昨年、コロナの影響で映画放映延期となり、公開は未定とのことで大変ガッカリして
いましたが、ある日大きな宣伝ポスターで「2月25日から公開」を目にし、心待ち
にしていました。
前作の映画を遙か昔にテレビで見ていたので、既に内容を知っていたのでゾクゾク
ハラハラするような緊張感はありませんでした。
でも映画館での迫力、音響は格別で、違うスリルを味わうことが出来ました。
また、数年前にナイル川をクルージングしながらのエジプトの旅(blog内にリンク)
を楽しんだ私は、映画の中でエジプトがどのように利用されていて、撮し出されるのか
大変興味を持って大画面を見つめました。
ワインを片手にスフィンクスに対峙するポアロ、三大ピラミッドのひとつである
カフラー王?のピラミッドの上で凧を揚げるポアロの友人ブーク、三大ピラミッドを
キャンバスに描くブークの母。
なんと優雅な光景でしょうか! 信じられない!!
どこまでも続く静かなナイル川、豪華客船、荘厳なアブシンベル神殿、オリエンタルな
ホテル、ロマン漂うエジプト。 もう一度エジプトを旅して見たくなりました!
以前、NHKのテレビシリーズ「名探偵ポアロ」を熱心に見ていたので、「ポアロ」と言え
ば、「デヴィッド・スーシェ」しか頭になかったのですが、「ケネス・ブラナー」のポアロ
も Bravissimo! Molto bravo!
ポアロを象徴するあの立派なお髭は伊達で生やしているのではなかったのには、非常に
驚きました!! まったくの驚きでしかありません! 映画を見た人だけが知る??
事件解決後、髭を剃り落としたポアロはロンドンのナイトクラブで、ただひとりサロメの
歌声を聞いていました。
そこには新たなポアロの人生が始まったように感じました。 (3月4日金曜日)