【東部労組葛飾福祉館支部の闘い】第3回団体交渉の報告
社会福祉法人葛飾福祉館が運営する高齢者対象のデイサービス施設(こひつじデイサービスわが家)の職員らで結成した全国一般東京東部労組葛飾福祉館支部は9月12日に第3回団体交渉を同施設内で実施しました。
この団交をめぐっては前回に労使双方が日程を合意していたにもかかわらず、法人側が弁護士を委任し、その弁護士との準備を理由にして直前になって延期を申し出ていました。労組側は「一方的すぎる」として約束どおり実施するよう求めて開催が実現しました。
当日の団交には法人側から大高理事長を含む理事3人のほかに弁護士3人が同席しました。組合側は前回団交(8月8日)で合意したデイサービス施設の継続に向けた話し合いが法人側の都合でまったく進展していないことを追及しました。これに法人側は陳謝したうえで、早急に実務者レベルの話し合いを入れることを約束しました。
また、組合側からは法人側に対して弁護士を委任したことにより、これまでの団交で合意してきたデイサービス施設の閉所方針を撤回して事業継続に向けて取り組むという法人の方向性に何か変更があるのかを問いただしました。これについて法人側は「変更はない」とする一方で、「財務分析を現在行っていて、それをもとに今後のデイサービス施設について何らかの方針を示したい」と話しました。
職員が労働組合で声を上げたことによって、デイサービス施設の閉所方針はいったん撤回されましたが、その継続についてはまだ予断を許しません。この日の団交後、職員らは「団結ガンバロー」と決意をあらためて固めあいました【上の写真】。
同支部の闘いを9月6日付の東京新聞が一面トップ記事で報道したことへの反響は大きく、施設を利用している人たちやその家族、職員の友人・知人、全国の方々から応援のメッセージが多数寄せられています。同支部では施設のデイルーム前に記事とともにSNSなどの声をポスターとして貼り出しています【下の写真】。
みなさんの励ましが職員の力になっています。引き続きの応援をよろしくお願いします!