筆は軽く持ちます。
軽く持てば肩から力が抜けて、生き生きした線を疲れ知らずで書き続けることができます。
ドラムスティックも軽く持ちます。
叩いて音を出すので、当たる直前手首を回転させてスティックの先の速度を上げ、打面に当たるベストな角度でヒットさせると抜けの良い音になります。
ヒットつながりですが、落合博満もバットは軽くて持っていたように思います。
ポールに当たる瞬間だけ左手首を上手く使って回転させ、インパクトの威力を無理なく増幅しているように見えます。
対照的なのが大リーガーの中に多い、腕力に物を言わせてバッターボックスに立った瞬間からバットを振り回す選手。
それはそれで魅力的なのですが、ボールを芯で捉える事より、当たったら飛ぶスイングスピードを重視しているのでしょう。
書道の執筆法にも、ガッチリ握って持つ握管法と言う持ち方があります。
『握る』と言う漢字見ただけで、力が入ります(^○^)
求める結果に対して最適な道具、姿勢、持ち方、腕や指の使い方を自由自在にできるようになっていれば、表現力は無限に広がります。
一番大切なことは?
それは、書きたいと言う気持ち。
むしゃくしゃした時に書こう!
嬉しい時に書こう!
悲しい時にも書こう!
ほっとした時に書こう!
生活の中の書って、そう言う物だとおもうのです。
そして、『生活の中の書』がつながって人が歩く人生の『道』になるのです。
それが書道なんじゃないかな。