カルピスに麦茶を入れてしまった!
そして、それに気づかず一口飲んでしまった!
厳密に言えば、飲む前の1秒前には『あ、色が違う』と認識したし、そこから水のボトルと間違えて麦茶のボトルから注いだ事も思い出したのだけれど、興味が勝って一口飲んでしまったのです。
『まずっ!』と思わず口走ったのは条件反射みたいなもので、実際には『あれ?』と感じていたのです。
『あれ?』はどの『あれ?』なのかと言うと、
『カルピスの味が濃い?』の『あれ?』です。
そう、カルピスの味が麦茶によって引き立っていたのです。
しかしそれが美味いかというとまた別な話しなのです。
美味しさは味覚と嗅覚だけでなく、視覚も大いに関与しているからです。
つまり、アイスカフェオレのような茶色い液体を飲んで、それがカルピス味だったとしても、子供の頃から刷り込まれてきたカルピスから得られる、一言で言えば爽快感と言うものが得られないのです。
二口飲んで、捨てました。
私は私のカルピスに対する固定概念を打ち破ることができなかった、、、
逃げ出したのです。
これではカルピスの新商品は作れない。
カルピスからカルピスソーダやカルピスウォーター、そして濃いカルピスは商品化されても、『カルピス麦茶』が絶対に出ない理由はそこにあるんじゃないか?と。
多くの日本人に植え付けられたカルピスのイメージ。
そして新商品の開発も同じ日本人がやっている以上、カルピスはオレンジか紫かグリーン止まりで、決して茶色くはならないでしょう。
恐ろしや、固定概念!
良い子のみんなは真似しないようにね。