桜も咲き始めた今日この頃、シーズン初の渓流へ行ってきました。
5時30分に自宅を出発し永源寺を目指します!
この日の朝は霧が濃く朝焼けがとても綺麗に見えました。

6時40分永源寺に到着。
先ずは御池川方面へ行ってみたのですが…
行きたかった所には既に先行者の車があり…(泣)
第2候補で茶屋川へ向かったのですが、ここでも先行者が…(~_~;)
不本意ですが八風谷を釣り上がることにしました。

今日はルアーで釣り上がります。
16号様!今シーズンもよろしくお願いします!!

それと、今日はニューアイテムを一つ…
それは超格安ロッドで有名な「鱒レンジャー」です!!
ツリングモンキー鱒レンジャーNEXTSP40

このロッドは以前から気になっていたグラスロッドです。
以前、魚をバラシてしまう要因について…
ハマオさんから「多分、グラス以上に柔らかいロッドに変えたことで、常にテンションを掛けれるからだと思います。」とのお話を頂戴しまして…
となれば、カーボンよりもしなやかなグラスはバラしにくくなるのでは?と期待して購入しました。
まぁ、失敗しても¥2,000くらいですし…(笑)
予定よりかなり遅くなりましまたが、今シーズン初釣行のスタートです!

朝日が気持ちいい!!

スプーンで釣り上がります。
驚いたのは鱒レンジャー…
とてもキャストかしやすく、なんだか上手くなった気分です。
オモチャみたいなロッドだろう…と思ったのですが、評判通りとても良いロッドです。
これは買って正解でした!
で、肝心の釣果は…
岩を乗り越え…淵を迂回し…
良さそうなポイントもあるのですが…

全く反応がありません。
しかし、渓相はとても綺麗で…
異世界に来た感覚になります。

と…その時でした!
バキッ…バキバキ!!…ドッコーン!!!
と、前方で大きな音がして、気が大きく揺れています!!

完全に体が固まってしまいました…
あんなに木を揺らす力があるのは熊でしょうか…
周りに人がおらず恐怖しかありません。
なぜか、こんな記事を思い出してしまいました。

引き返そうか…と思いましたが…
他に行くアテもないので、ここで引くわけにはいかないのです!
手には安全ピンを外した熊スプレーを準備して…

覚悟を決めました!
徐々に近づいて行きます。
すると、再び…
バキバキ…バキッ!
大きな音と共に木が大きく揺れています。
姿勢を低くしゆっくりと進みます…
そして、かなり近づいたときでした。
渓流の流れる音で聞き取れなかったエンジンのような音がかすかに聞こえます。
最下級「あれ?」
あの音の正体は、重機とチェーンソーで杉の木を伐採している音でした(笑)

アハハハ…(^○^)…って!
笑い事ではありません!!
本当に寿命が縮む思いでした。。。
そして、伐採している所に堰堤があるのですが…
これだけ大きな音をだしていると、例え魚がいたとしても、口を使わないでしょう…
とはいえ、折角なので狙ってみました。

予想通り、アタリどころか魚影も確認できませんでした。
堰堤を超えるのに高巻きしますが、登り易い所は伐採している真っ最中…
迂闊に伐採エリアに入ると木の下敷きになりそうです。
なので、少し下って大きく迂回しました。
沢山の杉が倒れています。

上から伐採の様子を見ていると…
重機の運転手の方が大きなくしゃみを連発しています。

花粉症なのでしょうか?
これだけ倒せば花粉はかなり舞っているのでしょう。
仕事とはいえ、自分で自分を追い込むスタイル…
気の毒です…
更に遡行します。
しかし…その後もアタリどころか魚影も全く確認できません。
また堰堤が出てきました。

とても良さそうなのですが…

ここも魚の気配は全くありません。
再び高巻きして遡行します。
ここは雰囲気が変わりまして…
別荘でしょうか?お家があります。

結局、421号線まで来ましたが魚の気配すら感じ取れませんでした。

421号線にある堰堤もじっくり攻めてみますが…

結局ここも異常なし!!
421号線を超え、更に八風谷を遡行しようかと思ったのですが…
先行者がいたので、ここまでとしました。
なるほど…人が全くいないのは魚がいないからなんだ…
と自分のスキルは棚に上げて納得します。
時間は12時30分デス。。。
ちょうどお昼どきなので昼食にしました。
定番のカップヌードルシーフード。

おにぎりと一緒に美味しくいただきました!

お腹もふくれたところで…
再び、御池方面に向かおうかと、車を走らせていると…
神崎川の入口に車がなかったので、ここに入ることにしました。

16時にシュルをお迎えに行くので、15時前には帰らないといけません。
ここが最後のポイントになりそうです。
神崎川の入口にキャンプ場があるのですが、その前に多くの釣り師が集まっています。
私はそこから少し上流に向かって歩き入渓しました。
水量も多くイイ感じです!

