よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

ガレ-ジの屋根

2010-11-21 20:23:02 | 物づくり

ジ-プ車庫の屋根の修理をしなければと思いつつ、
まだまだ大丈夫だと思いきや、思った以上に痛みがひどく
葺き替えることに。
今日は、冬とは思えないほどの陽気で、汗をかきつつ
上着を脱ぎつつ、とうとうTシャツ一枚に。

 

 

         

釘を抜き、踏み抜かないよう注意しながら・・暑!

 

         

サクラが「ねぇねぇ・・なにやってるの?」と顔を出す。

         

さて・・このガレ~ジ屋根を葺き替えるだけでは面白くない。
どのように変貌を遂げるか・・こうご期待!

       

                       

                  ↑

さてここで問題です!・・・・これは何に使うのでしょうか?
    これだけじゃわからんわな!・・・(爆)


石垣

2010-11-09 08:47:35 | 物づくり

でこぼこ道路が舗装することによって立派な道路となったが、
その為のり面が道路から流れ出す雨によって崩れ、後に舗装も陥没
することになるため、石垣で補強する事にしたのだが
なかなか石が集められない。

早朝5時起きし、石を集め積んだ経験はないが、子供の頃親父が
積んでいたのを思い出し、見よう見まねの作業だが、
崩れない為の力の流れを考えながら、内側に力が流れるよう、裏込め石で調整し
根石に力を伝えるように積めばいいのだが、なかなか理屈通りには
積めない。

本来は「ちょうはり」に糸を張って通りを調整しながら積むのが
本来の積み方なのだが、そこは適当に、目視で。

 

 

 

           

この部分を積めば終わりではなく、乗り入れの向こうにこの3倍の
長さののり面があり、石積みは諦め、他の方法で土止めを考えないと
大量の石を集めなければならないことになる。


サヤ完成

2010-11-01 20:58:40 | 物づくり
サヤの完成!
ベルト通し皮にしようかと迷ったが、皮は水にぬれると縮んでしまうため諦める事に。



ついでにのこぎりの刃の目立てにも挑戦したが、なかなか思うように
目立てが出来ない。
子供の頃親父が何時も目立てをするのを観ていたので、どう研ぐかは分かっていたが、実際やってむると簡単には出来ない。

ヤスリをかけ、アサリを調整し、最後には刃のうえに縫い針を置くと
針は先端まですべり落ちた。
それほど正確にアサリを調整できた親父の目立ては凄かったんだろう。

サヤ

2010-10-31 13:26:14 | 物づくり
のこぎりのサヤを作る。
パインの8ミリの板を挽き、のこぎりの厚みを板に彫り
一枚の板に貼り付ければ、サヤになる。
昔、親父が作っていたのを思い出す。
「ここは どうやって納めたんだろう?・・親父は」
と、独り言を言いながら。








掘り込んだ溝に帯を廻し、ベルト掛けをつければ
出来上がりになるが、その前にオイルを塗って
乾けば、赤い帯を入れよう。


カ-ビング

2010-10-19 11:03:23 | 物づくり

   
 
     


早速カ-ビングの準備に取りかかる。
火がつけばすぐに行動に移さなければ気が済まない性格。
はたして、良いのか悪いのか?

丸太は檜の生の丸太しか手に入らなかったが、本当は杉が良いのだろうが、堅さは
生とはいえ、檜のほうが堅い為、多分苦労はするだろう。

ハズクバ-ナ-のバ-をカ-ビング用に取り替え、刃も替えなければガイドに納まらない。
この3台のチェンソ-でとにかくやって見ることにしよう。

建築の立体画像は頭に浮かぶが、動物の立体は浮かんでこない。
部分的に絵を描きながら頭に入れないと、多分いきなりカットをすれば失敗する事は間違いない。

とにかく、習うより慣れろ!・・・ですね。
失敗するかもしれませんが・・・経過はアップしていきたいと思っております。

期待しないで下さい・・・(笑)

新しいプロジェクト

2010-08-16 07:05:02 | 物づくり

昨年より進めてきた新しいプロジェクトが始まる。
15年前建てられた改修工事で、外断熱とサッシを全て改修と設備関係の改修工事となる。
エコ中心の改修工事となり、エコ助成金5、000万円も対象となる。
外断熱は70㎜の発砲断熱材を使い、屋上には50㎜の発砲断熱材と、屋上緑化も計画に入れ、理論上は年間25%以上のコストダウンに繋がる。

