標記の集いが来月に習志野市で開催されます。
主催者は、これまで船橋市において2008年より通算4回の「中村哲医師講演会」を実施してきた市民や賛同者で形成された実行委員会です。
前回は、2018年に船橋市民ホールの大ホールに1,000人超の参加者を得ての講演会でした。
パワーポイントで写真等を交えての中村さんにお話は、実にしっくりと心に染み入るものでした。
「平和は観念ではなく実態である」という言葉や、遺族の一人である長男が語った中にあった『口先だけじゃなくて、行動に示せ』という言葉が印象に残ります。
当初は現地の人々の命を救うために赴いた医師でありながら、現地の人々と共に暮らす中で、「100の診療所より、1本の用水路を!」という思いに至るのです。
ともすると、理想を追い求めるあまり観念的になりがちな「平和運動」に一石を投じられた思いがしました。
自らが行動の人であったが故に中村さんが語る言葉は説得力があり、結果的に名言として残りました。
まさに哲学者のようでもありました。
こんな中村哲医師が昨年の12月に護衛の現地の人々と共に銃弾に倒れました。
全くもって残念であり悔しくてなりません。
しかし、中村さんが築いたものは広く人々に浸透しつつあります。
私たちは、これからも多くの人々と共に、中村さんの遺志を引き継いで発展させていきたいと願っています。
12月5日はコロナ禍での実施のため、入場者をごく少なく限定して行います。
そして、当日の会場の様子を無料のオンライン中継で公開します。
是非、多くの皆さまに観ていただきたいと思います。
◆とき:12月5日(土) 13:30〜16:00
◆場所:プラッツ習志野 市民ホール(京成大久保駅下車1分)
◆内容:藤田千代子(ペシャワール会PMS支援室室長)さんの報告等
◎オンライン中継(ユーチューブ) 検索文字:「中村哲医師1周忌のつどい」
(中村哲医師1周忌のつどい:実行委員会:関川俊一)