
夕食前に温泉へ。褐色の温泉は猫魔温泉の特徴で、敷地内に自噴している豊富な湯量を生かし、露天風呂 “ ひばら
みの湯 ” と内湯 “ オーロラの湯 ” へ注いでいる。湯質はナトリュウム塩化物・硫酸塩温泉で、神経痛・筋肉痛・関
節病運動麻痺・胃腸機能の低下・切り傷・五十肩・疲労回復・皮膚乾燥症、自律神経不安定症などに効能があると
している。
内湯からは檜原湖畔の樹林帯が大半を占め、右手に檜原湖の一部が眺められる。小生にちょうど良い湯温でゆっく
りと浸かることができた。
檜原湖をたっぷり眺められる露天風呂は、長い階段を降りて行くので、湯上がりにそれを登ることと、雨が強くな
ったこともあって断念する。
*
夕食は1階の『ヒバラダイニング』でバイキングスタイル。グループ毎にテーブルに案内される。
和食・洋食など品数も多く充分に満足する。中でもシェフの焼き立てのビフテキの味が良かった(山形牛 ?)こと
と、手巻き寿司用の具が多かったことも小生の口に合った。
これらの酒の肴に恵まれて生ビールの他、ご当地の銘酒三種、國権(南会津)、奥の松(二本松)、稲川(猪苗
代)の盃一杯づつの味比べをして、久し振りに良い気分になる。
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リハビリを兼ねての温泉旅行の初日とあってか、いささか疲れを感じて早めに寝床へ入る。
*
9.30.上野(バス)→ 11.10.上河内S.A.(昼食)11.50. → 13.50.裏磐梯ホテル着(229号室)…
18.00. 夕食(ヒバラダイニング)
平成27年9月7日(月)曇後雨


このホテルでは毎朝の散歩コースとして5時集合の『五色沼散策コース』がある。参加した妻の話では、熊除けの
ためベルを使ったとのこと。
柳沼から青沼(上の画像左)、瑠璃沼までの往復約40分のコースで、湖沼にはマガモやカルガモ、それにキセキ
レイ、林の中ではアカゲラやコゲラの声、シジュウカラ等が観られたとのこと。
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朝食は『ヒバラダイニング』でバイキング。和食・洋食とも品数豊富で満足。
*
幸いにも雨は止んでおり、午前中観光タクシーを利用しての『裏磐梯湖沼めぐり』をすることになる。
『磐梯観光タクシー』のM運転手のガイドで出発。早口での淀みのない案内に車内は終始笑いが絶えなかった。
先ずは五色沼の代表として『毘沙門沼』(上の画像右)へ。
ここは何度目になることか。生憎と主役の磐梯山の上部が雲に隠されているのでイマイチ見応えが無いが、五色沼
最大の沼で曇り空ながら青い湖面は美しい。湖畔の樹々の緑がその影を映しており、紅葉時の見事さが偲ばれる。
この沼に幸せを招くという『ハート鯉』がいて、これに合うと幸せが訪れるとのことだったが、残念ながらこの時
間には見ることができなかった。
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車は無料になった『磐梯吾妻レークライン』に入り、間もなく『小野川湖』が一部観られる場所でカメラストップ
小野川湖は東西に細長い湖で、周囲約10km、野川、長瀬川などを堰止めて誕生したとのこと。吾妻の山中の百貫
清水から小野川不動滝を経由して小野川湖に流れ込む水流(小野川湧水)は、名水百選に選ばれていると云う。
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小野川湖沿いの道を続けて登り、小野川湖の東端にある『三湖パラダイス』で車を降りる。
右手に小野川湖、その上方に檜原湖、そして左手に秋元湖の三湖、その奥に磐梯山が眺められると云う景勝ポイン
ト。生憎の曇天とあって磐梯山の頂上部分が雲に覆われているのが残念だ。
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その先へ進むと道は下り坂となり、その道路上に数頭のニホンザルが見える。車が近くなるとやっと動き出すとい
う人馴れした(?)猿たちだ。背中に子供を背負った猿も目に付いた。
*
やがて中津川渓谷に架かる中津川橋に到着。
50mほどの高さから見下ろす中津川渓谷は、鮮やかな紅葉が見られることで有名で、その時期には車の駐停車が禁
止されるとのこと。無人の橋上からその時節を思い浮かべながら、しばしその景観に見惚れていた。
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往路を引き返す途中、秋元湖の一部が見える場所で車を止める。
磐梯山の噴火の際に大倉川や中津川が堰き止められて誕生した湖。裏磐梯三湖(檜原湖、小野川湖、秋元湖)の中
では水深が最も深く、周囲約 21kmと檜原湖に次いで大きいとのこと。画像正面に東京電力の水力発電ダムが見え
ている。早くも紅葉している樹も目に付いた。
*


