るるの日記

なんでも書きます

法華経・随喜功徳品第十八

2020-10-13 16:04:54 | 日記
初品の随喜品の因の功徳を説く
随喜とは事理に髄順し、己を喜び、人を喜ぶ

釈尊の本地・深遠の理性の常住を聞いて信順するのを、理に順するという

仏の三世益物の「一切処に遍き」を聞いて信順することを、事に順するという

己を喜ぶとは、諸法実相の理、久遠本地の事を聞いて信解するので歓喜を生じ

人を喜ぶとは、私も衆生も無作三身を具したりと観ずるをもって、一切衆生に正道を悟らせようとする大慈悲心を発すること

法華経・如来寿量品第十六

2020-10-13 15:37:21 | 日記
如来とは、十方三世の諸仏の通号であり、本地三仏の別号

寿量とは、十方三世の諸仏の功徳の量

釈尊出世の本懐
一切衆生成仏得道の真実
釈迦一代五十年の完結編
生命
眼目
寿量品なくしては一切経はいたずら事なるべし

寿量品の初めに釈尊は、「汝ら当に如来の誠諦の語を信解すべし」と三度言い、弥勒は大衆の代表となって「我ら当に如来の語を信授し奉る」と三度答えた

釈尊は「如来秘密神通力之力」を説いて、近を開いて久遠実成を顕し、人々から疑いを断ち信を生んだ

五百塵点劫の久遠の本地を顕して「我、実に成仏して以来無量無辺百千万億那由仏佗刧なり」と説き

「良医の譬え」で良薬を服させて、不失心者は病ことごとく除き癒えたが失本心者は、この良薬を飲まない。良薬は失本心者のもとに留めておく。いつか自分で飲んで病を除き癒える日が来ると、未来の益を説かれている

法華経・従地涌出品第十五

2020-10-13 15:00:52 | 日記
八恒河沙の菩薩が、この娑婆世界の弘経を請うたけれど、釈尊は許さないで、迹門の大地を破って、本眷属六万恒河沙の菩薩を召して涌出させた。

この菩薩は三十二相をもち、多数であることに、この土の菩薩は疑念を起こす。他土の無量の菩薩も疑念を生じる

大衆の疑念を、弥勒が代表して「父若く、子は老いてる」「願わくば今解説を成せ」と釈尊に問うた

法華経・安楽行品第十四

2020-10-13 14:46:46 | 日記
法華経四要品の一つ。方便品の理によってこの安楽行品を修し、後の寿量品の仏果を感ずる

菩薩は弘経の難を嘆き、八千五百の声聞は、娑婆を恐れ他の地の弘経を誓うので、文殊菩薩は浅行初心の行者が濁悪世で、安楽に妙法蓮華経を修行する方法を問う

釈尊は、これに対して身・口・意・誓願の四種の安楽行を説き、初心者はこの安楽行で妙法蓮華経を弘通し修行することを示された

止(定)と観(慧)と慈悲の三法をもって、身・口・意・誓願を導く

■身安楽
止に住するので、身の十悩乱を離れ
観に住するので、一切法が空であり
無所有性であることがわかるから執着せず
慈悲に住するから、ことごとく利他のためにすることとなる

■口安楽
止に住するから、不説過、不軽慢、不怨嫌であり、
観だから、但説は大乗
慈悲に住するから、読経し仏を賛嘆し、自然に利他する

■意安楽
止に住するから、散乱悪想を離れ
観に住するから、如来・菩薩・十方の菩薩、一切衆生の四人に四観あり
慈悲に住するから、禅定、智慧ことごとく一切衆生のためにする

■誓願安楽
止に住するから、怨親平等
観に住するから、衆生に無執着
慈悲に住するから、一切衆生に抜苦与楽の誓願を発する

四安楽行を説いた後、「この法華経は、諸仏如来の秘密の蔵なり、諸経中において、最もその上にあり」と説かれていり