釣り界の最下級釣り師 ~釣りをさせて頂きありがとうございます~

釣りが趣味と豪語しながら、圧倒的な下手さで初心者の嫁にも負ける駄目な最下級釣り師の記録。

愛知川上流釣行 天然魚を求めて

2021-03-20 22:07:00 |  実釣
今週の木曜日、シュルが卒園式を迎えました。


入園したのが6年前…
まだ喋る事も出来なかったシュルが、もう卒園することに時の流れを感じます。

シュル、卒園おめでとう!


そんな卒園式が終わった後、シュルが「マックのテリヤキバーガーが食べたい!」と言うのでマックに向かっていた時でした…

嫁「明日天気が良さそうやし釣りに行ったら?」

最下級「マジっすか!?」

次の日は有休を取得していたのですが、てっきり家の用事を仰せつかるかと思っていたのに、まさに晴天の霹靂…寝耳に水…藪からスティック!

もう釣りに行くしかありません!

万が一の事を考え、寮からは渓流タックルを持って来ていましたが正解でした。

そして翌日…

朝の気温は1℃と低く霜が降りていましたが快晴です!

快晴が釣りに良いとは言えませんが、とても清々しい気分です。

家を出て約1時間で到着しました。

因みに今日も放流日なので、とても車が多く平日とは思えません。

しかし、私は放流魚ではなく天然魚を求めていたので上流を目指しました。

今日はボウズ覚悟の釣行です(いつも覚悟している)!

そして、まだ人がいないスペースにコペンを滑り込ませて、そそくさと準備し入渓します。


青空の下での釣りはやはり気持ちがいいもんです。


渓に降り遡上します。

アチコチに良さそうなポイントがあります。


ですが、魚影すら確認する事が出巻きません。

例え釣れなくてもルアーを追い掛けてくる魚影は見えても良さそうなもんですが…

因みに今日はスプーンのみを使用する事に決めていました。

理由はまだ水温が低いので、スローな釣りの方が良さそうな気がしたからですが…

遡上しながら、キャストとリトリーブを繰り返します。

こんな岩場を乗り越え…


その先にある楽園を目指します!

流石、滋賀県屈指の渓流です。
久多川よりスケールが大きいです。

入渓してから2時間、ひーこらしながら遡上して行きますが、アタリどころか魚影すら確認出来ない状況に凹みます。

そして、やっと魚影を確認出来たのがこの僅かな隙間です。


スプーンの後ろに付いてきたのですが、直ぐに岩陰に隠れてしまいました。

魚影は間違いなくアマゴです! 

私はアマゴに問いかけます。

最下級「ほーら、怪しいおじさんじゃないよ。ちょ~っとだけ写真撮らせてくれないかな?」

最下級「その代わりに、その美味しそうなスプーンを食べてもええんやで…へへへ…(^ρ^)」

アマゴ「…」

しかし…アマゴは姿を見せてはくれませんでした(泣)

それでも魚影が確認できました!

ここから先はまだ先行者が入っていない可能性が高そうです。

これは期待がもてます!

そしてほどなくして…

ここで本日の初ヒットでしたが、残念ながらバラしてしまいました。


更に遡上していくと、アマゴがルアーの後ろを付いてくる様子がチラホラ見えるようになって来ました!

良さそうなポイントで魚影が確認出来ますが…


ヒットには至りません(泣)

少し疲れてきたので、休憩してコーヒーを沸かそうとしたのですが…

持って来たはずのバックパックがありません!

コペンに置いてきてしまいました(゚∀゚)マジッスカ!?

ここまで、背負っていない事に気付かない自分に驚きです。

カップ麺も買っていたのに…

今日はお昼抜きです。

岩に座って綺麗な渓相を眺めます。

とても綺麗な景色なのにコーヒーがない事に釣果とは別の口惜しさが滲みます。

ふと足元を見ると、カゲロウの成虫が岩にとまっていました。


種類までは分かりませんが、フライのシーズンも到来しているようです。

そう言えば…私のフライは…

…気を取り直し遡上して行きます。

それにしても晴れた日は水がとても綺麗に見えます!

