SNSの全盛時代、手軽で簡単に世界の人たちとコミュニケーションが取れるという
メッリットがある一方、デメリットの怖さを福田和代著「ディープフェイク」で体験。
ーー 仕組まれたネット炎上 身に覚えのない容疑で、追い詰められる 恐怖
仕事、名声、家族・・・・・全てを失った教師は、自らの尊厳をかけて、真相究明に
挑む。 衝撃のサスペンス。 ーー (「ディープフェイク」の本帯より)
「ディープフェイク」ーAIによる画像合成技術
「鉄腕先生」と呼ばれメディアにも注目を浴びていた中学教師の恐怖が、
見分けがつかないほど精緻に作られたフェイク動画や合成写真のネット拡散
で始まった。
会ったこともない、知らない人たちも加わり、誹謗中傷されネットの中で自分
ではない自分が生まれ育っていく恐怖。
どうすることも出来ない焦りと全てを失っていく恐怖が増していく!
果たして主人公湯川を陥れようとしているのは誰か?
発信者情報開示請求をしても結局は個人を特定出来ないという不合理。
どう解決をしていくのか? 謎解きよりも遙かに難しい! 緊迫感!
主人公の場合は、まだ何人かの強い味方がいたのでどうにか容疑者が分かり、
元の生活に戻れましたが、普通の一個人では到底無理だと思いました!
また、容疑者(犯人)への湯川の静かな復讐は痛快でした!
今まで通り平凡だけど静かにコロナ禍を過ごしていきます。
*今朝のモーニングショウで
「侮辱罪の厳罰化などの刑法改正案が決定されSNS上の誹謗中傷対策が強化された」
と報じられていました。