るるの日記

なんでも書きます

十功徳品

2020-10-14 09:52:03 | 日記
大荘厳菩薩が「この微妙甚深無上大乗無量義経は、真実甚深であるから、もし人々がこの経を聞けば大利益があり、修行すれば早く無上正覚を成ずることができる。このように、この経は不思議であるから、もっと広く人々のために甚深不思議の事をのべたまえ」と申した

釈尊は在世にも、滅後にも、この経を受持、読、誦、解説、書写、加説修行すれば不思議功徳力があると、第一より第十までの不思議の功徳があることを説いた

つまり無量義経は法華経の序文のみならず、一切経は法華経の序文となるのである

説法品

2020-10-14 09:40:54 | 日記
大荘厳菩薩および八万の菩薩は、「すみやかに無上正覚を成ずるには、何の法門を修行すべきか」を釈尊に問うた

釈尊は「一法門有り」と答えたところ、菩薩たちは「この法門は何か、その意義は何か、それをどう修行しすべきか」と三点あげて質問した

釈尊は答えた
「この一の法門を名づけて無量義という。無量義とは一法より生ずる。その一法はすなわち無相なり」と説き明かしている

結局は一法は実相であって「仏眼をもって一切諸法を観ずるに、宣説すべからず。なぜならば諸の衆生の性不同。不同ならば種々に法を説き、種々に法を説くことを方便力をもっていたす。四十余年には未だ真実を顕さず」と説いて、実相の一法はこの経でも明らかには説かず、法華経に入って初めて説いたのである





無量義経

2020-10-14 09:23:10 | 日記
法華経と同じく霊鷲山において説かれ、無量義経は法華経の直前に説かれた

なお「無量義とは一法より生ず」と説かれ、この一法より無量の義を生ずるのであるが、この一法とは何かということは、無量義経には明確に説かれていない

この一法こそ、次の法華経において説かれる妙法蓮華経である。そこで無量義経は法華経の序文であることがいえる

法華経・普賢菩薩勧発品第二十八

2020-10-14 09:02:30 | 日記
普賢菩薩が東方宝威徳上王仏の国にいて、娑婆世界で釈尊が法華経を説くのを聞いて娑婆世界に来て、釈尊に仏の滅後に、この法華経をいかにして保つべきか問うた。

釈尊は
一に諸仏に護念され
二に諸の徳本を植え
三に正定に入り
四に一切衆生を救う心を起こすべし
と、四法成就を説いて、法華経を再演した

普賢菩薩は誓願を立てて、後五百歳の悪濁世に法華経を受持する行者を守護し、悪魔、魔民などの怖れを防ぎ、しかもこの経を読誦すれば、自ら六牙の白象王に乗って、その人を供養して守護し、または示教利喜し、なおまた陀羅尼呪を説いて持経者を守護することを誓い、法を守ることを誓い、すなわち人法守護を誓っている

このようにして法華経の説法がまったく終わったので、菩薩、声聞、天、竜、人など一切の一会の大衆は歓喜して、仏語を受持して去ったのである