凄く綺麗なエメラルドグリーンの水です。


そしてこの淵を越えた所に…


良さそうなポイントがありました。


静かに近寄りキャストします。
 
リトリーブしていると魚影が追ってきます!

残念ながらヒットしませんでしたが、少し時間をおいて再びキャストします。

リトリーブしていると、2匹の魚影が我先にとスプーンを追い掛けてきます!

すると、そのうちの一匹がスプーンにチェイスして難なく釣ることができました!


サイズはとてもちいさいですが…^_^;
とても綺麗なアマゴです。


放流モノか天然モノか…私には判断ができませんが、これは天然モノと言うことに決めました。

気を良くした私は空腹も忘れ更に遡上していると、支流との分岐点でおじさんがご飯を食べていました。

最下級「こんにちは!どちらに上がりますか?」

おじさん「なんや?」

最下級「どちらの川に釣り上がって行きますか?」

おじさん「あー、俺釣りちゃうねん。仕事でここにおんねん。」

と、ヘルメットを見せてくれました。

りとは関係ない人でしたが、やはりちゃんと声掛けする事は大事ですね。

これで堂々と遡上できます!

スミマセン…と声を掛け、遡上して来た川筋を歩き始めた時でした。

前方に人がいます。

ちょうど工事のおじさんの休憩している所には、入渓する階段があったのでここから入って来た人かと思ったら…

どんどんと釣り下って来るではありませんか!!

これはルール違反です!

餌師の方かテンカラ師の方かは分かりませんが、長い竿を振っているのが見えます。

一気にやる気が無くなってしまい、脱渓することにしました。

ここまでの釣行時間4時間30分。
時間は13時を回っています。

後1時間は釣りをしていたかったのですが残念です。

林道を歩きコペンまで40分ほど歩いて戻りました。


遡上していたのに、前から人が来た時の絶望感は凄いですね。

まだ渓流を始めたばかりの頃は釣り下っていたこともありましたが、運良く釣り人に出会う事はありませんでした。

今回の経験から、釣り下る事はしないようにルールは守りたいと思います。

それにしても釣り師が多い渓流です。
金曜日とは言え平日なのに驚きました。

今から5月いっぱいは虫も少く、快適に釣りが出来る季節なので、仕方ないと言えば仕方ないのですが…

1つ良い事は、これだけ人の気配があると熊やイノシシや猿は近づいて来ないのかな?…と前向きに捉えております。

話は変わりますが…

今週の初めに、師匠がガリバーさんへお邪魔したそうで、とても綺麗なレインボーをゲットされておりました。


次はドラグを鳴らす釣りもいいかも?と考えてしまいます。。。

コメント (2)
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愛知川上流釣行 慣れないことは上手く出来ないのです…

2021-03-07 21:16:00 |  実釣

全国の渓流ファンの皆様、いかがお過ごしでしょうか?

最下級釣り師です。

全国の渓流中毒者の皆様におかれましては、ウェーダーを履いて竿振り回す事が出来、先ずは中毒症状がかなり和らいだのではないかと思います。

かく言う私もその内の一人でありまして…

今回は解禁を少しずらして有休を取得し、愛知川上流へ行って来ました。

しかし…

天気は釣行予定の2日前までは、ほぼ曇りの予報だったのが、前日には昼から雨の予報となってしまい…

当日になると朝から雨でして…


一昨年の釣り納め釣行から天気にはホント恵まれていません。

とは言え、シトシト雨なので多少の増水はあっても濁りが入る事は無さそうなので、愛知川釣行を決行しました。

天気は雨でも気温はそれ程低くないのが救いです。


自宅から約1時間で愛知川上流に到着しました。

先ずは永源寺にある道の駅でコーヒーを調達します。


それと、雨が降っていたので、ここの休憩所でウェーダーとベストを装着します。

雨の時、コペンは辛いですね…(泣)

