るるの日記

なんでも書きます

法華経・三変土田

2020-10-14 15:47:19 | 日記
宝塔品で、釈迦が三度国土を変じて浄土としたこと。土田とは土地、場所

宝塔品では多宝如来の宝塔が現れ、釈迦がその宝塔を開こうとして、十方分身の諸仏を呼び集め座らせるために、光を放ち娑婆世界を変じて清浄にし、天人を他土に移し、さらに八方おのおの二百万億那由陀の世界を変じて清浄にし、天人を他土に移した

そこへ十方分身の諸仏を集めて多宝塔を開き、十方世界は通じて一仏土であることを現した。これを三変土田

法華経・開示悟入

2020-10-14 15:33:05 | 日記
諸仏世尊は一大事因縁のために、世に出現した

それは衆生の仏知見を開かせ清浄にさせたいと欲し、世に出現した

衆生に仏知見を示したいと欲し、世に出現した

衆生に仏知見を悟らせたいと欲し、世に出現した

衆生に仏知見の道に入らせたいと欲し、世に出現した

これを諸仏は唯一大事因縁をもっての故に、世に出現したと名づく

仏知見は衆生がもともと持っている仏界を開発することを示したもの
知見とは仏界を覚知すること。体得
開示悟入は仏の念願である

法華経・開三顕一

2020-10-14 15:17:15 | 日記
三とは声聞・縁覚・菩薩
一とは一仏乗
三乗を開いてみれば一仏乗が顕わる

釈尊は42年にわたって方便を説いてきたが、後8年の法華経を説く前に無量義経で「四十余年未だ真実を顕さず」と説き
方便品では「世尊後に必ず真に真実を説きたもう」「正直に方便を捨てて、但無上道を説く」と宣言している

方便品は十如是実相を説き、一念三千を明かしている。これによって空諦・仮諦・中諦も円融相即していると説く
(円融相即とは、円満で偏らず、融通性があって、分け隔てがない。つまり、空仮中は即一である)

法華経の七つの譬え

2020-10-14 14:52:16 | 日記
法華経には七つの譬(たと)えが説かれている。これを法華経の七譬(しちひ)という

■三車火宅の譬
長者が火宅に遊ぶ諸子を救うために、羊・鹿・牛の三車を与えることを約束し、火宅より救い出す
三車は三乗を意味し。後に与えた大白牛車は一仏乗に譬える

■長者窮子の譬
長者の子が、それを知らずに流浪し困窮するが、長者の方便によって長者の子であることを自覚する
我々はもともと仏であり、迷うことはあっても、退転なく我々はもと仏であることを信じていくならば必ず成仏できる

■三草二木の譬・または薬草の譬え
三草とは人天・二乗・菩薩に譬え
二木とは通教・別教の菩薩に譬え
すべてが一地一雨、すなわち一仏乗から生まれことを説いた

■化城宝処の譬
三千塵点劫の譬えである。宝処に行くのに途中化城をもうけて引導した。二乗を化乗に宝処を一仏乗に譬えている

■貧人けい珠の譬・または衣裏の譬
貧乏人が親友から宝珠をもらったが、謗法の酒に酔っていたので、自分が宝珠を持っていることを知らなかった

■けい中明珠の譬
ある大王が、最高に勇気ある者に、無上の宝であるけい中の明珠を与えた。この明珠は法華経であると説く

■良医病子の譬
良医すなわち仏に、三乗の病子があって、毒薬を飲んで(誤った何か🤔を信じて)病気になる(本心を失う病🤔)この時良医の父が帰ってきてそれらを救う

正宗分

2020-10-14 10:10:55 | 日記
阿難、摩訶迦葉、弥勒の三大士は、釈尊に「煩悩を断ぜず、五欲を離れずして、一乗真実の境地に達するにはいかに修行すべきか」を問う

釈尊は法華経を誦し、法華経を修し、法華経の意を発する者は、何を修しても、六根を清浄にして法華経を誦せば、六牙の白象に乗る普賢菩薩を観ずると説き、普賢菩薩を観ずることによって、いっそう深く懺悔して、釈迦牟尼仏、多宝仏塔、十方諸仏を見る。すなわち自ら仏身を成ずることを説かれている

仏法でいう懺悔とは、仏の常住を信じ、自己の向上をはかり、覚りの境地に達することを努力することである

六牙の白象に乗る普賢菩薩とは
六牙とは六根清浄
白象とは正しき道理を見つめて静
普賢菩薩は理
これらは静寂なる正しき道理を意味し、法華経で説く諸法実相をいう