毎度たいした話しも出来ない最下級なブログなのですが、今回は釣りと全く関係ないただの呟きなのでスルーして下さい。
息子の成長を感じる出来事がありましたので、書き綴ってみました。
事の始まりは、2~3ヶ月前になります。
ある土曜日、嫁は仕事だったので、朱流と二人で3時のおやつを食べていました。
その時、朱流が録画していたアニメを見たいと言い出したので、テレビをつけてメニュー画面よりハードディスクを選択しようとした時です。
このメニュー画面で、どうしてもYouTubeのおすすめ動画が出るのですが、朱流の大好きなガンダムが写し出されたのです。
朱流は嫁よりキツく『YouTubeは見たらアカン!!』と言われていたのですが、この時は私しか居なかったので甘えてしまったのでしょう。
今まで我慢していたものが爆発したのか、『YouTubeつけて!!』『ガンダム見たい!!』の大コールです。
親として駄目なのは分かっているのですが、根気比べに負けてしまった私は、朱流とガンダムを見る事にしました。
朱流は上機嫌で私の膝に座り、大好きなガンダムを見ていました。
ところが、嫁が予想よりかなり早い時間に帰宅して来たのです。
大音量でガンダムを見ていた為、嫁が車で帰ってきた音も気付きませんでした。
嫁が玄関を上がって『ただいま~』の声で初めて嫁の存在に気付いたのです。
私が『しまった』と思ったのと同時に朱流が、『父ちゃん早く止めて』と訴え、直ぐに大きな声で『母ちゃん、来たら駄目!』と叫んだのです。
そんな事を言ったら、真っ先に居間に来てしまうとも知らずに、素直な子供に育ったものです。
嫁が『なんで?』と言いながら、居間の扉を開けたとたん…
嫁『父ちゃん!何でYouTubeがついとん!!』
と、怒りを私にぶつけて来ました。
その嫁の言葉に、直ぐ様反応したのが朱流です。
スッと私の膝から立ち上がると、私の方を向いて両手で私の顔を挟み、私としっかり目線を合わせてから…
朱流『父ちゃん、何でYouTubeつけたん?何でなん?』
と、すっかり私を悪者に仕立て上げたのですΣ(-∀-;)
もう、この機転の良さに笑うしかない所ではございますが、私と朱流は嫁からこってり絞られたのは言うまでもありません(泣)
~それから時は流れて先日の事になります~
その土曜日も嫁は仕事で、私と朱流でお留守番です。
しかし、その日は嫁から『食パンを買っといて』と言われ、『ええよ』と返事をしたのですが、この買い物が非常に大変なのです。
先ず、朱流がかなりの出不精で、外出を非常に嫌がるのです。
もう将来、ニートになるのではないかと心配するレベルです。
しかも、行き付けのパン屋さんの食パンは、午前中でほぼ売り切れてしまう人気の食パンです。
何とかして午前中に買いに行かなくてはなりません。
流石に4歳の朱流を家に残す訳にも行かないので、何とか誘い出す思案をします。
誘うとなると、それは釣りと同じです。
餌を使うしかありません。
最下級『朱流、パン買いに行こうか?』
朱流『いやや』
最下級『コンビニでおやつ買ったるで~』
朱流『いやや( ̄^ ̄)』
中々頑固です。
こうなったら仕方ありません。
禁じ手を使うしかなさそうです。
禁じ手とは、朱流が大好きな『ガンダムのガチャガチャ禁止令』です。
ガチャガチャのオモチャのお片付けが全く出来なかった朱流は、嫁の逆鱗に触れてしまい、『ガンダムのガチャガチャ禁止令』が出てしまったのです。
しかし、背に腹は変えられません(使い方あってる?)。
最下級『じゃ、ガンダムのガチャガチャしてもええし』
朱流『……い…いやや…』
『いやや』の声に間と変化があったのを見逃しませんでした。
釣りで言えばチェイスがあったのと同じです。
攻め方は間違っていないようです。
最下級『なら、父ちゃんがガチャガチャしたかったって事にしてええから行こう!』
こう言うと、ニコッと笑って…
朱流『なら行く~(´∀`)♪』
と、素直にコペンに乗ってくれました。
先ず、パン屋に寄って無事に食パンをゲットしました。
それから、ガチャガチャのあるリサイクルショップを目指します。
最下級『よし!じゃ、ガチャガチャのあるお店に行こっか。欲しいのが出るとええな』
朱流の方を見るとニコッと笑った後、急にうつ向いて私にこんな事を言ってきたのです。
朱流『…父ちゃん…YouTubeん時、ゴメンな…』
何と、2~3ヶ月前のあの出来事を覚えていて、しかも自分の取った行動が良くない事と認識し、気になっていた様子でした。
もう親バカと呼ばれても結構なのですが、これには感心しました。
そして、この時のガチャガチャは、1回目はアッガイ、2回目でお目当てのガンダムMk-Ⅱを引き当て上機嫌で家に帰りました。
そして、お昼ご飯を食べた後、朱流はガンダムMk-Ⅱで遊んでいました。
まぁ、嫁が帰るまでには飽きるから、それまでに片付けたら嫁にはガチャガチャしたのはバレんやろう…と考えていたのですが、迂闊にも私は昼寝をしてしまったのです。
『ただいま~』
嫁の声です。
そして、朱流が『おかえり~』と言った声で『ハッ』と我に返りました。
嫁が居間に入るなり、机の上で見覚えのないバラバラになった『アッガイ』と『ガンダムMk-Ⅱ』を、恐ろしい顔で見ています
(;´゚д゚)ゞ
嫁『朱流、これどうしてん?』
その時です。
突然朱流が立ち上がり、私に背を向けて…
朱流『…だって…だって…父ちゃんが買ってもいいって言ったから…父ちゃんが…』
とプルプル肩を震わせて繰り返し呟いているのです。
私も嫁に『いや、これは俺が…』と言ったのですが…
嫁『父ちゃんは黙ってて!!』
とピシャリ!!
朱流は嫁との約束を破った事でこってり絞られました。
可愛そうな朱流。
庇いきれなくてゴメンな…( ノД`)…
その後、私は朱流以上にガッツリ絞られたのは言うまでもありません
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
と、親バカなのは百も承知なのですが、息子が立派に成長しているのをひしひしと感じる出来事でした。
まぁ、誉められた内容でもないのですが…
今年で息子も五歳になります。
そろそろ、嘘をつく事のリスクを教えていかないといけませんね。
私も若い頃は失敗を嘘で誤魔化して、信頼を無くした記憶があります。
一度無くした信頼を取り戻すのは、とても大変でした。
まだ、若ければ挽回のチャンスもあるでしょうが、もし今の私の歳で信頼を無くしてしまうと、もう居場所が無くなってしまうでしょうね。
こんな最下級らしくない事を言ってますが、この歳になっても嘘をつきたくなる事はあります。
でも、そこは踏みととどまって事実を話し、父ちゃんは今日も会社で怒られています
( ノД`)…
ん?…ちょっと待って下さい。
かっこ良く締めようとしましたが、嫁に隠れてコソコソ朱流に悪知恵を教え込んでいるのは私では無いですか!
これは嫁からの信頼をなくしているのではないでしょうか。。。
セルフボケツッコミとなってしまいましたが、大いに反省します(汗)
それと、私の夢の一つである、『息子との釣行』なのですが、極度なインドア派の朱流では叶いそうにありません。
もっと外に出て、釣りに限らず色んな事に興味を持って貰いたいのですが…
色々と、どう教えればいいのか…これは親としての宿題ですね(-_-;)