そしてマップを見てどこに行くか考えてみます。


前回は(と言っても去年の話^_^;)御池川方面へ行ったので、今回は茶屋川方面へ行く事にしました。

車でひた走り、渓流に降りられそうな道を探していたのですが、気が付けば石榑トンネルに入っていました。

石榑トンネルは、鈴鹿山脈を貫くトンネルの1つで、滋賀県と三重県を繋いでいます。

全長4.2㎞あり当然途中でUターンは出来ません。

一度三重県側まで出てからUターンするしかないのですが…いきなり時間ロスです。

またUターンしてから様子を見ますが、川近くの駐車スペースはどこも車が入っており、私のような新参者は空気を読まずルール違反をしてしまいそうだったので、結局車が止まっていなかった道の駅付近まで戻って入渓しました。

今日のタックルは、トラウティーノTTS-462ULとABU RevoALXΘ 2000SHです。


そして今日はCASIO EXLIME EX-FR100をヘッドカメラにしてインターバル撮影を行いました。

今日こそはこのタックルと、昨年完成したランディングネットへ入魂出来る事を願って実釣開始です!

愛知川初めての本流です。


久々の渓流に心癒されます。


しかし…

解禁の時に沢山放流したようなので、「ボーーっ」と浮いてる魚でもいるのかと期待したのですが…

魚影すら見ることもなく…ポイントを移動する事にしました。

もう一度、茶屋川へ行こうとして、それらしい細い道へ入ったのですが、結構荒れていてコペンで進むにはちょっと無理がありそうだったので断念しました。

他のポイントも相変わらず人が多く、平日とは思えません。

それもそのはずです。

今日はアマゴの放流日なので、皆さんそれを狙っての事なのでしょう。

私は、ずっと以前からこの日を有休にしていたので、決して放流魚を狙うつもりで来た訳ではありません。
 
一応断っておきますが、私が予定した有休と放流する日程がたまたま重なっただけです。 

…と言う事で、漁協でもオススメだった御池川に行く事にしました。

前回は御池川の支流に入ったので、初の御池川になります。

適当に入れそうな所で車を停めて入渓しましたが結構な斜面です。
早速遡上して行きます!


とても綺麗な渓相です!

晴れてたらもっと綺麗なんでしょうね…


歩いてるだけで癒やされ…いえいえ!

ここに来た時点でもう昼を少し回っていたので、癒やされている場合ではないのです!

ですが…魚影すら見えない状況に、「今回もか…」と諦めモードに突入しかけていました。

遡上していると、小さな堰堤が見えて来ました。
狙って見ますが反応はありません。
堰堤を登った所で、タックルが置かれていました。

周囲を見渡しても人影はありませんが、近くに道路へ出る階段が見えたので、脱渓して休憩しているようです。

と言う事は、今まで来た所は既に抜かれた後だったのでしょうか?

一気に疲れてしまいました…

これ以上許可なく勝手に遡上するのはルール違反なので、私も脱渓する事にしました。

道路に出て、コペンの所まで戻ると…
反対車線に軽トラが停まっています。


軽トラの運転席に人がいたので、「こんにちは」と声を掛けた所…

「どう?釣れた?」と声を掛けられました。

さっぱり釣れませんでした…と答えると、ここでトンデモない情報が入ってきました!

軽トラの人「そうですか…でも、もうすぐここで放流するから釣れるかも知れませんね」と…

最下級「え!?そうなんですか???

興奮した私は、一気にやる気ボルテージが上がります。

すると1台のトラックがやって来ました!

荷台には、私の夢と希望が載っていました!!!


すると、あれよあれよと言う間に、軽トラが集まって来ます!

先ほどの方は漁協の関係者のようです。

今日の放流は「アマゴ」で、バケツ4杯分をここに放流するようです。

手際よくバケツにアマゴを移して、先ほどの急な斜面を降りて行きます。

当然、私もその後をいそいそと着いて行きました(笑)

渓流での放流に立ち会えたのはラッキーでした!

