るるの日記

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天風哲学 クンバハカの法→(るるの感想)簡単でよく効きました

2020-11-06 16:27:11 | 日記
クンバハカとは「最も神聖なる状態」の意味で、これを会得してはじめてヨガの修行の難行苦行が可能になるという秘術

感情の変化が、何らかの肉体の変化をもたらす。人間には喜怒哀楽の感情がある。喜楽の場合は心が解放され血液もリンパ液も活発となり、通常の弱アルカリ性を増してくれる

問題は怒哀である。陰気な怒哀。消極的観念である。ストレスはこれを刺激し血液を変え、病気の原因をつくっている

ならば人間にマイナスとなる怒哀をどうすれば抑えることができるのか?

それは天風先生が悟った「クンバハカ」という方法が有効である。天風先生は誰もが無理なく活用できる天風式クンバハカ法を考案してくれた

要点は2つ
1 感情や感覚の刺激やショックを感じたら、すぐ肛門を締める

2 同時に下腹部に力を込め、肩の力を抜いてストンと落とす

肛門、下腹部、肩の三ヶ所が同時にそうした状態にされると、感情や感覚の刺激が心に感じても神経系統にまでは影響を及ぼさなくなる

※肛門を締める
ショックによって受ける極度の刺激をやらわげ、失われる活力を最小限にくいとめる(禅では止気の法にも通じる)

※下腹部に力を込める
腹筋神経を通じ、腹腔内の各神経を確保(禅の胆力を鍛える法にも通じる)

※肩の力を抜く
興奮状態のときに起こる横隔膜の上昇を食い止め、リラックス状態にする

習慣づける方法として、同時に深呼吸をする。折りあるごとに3つの動作をしながら深呼吸を日に何千回とやる

深呼吸は出すのが先で吸うのは後。まず最初に肺の中の悪いガスを出すのが大事。そのとき肛門を絞めて、肩を落とし、腹の方は考えずに息を出す。

出しきった後、改めて肛門を絞め、肩を落とし、息を吸い込む。一杯吸い込んだときに下腹部にぐっと力を入れて、またハーっと吐き出す

こうゆう呼吸法を続けていると、いざというときに神経反射の調節が働いて落ち着いた気分が求めずして得られ、心は平安となる

東郷平八郎は天風式クンバハカ法を学んだ一人であるが、この効用に感激し「日本海海戦のとき、もしこの方法を知っていたら、もっと胆が座って、敵の旗艦の沈没する一部始終をゆっくり見られたでしょうな」と言ったという





天風哲学 観念要素の更改 5 神経過敏

2020-11-06 15:45:07 | 日記
心を自由に支配できない原因は、潜在意識に消極的な観念要素が一杯詰まっていて、肝心要の感応性能が狂い神経過敏になっているから

神経過敏とは、感覚や感情が敏感となる状態で、いわゆる神経質になることだ。心配性はその典型である。ストレスを多く感じる人は神経過敏な人に多い。ではなぜ神経過敏だと病気になるのか。その因果関係を天風先生の言葉で要約する

人間は怒ったり、悲しんだり、恐れたりすると、血液とリンパ液が変わってしまう。怒れば血は黒褐色になって味が苦くなる。悲しむと茶褐色になって味は渋くなる。恐怖心が出てくると血は丹青色となり味は酸っぱくなる。そういうふうに色と味が変わると、血液が本来の働きをしなくなるのだ

血液の本来の姿というのは、弱アルカリ性でなければならない。弱アルカリ性の血液であれば、人間の体は病原菌を退治するようにできている。この状態にあれば、コレラ菌を飲もうが、腸チフス菌を飲もうが、人間は病気にならない

ところが神経過敏というか、気の弱い人間は、血液が免疫性のある弱アルカリ性から酸性に変化し、病原菌どころか普通のバクテリアにまで冒されてしまうことになる

そうなると、何の原因がなくても風邪をひいたり、頭が重くなったり、食欲が進まなくなったり、夜眠れなくなったり、してしまうのだ

ストレスは心の病だ。心が消極的であると一番先にやられるのが循環器障害。これは血液が循環する血管の中にいろいろな変化が起きることから、血圧が高くなったり、反対に低くなったりする。同時に血管の中を悪い血液が流れているから、その結果、臓器障害を起こす。つまり人間の体の生命を生かすのに必要な五臓六腑の働きが鈍ってしまう

