堀之内の県立図書館に本を返しに行き、美術館の前を通ると薔薇の花壇が出来ていました。
1週間飾られていたそうです。
愛媛県は全国有数の薔薇の栽培地だそうで、それがこのコロナ禍で売れず生産者が困っていると聞いていました。
業者たちか市場が無料で花を提供しているのでしょう。
愛媛の薔薇でお出迎えとあり、SNSで愛媛の薔薇の宣伝をしてほしいという趣旨のことが書いてありました。
私がへそ曲がりなせいかもしれませんが、SNSという文化は馴染みにくい。
もちろんハッシュタグとやらで、抗議活動に使ったり(私も参加しました)はありますが、
赤の他人に今いる場所とか昼飯とか趣味を紹介する心理というのは何なのだろうか。
この間「ちょっとおしゃれなレストラン」で昼食を食べていたら、隣の席の女性がしきりにランチの写真を撮っていた。
「何のために写真を撮っているのですか」と聞くと、「SNSに載せるため」という。
「なぜそんなことをするのか」聞くと、「宣伝になるでしょう」という。
なんてあんたがこの店の宣伝をしなくてはいけないのか、と聞きたかったけれど、通じそうになかったので沈黙しました。
ま、どっちでもいいだろうと言われれば、いいんですが、本当にいいんでしょうか。
-K.M-