しかし、ここでも魚の反応は全くなく…
遡行していくと、前方で餌師の方が釣りをされてまして…
例え先行させてもらっても、その先は毛鉤専用区になっていて、餌とルアーは禁止です。
そして、脱渓出来るポイントもないので戻ることにしました。
今シーズン中には、この毛鉤専用区で釣りをしてみたいと思います。
今日はボウズか…
入渓した所まで戻り、半ば諦めかけたときでした!
スプーンの後ろを付いてくる魚影があります。
ドキッとしたのと同時に、ピックアップ直前のスプーンへパクリと食らいついてきました!
今シーズン初の渓魚です!!

アマゴを釣るのは久し振りで感無量です!!
アマゴに感謝しつつ元の川にお戻りいただきました。

これでボウズはまぬがれました。

ホッとしたのも束の間、後ろから声を掛けられました。
若きルアーマン「どうですか?」
最下級「何とか一匹釣れました(笑)どうです?釣れましたか?」
若きルアーマン「そうですか。自分は結構釣れました。先程放流したみたいで…このすぐ下の縁に沢山魚が溜まっていて良く反応しますよ。」
最下級「えっ!?そうなんですか??」
若きルアーマン「この先、どこまで行かれますか?」
最下級「私は行かないのでいいんですが、この先で餌釣りの方がいらっしゃいますよ。」
若きルアーマン「そうですか。行ける所まで行ってみます。」
とても礼儀正しく、更には有益な情報まで提供して頂きました!
あの時は釣ることで頭がいっぱいになっており…
お礼も言えていない自分が恥ずかしくなってしまいました。
早速下の淵に行くと確かにアマゴが泳いでいます。
なるほど、餌師がワラワラ集まって狙っているのはこの放流魚のようです。
私もスプーンを投げ続けますが…
チェイスは多くあるものの中々ヒットに至りません。
しかし、粘って…粘って…何とか2匹目!

先程の若きルアーマンが戻ってきました。
そして、私より少し下で釣り始めたのですが、ミノーを使って4〜5匹連発しています。
その後…
若きルアーマン「ここ横切っていいですか?」
と聞かれましたので、了承したところ川を渡って何処かへ行ってしまわれました。
カッコ良すぎです。。。
後になって、ルアーのコツを教えてもらえば良かった…と後悔しています。
若きルアーマンは、ミノーを使っておられたのですが…
4ftの鱒レンジャーはロッドが短く、トウィッチをするのは大変です。
真似をしてみますが…
私の狙っているアマゴは、残念ながらもミノーには見向きもしません。
しかし鱒レンジャー…
ヒットした2匹はバラすことなくキャッチ出来ました。
このロッド…ひょっとしたらスゴいロッドなのでは…
侮れません。。。
で、私もそろそろ帰らなければならない時間になったので、納竿にしようかと思った時でした。
キャンプ場の方から老齢な餌師が近づいてきます。
そして、10メートルもない川幅にも関わらず私の向かいに陣取り…
こともあろうに餌師が仕掛けを投入してきたのです!!
まだ私がいるのにも関わらず、後から来て私と同じポイントに仕掛けを投入するなどありえません。
注意しようとしたのですが、直ぐ帰ってしまうのに注意するのもなんだかなぁ…
と思ったのですが…
このまま帰るのも面白くありませんヽ(`Д´)ノ
なので、こちらもありえない作戦にでました。
それは…
ルアーが引っ掛かったフリをして川に入る作戦です。
餌師は仕掛けを流していますが、人がいるポイントに後から入ってくるような輩です。
川に入るのも断りもせず、バシャバシャと入りました。
何か言ってくるかな?と思ったのですが、何も言ってきませんでした。
そして、私が川に入ったことによって、アマゴの群れは散り散りに何処かへいってしまいました。
これで、やっと帰ることができました。
ちょっと大人気なかったと反省してはいますが…
餌師は老齢な方でしたが、若いのにジェントルなルアーマンとは真逆の人種…
餌師の方全員がそうだとは思いませんが、餌師の考えていることが良く分かりません。
釣れれば何でもいいのでしょうか?
少なくとも、私は歳をとってもあのような行為は慎みたいと思います。
ホント、最後の最後でとても嫌な思いをしてしまいました。
そして、車に荷物を積み終え、上から川の様子を見ていると…
相変わらず沢山の釣り師がいます。
「結構釣れたわ」とか言いながら、ビニール袋をガサガサ出して見せあっている姿を見ていると…
渓流釣りってこうじゃないんだよなぁ…と思ってしまいました。
勿論、ボウズよりは全然いいのですが…
今日釣ったアマゴも素直に喜べなくなってしまいました。
なんとも複雑な心境です。。。
まぁ、私のような者がそんなこと言える立場でもないのですが…
このような釣りで満足できるなら、餌の釣り堀に行って欲しいです。
まぁ、お金を払っているので人それぞれ…ということになるのですが…
もっと天然魚が増えることを願うばかりです。
今回もギリギリのところでボウズは免れましたが、何とも後味の悪い釣行になってしまいました。。。