要するに、全ては心の中が消極的要素で固まっているために、ストレスに打ち勝つことができないんだ

天風哲学 観念要素の更改 4 病は気から→気の病なら治せないわけがない

2020-11-06 15:13:12 | 日記
ストレスとは、苦しみ、恐れ、不安などの刺激に対する体内の反応

指を切れば誰もが出血する。だが反応はまちまちである。顔面蒼白になる人、冷や汗が出る人、こうゆう人は出血に対する恐怖心の強い人で、出血による緊張が自律神経を興奮させ、血管を収縮させるために起こる反応である。この自律神経の特異反応をストレスという

ストレスを発見したセリエ博士は、日本で講演をした
「残念ながら医学がこれだけ進歩しても、このストレスを防ぐ手はありません。どうぞストレスにたいしては十分の用心を希望します」との最後の結論の言葉を聞いて、天風先生は猛烈に反論する

「防ぎきれないとはどうゆうことだ。ストレスという新しい学説を出したまではセリエ先生も偉いが、もともと日本では『病は気から』といって、そのストレスがあるのは心がそうさせているのは解っていることなんだ。それを世界一流の学者が防ぐ手はないなんて。セリエ先生は解っていない。俺なら防いでみせるのに」

先の出血の例でいうと、顔面蒼白は出血に対する恐怖心から生じたものであった。この恐怖心は心の中の消極的観念である。天風哲学の「観念要素の更改」をつづけ、心を積極的にする実践を積めば恐怖心などなくすことができるのである

天風哲学 観念要素の更改 3 消極的な言葉は悪魔の言葉

2020-11-06 14:36:03 | 日記
日常生活を、明るく陽気に、溌剌として過ごせ。その最も簡単な方法は言葉の使い方である

消極的な言葉を発したり聞くと、それを感じた顕在意識が影響を受けて、発想の素である潜在意識を消極的精神にする

痛い、調子が悪い、苦しいとか言ってる言葉の奥の心は不愉快な思いが残る。むしろ心の中では現実以上の神経を使ってはいないか?どうして心の中を暗くして元気になれるのだ。不愉快な言葉は自分を貶めるばかりか、聞いてる他人をも不愉快にさせているんだ。それは無駄であるばかりか害になっている

気高い言葉、勇気のわく言葉、すなわち積極的な言葉を表現した場合は、生命の一切がきわめて状態のいい事実になって現れるが、消極的な言葉で表現される怒り、恐れ、哀しみ、迷い、悩みが遠慮なく口から出される場合は、それで神経系統まで影響を受けて、自分はもとより聞かされた相手まで、健康や運命のうえに恐ろしい結果をもたらすことになる

それに消極的言葉をいくら使おうが、現状打破にはつながらない

ある経営者が天風先生の所へ相談に来た
「いま新しい仕事を始めようかどうかでなやんでいるのですが」
先生は言う「そんなことは俺に聞くことではないだろう。自分でする仕事は自分で決めろ。自分でどうすりゃいいかわからないのなら、そんな仕事はしない方がいい」

天風哲学 観念要素の更改 2 睡眠

2020-11-06 14:09:24 | 日記
毎晩眠りにつく前に積極的なこと、楽しかったことを思って眠りについてごらんなさい。理想を言えば何も考えないでパッと眠れるのがいいが

寝際というのは、無条件にその時考えたことに同化してしまう暗示感受性がある。考えたことがそのまま潜在意識に刻まれてしまう

熟睡してしまうと、体も心も一時停止状態になっている。だが生命の炎は消えることなく続いている

熟睡中に偉大な宇宙エネルギーは、科学的に言うと眉間から入ってくる。それが脳の松果体にとどまり、次に神経系統の一番大事なみぞおちの太陽神経に受け入れられ、そこから体中の急所へ配分される

夜の寝際にクヨクヨしている人は、宇宙エネルギーの受け入れ体勢を自分から拒否している