一年間の室温とそれに伴う節電システムを組み込み、コンピュ-タ-システムを導入し、電気基本料金を下げる対策を導入、電気基本料金は、ピ-ク時の使用量により基本料金は決まる為、これをシステム管理し、急激な電気使用時を出来るだけ引き下げ、均等になるよう配分すれば、電気代は下がることになる。

サッシ取り替えの不可能な部分には、真空ガラスを採用、全てのガラスを複相ガラスと真空ガラスに取り替えるガラス代金だけでも1、000万円以上の予算が必要ともなる、真空ガラスにおいては、外部気温が-25度にならないと結露は発生しない程の断熱効果を発揮し、伝導媒体が何もない真空だからこそ効果がでるが、まだまだ費用は高く、複相ガラスの3~4倍の単価となる。

このような製品にこそ、国は補助金を出し、せめて2倍までに押さえれば、住宅のガラスにも採用が広がり、消費量を増やす事により断熱効果の高い真空ガラスは広まり単価もやすくなり、エコ効果はもっと上昇する筈。

照明器具LEDも同じ事が言え、日本の住宅や事務所にLED照明や真空ガラスが使われるようになれば、原子力発電を増やす事もなく、自然破壊となるダムを造る必要もなくなるだろう。


手作り家具

2010-07-19 11:42:41 | 物づくり

  D邸のテ-ブルを確認しに行った時、白いシ-トに覆われた家具が気になっていた、聞けばこの家具屋のオ-ナ-が趣味で作った家具だと言う。
全てシオジの無垢板で作り上げ、ウレタン塗装を施し色合いも、ぼかし具合も、細工も言うこと無しで、見た瞬間気に入ってしまった。

書棚と整理箪笥とサイドボ-ドの3作品、これを一般の人が買い求めるとすれば3点で150万円は超える金額になるだろう。
私も趣味で家具作りはするが、職人ほどの腕は持っておらす、テ-ブルやベンチを作る程度。
既製品家具は種類も豊富にあり、キッチンメ-カ-もお揃いの食器棚出しているが、高すぎて購入出来ない為、全て別注で作ることにしている。

今回、この家具をアップしたのは、このブログを通じ、オリジナル家具を安くお届け出来ればとの思いでアップしてみました。
具体的な販売方法は今後検討していこうと思っています。

     

 

                           

       ↑書棚又は食器棚として(1.553×443×2.133)  ¥350、000

            

            ↑整理箪笥(2.020×466×1.235) ¥250,000        

            

             ↑テレビ台(1.785×460×555)   ¥190,000

勝手に値踏みをしてみたが、多分この金額で手放すだろうが、今後もっと手軽な金額で面白い家具が出来ればと思っています。
依頼があれば、家具設計もこれを機に手掛けられればと思っています。


ものづくり

2010-04-26 08:22:23 | 物づくり

 喫茶店オ-プンに向け、試食会終了、約6品を作りまずまずの滑り出し、今後出す料理を絞り込み、改良を加えより美味しい料理を出さないとユザ-には飽きられてしまい離れて行く。

物づくりの共通点は、何を作るにしても結局は求めている物を提供できるかどうかに依り、それを満たさなければ価値は無いと言える。
創る側には提供する物によってその役目があり、提供する側の意識によって出来上がる物が違い、それを見極めるのは”される側”で、食べ物は風味により個人の口に合うかどうかはすぐに判別できるが、
作られた物の中には時間を必要とする物もあり、即決で見極められないものがある。

住まいはその典型であり、出来上がった物のが満足いくものかどうかは、住んでみないと分からない所が多く、後にその結果がでて来るのだが、本当に良いのか悪いのかすら分からない所が多く、見比べすら簡単にできない。

しかし、本当に良い住まいは必ず造らなければならず、大金をはたいた代償を住み良さから見返りを得なければその価値は無いと言える。

 


ものづくり

2010-04-25 08:23:33 | 物づくり

 ドッグカフェが完成した。
ドッグサロンに併設して作ったドッグカフェ・・・。
開店に向けてのメニュ~作りに 助っ人として参加することにし、本日午後から料理作りをしなければならない。

