パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

友達からのメール

2009-12-26 15:30:57 | ちょっと寄り道=独り言=
 クリスマスの夜、
他県に住む“短大時代の友達”から、メールが来た。

 この日曜日に母方の祖父が他界いたしました。
 逃げるように引越しをし、3年。
 かなり住所の分からない人が増えています。
 私が今まできちんとしてなく、申し分けありませんでした。
 やっと落ち着きつつあります。
 できたら住所教えてね。

彼女は仲間内で、
一番のしっかり者で、しかも一番綺麗な子だった。

 卒業後、
彼女は地元に帰ってしまい、
なかなか会えなくなってしまったけれど、
結婚して二人の子供を授かり、
年賀状から、幸せな生活を送っているのだな…とだけ思っていた。

でも、数年前、彼女はご主人を病気で亡くしてしまった。

葬儀に参列できなかった私は、もう一人の友人と一緒に、
数日後、お線香をあげに行った。

「数年前から、調子が悪かったの。
 いろいろあって、やっと落ち着いて来た矢先だったのに…。」
「いろいろ…って?」
「うん…。色々…。」
意味深な返事だったけれど、なんとなく…なんとなく… だった。

手術をして、これから元気になっていくだろう…ハズの夫を亡くし、
彼女は、取り乱して泣いてばかりだった。
そんな彼女を、子供たちが慰め、支えていた。

小さな子供をどうやって一人で育てていけば良いか…
今まで、敷地内同居をしてきたが、このままココに居ても良いのか…、
病院を訴える…という義両親…、
若いんだから…と、もう一度人生をやり直すよう勧める親戚…、

彼女は、いろんな悩みを抱えながら、
夫の職場・役所・学校・銀行・保険…など、
多忙な日々を送っている真っ最中だった。

 
 あれから、何度かメールを交わしたけれど、
年賀状は来なかった。
正直、年賀状どころでは無かったと思う。

でも、今回のメールで、
この数年の間に、色々あったんだな…と、理解出来た。
きっと、他人が介入出来ない様な、複雑な問題があったのだと思う。

大黒柱としての勤め…
子育て…
夫がいない状態での義両親との生活…
相続の問題…

あのメールで、
言い尽くせない様な苦労があった事を知った。


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