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車は檜原湖右岸沿いの道に入り、かって鳥仲間のグループと泊まった国民休暇村と道路を隔てたところにある『レ
ンゲ沼』で車を止める。数として300と云われる大小の沼の一つで、様々な植物が見られることで人気の場所と云
う。その入口に『熊注意』の立て看板があり、ギョッとさせられる。
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水面にはひつじ草の葉が一面に広がり、キセキレイがその上を軽妙に歩き回っている。岸辺にアオサギ、開水面に
はカイツブリの親子やカルガモなどが見られた。
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目に付いた草花と道路を隔てたばしょにある『国民休暇村』の画像です。
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車は桧原湖畔道の北上を続け、右折して『曽原湖』沿いの道を進む。
『曽原湖』は、磐梯山の噴火時の川の堰き止めによって出来た周囲3kmほどの湖で、立木の生える小島が幾つか
あり、靄の中に霞む景色が絶景という。
*
その少し先右手にあるのが『曲沢沼』。小さい湖面に映る景色に思わず歓声が上がる。所謂『鏡湖・ミラーレイ
ク』なのだ。水面に映る森の幻想的な景観は、時の経つのを忘れて魅入られる。四季折々にしっかりと姿を変え、
特に紅葉時の美しさは言葉に表せない程とのことだ。
知る人ぞ知る裏磐梯の穴場、地元の観光タクシーならではの案内に感謝する。
*


*
その後は『檜原湖』沿いの道を一周する。
檜原湖は裏磐梯最大の湖で、水深 31m、周囲 31.5km。1888年の磐梯山の大噴火による山体崩壊により出来たとい
う。その噴火の際、現在の湖底に沈んだ桧原神社の鳥居や墓石が顔を出す場所があるとのことで、鳥居の最上部が
見える場所で車を止める。肉眼ではハッキリと見えなかったが、双眼鏡で確認することが出来た。
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かくして2時間余りの『湖沼めぐり』を終え、12時過ぎにホテルへ戻る。
能弁のMドライバーに気分良く案内されたので、明日予定の『喜多方めぐり』も予約することにした。
*
昼食はホテル5階にあるレストラン『蘭・あららぎ』へ。
ここからは磐梯山の全貌が眺められる絶好の場所だ。ただ頂上付近のの雲が中々取れず、食事中にも気にしていた
が、食事が終わるまで隠れていた。
食事は『牛タンカレー』、とろとろになった牛タンと野菜にスバイスの効いた辛めの味が抜群だった。
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午後は部屋で一休み、昨夜は熟睡できなかったので、睡眠不足を補充する。
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目を覚ますと雨が降っている。早めに温泉に浸かって夕食場所の『蘭・あららぎ』へ。
一瞬だが頂上まで姿を見せてくれた磐梯山とも対面できた。
食事は和会席『秋の御献立』。『八寸』は “ 果実の白和え”、“ 鮭の幽庵焼き ”、“ 胡桃豆腐茶巾揚げ ”、“ 鶏と干し
葡萄の松風 ”、“ 甘海老の老酒漬け”、“ 酢橘釜”、“ からすみ風味の白玉”、“ 酢大根の茸挟み” と何れも美味。
*


*
『お椀』は “ 甘鯛と松茸の土瓶蒸し” 、松茸が小さかった。
『造り』は “ お造り取り合わせ ” 、甘海老と鰹。
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『揚物』は “ 帆立進上の蓑揚げと野菜の天ぷら” 。
『蓋物』は “ 茄子と鶏そぼろの博多蒸し” 。
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『台物』は “ 牛肉の陶板焼き ” 、昨日のステーキの方が味が良かった ?
『食事』は “ 白飯、香の物、留椀 ” 、白飯の味がイマイチ。
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*
『甘味』は “ アイスクリームとシャーペット” 。
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白ワインを飲みながら、それぞれの味を楽しみ、1時間半ほどで終わる。
*
フロント・ロビーでは、明日の『早朝散歩コース』の説明があったが、小生は部屋へ戻り早々と寝床へ。
*
7.30.朝食(ヒバラダイニング)… 9.50.ホテル発(磐梯観光タクシー)→ 10.00.毘沙門沼 → 10.20.小野川湖 →
10.30. 三湖パラダイス → 10.40. 中津川橋 → 10.45. 秋元湖 → 11.10. レンゲ沼 →11.15. 曽原湖 → 11.20. 曲沢沼 →
11.45.檜原湖 → 12.10.ホテル着 … 12.30. 昼食 (蘭・あららぎ)… 18.00.夕食(蘭・あららぎ)