10品目程度の料理を作ろうと考えているが、果たして旨く味がだせるでしょうか?
本格的にメニュ~に関わるのはこれが初めての試みですが、私の味が何処まで通用するかが楽しみ。

食材は、前もってリストにして揃えて頂くこととなってるのですが、不足が何品かありそうなので、途中買い足していこうと思っている。

鶏料理、豚の料理、パスタ、ニョッキ、サラダと・・・ぶっつけ本番で作ってみようと思っている。
試食は、ドッグサロンの従業員と、オ~ナ~の5人、さて反応やいかに?


ものづくり

2010-04-23 09:19:10 | 物づくり

 小学校4年の頃だったろうか・・?
親父が一大決心をして、老朽化した家を建て直す事となり、家族の一大イベントが始まった。
家族総出で住まいづくりを目指し、小舞壁を竹で編み、赤土にワラを切り込み土を練って壁を塗り、食用油に紅(ベンガラ)を混ぜ化粧梁や柱にその紅を塗り、檜の香りと食用油の匂いが混じって独特の匂いを今でも思い起こす事が出来る。

30坪ほどの平屋の日本瓦葺きの住まいが、300万円程で出来たが、その当時の300万円は凄い価値があったのだろう。

このようにして、物が無い時代に必要に駆られ作る事を覚え、その過程の中で作る楽しみを覚え、愛着を知り、貧しい時代だからこそ物づくりの楽しさを知ることが出来たのかも知れない。


 


ものづくり

2010-04-22 08:21:01 | 物づくり

  私自身が物づくりを始めたのは何時頃からだろうと振り返ってみるが、特定な時期は無いような気がする。
子供の頃遊ぶおもちゃを作ったのが、物づくりの始まりと言ってもいいのかもしれない。
今の時代のように、物はそんなに多くなく、三種の神器と言われていた時代であった為、家庭も裕福ではない、当然今のようにおもちゃは買って貰えなかった。

遊ぶには、おもちゃから作らないとならず、新築中の建設現場に行き、大工の棟梁の許しを貰って、破材を貰い受け、親父の工具を使い船の形に削ったり、拳銃を作ったりして、出来上がったおもちゃで遊び、遊ぶ度にそのおもちゃに手が加えられ満足出来る形に変わっていった。

物づくりの減点は多分子供の頃に経験した作る喜びと使う楽しみを知ったからなのだろうが、時には作り始めた事を後悔する場合もある。


作る

2010-03-12 07:43:18 | 物づくり

 作り出す過程の中から多くの事を学び、多くの喜びが生まれ、また我慢をすることも受け入れながらも作る喜びと、夢と、優しさを混ぜ込み造り上げていく。

与えられたものの中には、優しさが見当たらず、作る実感も経験できず、買った事実が残るだけになり、愛着はあまり湧かない。
与えられることに慣れてしまった今、私達はもう一度作る喜びを感じ、優しさを感じ、苦労も感じるべきなのだろう。

自らが造り上げることを忘れてしまえば、生まれる物は少なく、 文句を言うだけになってしまい、誰かのせいにしながら生きていく事になってしまう。
”誰が責任を取るんだ”・・・と人事のように言う人ばかりになり、自分自身が決断することや、事が起きた場合自分で解決する勇気さえ失ってしまう。

全てに保証をつけ、守られすぎた日本、そんな中では夢は生まれず、感動さえ薄らぎ、大衆の中で紛れ込み自分の喜びさえも見失ってしまう。


作る

2010-03-11 08:07:20 | 物づくり

作ることは、全て我々の生活に繋がり、有形のもの無形のものも含め、広い意味からの”作る”ことは私達の生活の中では、大切なことであり、作れなくなったら生活その物が成り立たなくなると言っても間違いではない。

作ることは、つまり生み出すことであり、人も物も、考えも生み出さないと増えてはいかない。
ただ、今の時代は自らが生み出す事をわすれ、生み出された物を使う側に廻っており、流行に乗り、ラベルを求め、本来の作り出す価値を忘れかけているようにも思える。