まぁ、これで釣れるかどうかは別問題ですが…(^_^;)

このように漁協の方々が放流しているから、渓流釣りが成立しているのでしょうね。

当然、狙うは天然モノですが、釣れなければ面白くありませんし、この中から天然モノに昇華する個体がいるかもしれません。

「ほな頑張って!」と声を掛けて下さり、渓流の勇者達(漁協の皆様)は希望を待っている次の釣り師達の元へ旅立って行かれました。
 
渓流の勇者様(漁協の皆様)、ありがとうございました!

さて…ここからどうしたものか?と思案します。

ついさっきまで、トラックに揺られいきなりバケツに放り込まれたアマゴが、すぐにルアーで釣れるとも思えません。

しばらくポイントを寝かした方が良さそうです。

もしかしたら、寝かせてる間に何処かへ行ってしまうかも知れませんが…(笑)

寝かせてる間暇なので、放流ポイントよりも少し上流にあるポイントに向けてキャスト練習をする事にしました。

まぁ、先程遡上した所なので、釣れるとは微塵も思ってませんでしたが…

ルアーはピュアのスプーンをチョイスしました。

ピュアに付け替え、3投ほどキャストした時です。

ピュアの後ろに黒い影がついて来ました!

尺はありそうな大きな魚影です。

スローに手元まで巻いて来ましたが、逃げずにずっと追いかけてくるので8の字で誘ってみます。

しかし、残念な事に見切られたのか、スッと目の前の大岩に隠れてしまいました。

心臓バクバクしましたが、今日の山場が終わった…と実感した瞬間でした。

しかし、ドラマはここから始まったのです!

イワナが隠れたのは左側の岩です。

駄目元で、岩の奥へフリップキャストでルアーを送り込みます。

寮での地味な室内練習の成果が活かされました!

そして、岩の先をかすめる様にルアーを流していた時です!

急にロッドが絞り込まれました!

かなり首を振っていますが、フッキング(向こう合わせ)がしっかり出来ているようです。

安心して(慌てて)ランディング出来ました!


やっと…やっと、自作ランディングネットに入魂出来ました!


しかも人生初の渓流で釣ったイワナです!

サイズは尺に少し届かない27㌢でした。


上出来な結果ですが、1つ残念なのは尾ビレを見た所、解禁の時に放流された個体のようです。

諦めかけた気持ちの中のキャストではありましたが、一応狙った通りに釣れた事がとても嬉しく最高の1匹になりました

しかし、慌てて撮影をしたせいか、タックルを配置したり、ランディングネットに沿わせて頭をアップにして撮影する構図等々…

釣れたら綺麗に撮影するつもりにしていたのですが、釣れた事に舞い上がってしまい舐め回すような撮影会をすっかり忘れてリリースしてしまいました( ノД`)…

慣れない事態が発生するとこんなもんですね(泣)
次釣った魚はしっかりと撮影させて頂きます!

で、その後放流アマゴを狙ってみたのですが音沙汰なく…脱渓する事にしました。

時間もなくなってきました。

最後に、漁協付近の本流を探ってみましたが…釣れる気配はなく…

そしてタイムアップとなり納竿としました。

再び道の駅に戻り釣具の片付けをします。

ちょっと食堂のメニューを見てみたのですが…


鰻丼が安い!


そして何コレ?美味しそう!


今度食べてみようかな?

と言った所で今回の釣行は終わりました。

無事に一匹釣れた事に安堵しておりますが、たまたまそこに食い気のある魚がいただけで、何か…こう決定的な何かが掴めていません。

要は、渓流ルアーの釣り方がまだ理解できておらず自信が持てていないのです。

これは経験を積むしかないのですが…

しかし、今の私には経験を積むための時間が限られています。

次回の釣行からは、再びボウズ街道まっしぐらかもしれませんね…
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