長年家づくりに携わっていると、それが良く分かり、物づくりの情熱が年々薄くなって来ているようにも思える。

多分、時代の流れの中で、出来上がった商品ばかりの中で、作る事を考えず、作られた物を自分の生活の中に当てはめる事を考える事が増え、作る情熱が徐々に薄らぎ、自分の個性も何処か大切に思わなくなってきているのだろう。

”おしきせ”と言う言葉があるが、 おしきせは、嬉しい言葉ではなく、また喜べる行為でもないが、それが一つの流行の中では”おしきせ”が流行となって受け入れられているのは驚きでもある。

メディアで、今年の流行をコマ-シャルで流し、それを見た消費者達は、まんまとその流行にはめられ、知らないところで”おしきせ”にはまってしまい、流行に火を付けてしまう。
赤い服を着て似合う人と、似合わない人が居るが、
どちらも、流行を追いかけ、似合わない人も、流行色を身につける事で満足する。

本人は、個性を表に出さない人だと言われているが、
作り出す意識が薄らいでいく中で、ますます個性が失われ、個人個人が持つ色が薄らぎ、日本色を作り出す事になってしまう。


作る

2010-03-10 07:56:12 | 物づくり

 つくる・・・には”作る”と”創る”とがあり、実際に物を組み上げて作るのと、物を考えながら想像し創りあげるの二種類があり、後者は時には妄想になってしまう場合がある。
創造の世界の中には、バ~チャルがあり、それさえも今3Dで仮想敵に形に表す事さえ出来るようになった。

図面をかざすだけで、自動で3Dが立ち上げる事の出来る機能もあり、創るも、作るも、領域を持たない表現となってしまいそうなのが現実になりつつある。


日常生活の中にも、バ~チャルは存在し、私達の物づくりの中にも存在する。
日常の中には映画があり、テレビがある、今人気のあるアバタ~などは、その典型で仮想世界の中に引き込まれ、現実では起こりえない世界を観ることが出来る。

私達の物づくりの中のバ~チャルは、現実的で造り上げる事の出来るものを創造し、頭の中で3Dを立ち上げながら、それを図面やスケッチに描き写す。
書くときには、殆ど頭の中では出来上がっており、立ち上げにくいところを絵の中で具体的にまとめていく。

映画やドラマのようなバ~チャルとは違い、妄想にならないように、予算を考えながら組み上げなければならない。
そんな中でも、組み上げられた物に、夢を与え、遊び心を思い起こさせるような物で無ければならない。

時には、予算と想いの板挟みの中で、迷わなければならない時もあるが、そこが物づくりの楽しい所なのかも知れない。


作る

2010-03-09 07:31:44 | 物づくり

 今の時代は物があふれ、自分で作らなくと殆ど必要な物が揃う。特に子供のおもちゃなどは、今自分で作ることは殆どしない。
物を作る行為は、欲しい物を手に入れる為だけではなく、
作る過程の中で色々学ぶことが出来る為、物づくりは価値のある物がいっぱい副産物として作り出される。

私達が子供の頃は、おもちゃは買う物だとは考えられず、
自分で作る事が普通であり、飛び道具を作ったり、おもちゃの船を造るため、建設現場に行き、大工さんに使わなくなった材料の切れ端をもらい受け、のこぎりを使い、釘を打ち、ナイフを使い、池に作った船を浮かべた。

時には頭でっかちになり、浮かべるとひっくり返ってしまったり、傾いたり、それをまともに浮かぶように修正をし
修正する過程で、船はどんどん形を変え、船らしくなっていく。

このように、物づくりに共通するものは、作る過程の中で、思考力とアイデアとデザイン制を考えながら工夫することによって、思いもよらない満足感を得ることが出来る喜びを味わうことも出来る。

作ることにより発想が生まれ、自分の限界も知ることが出来、時には自分の性格が、その過程の中で邪魔をしたり、その性格と格闘しなければならないときもあるのだ。

根気が養われ、諦める屈辱を味わい、自分と向き合いながら、自分に苛立ちを覚えながら造り上げていく。
自分で作ることにより、物づくりの苦労が分かり、物の価値が分かってくる。

理屈通りに行かないことや、望む物を作るには多くの時間がかかることなど、経験の中から多くのものを学ぶことが出来る。