15年以上前に買った、ニコン スピノザ 10×25DCF、初めて自分の意志で購入した双眼鏡です。
それまでは、同じくニコンのエスパシオ 8×32をヒトから借りて使わせてもらってたんだけど、自由に使える双眼鏡が欲しくて選んだもの。
エスパシオが気に入っていたので、同じものを購入寸前までいったのだけど、より安価なスピノザで明るいところならば充分にクリヤに見えることを確かめ、かつ携帯性を最重視して購入した。
実際、今でも充分実用できるシャープな視界の双眼鏡で、唯一防水でないのが惜しい点。
雨中や、波しぶきあふれる釣り場でも何度も使用したが、ピントリング部を手で覆い、対物側から鏡筒に水が入らないよう注意して、カビ、曇り等全く生じさせずに使えている。
10倍という倍率も手ぶれを防ぐ持ち方を工夫して、かつ一眼レフの望遠手持ちで鍛えた腕力で手ぶれが気になったことはない。
<手ぶれが気にならない持ち方その1(眼鏡不可)>
鏡筒中央部ではなく、接眼部よりやや手前の空間を、親指、人差し指の輪で持つような感じで、額(眼窩の周囲)と手指と双眼鏡を密着固定させ、首のちからで、頭部と双眼鏡を支えて、見る。
見る方向を動かす時にも、手は固定されたものとみなして、首の力で方向を変える。
<手ぶれが気にならない持ち方その2>
その1に加えて、長さを調整したストラップを利用する。
ストラップを双眼鏡の前方に回し中心軸付近に掛け、それを更に後頭部上部に掛ける、つまりストラップを斜辺、双眼鏡を長辺、接眼部とストラップの位置を短辺にしたみなし直角三角形で2点支持することにより、その1よりかなり安定し、ストラップの長さと後頭部に掛ける位置を微調整して、テンションと双眼鏡を保持する力のバランスをとれば、かなり遠方の目標でもぶれずに見ることができています(防振並み!?)。
(ちなみにアイカップの長さが適正な軽い双眼鏡なら、眼窩にアイカップを嵌めて、斜めのストラップで支えて、フリーハンドで見ることも出来ます。暗視ゴーグルみたいで不気味ではあります)
この双眼鏡は日本製で、ニコンブランドではありますが、(最近明らかになったのですが)日本のダハプリズム双眼鏡の元祖である某メーカーさんの生産品だということらしいです。
昨今、このクラスの小型双眼鏡の殆どは国産ではなく、人件費の安い海外産で、
じつは、スピノザの代替え更新用に、国産小型~中型双眼鏡を探していたのですが、適当な価格、性能の製品を見つけることができていませんでした。
何を今更、国産にこだわるかと云われそうですが、光学機器について、例え品質管理や検品基準が、国産品と同等以上に厳しいものであっても、それは、製造当時の基準であって、その製品を長らく愛用するとすれば、国産にしかない、基準や検査にあらわれないコダワリの材料、製法、精度が必要になると考えています。
例えば、あるフィルムカメラのフォーカルプレンシャッターの耐久性が5万回というとき、日本の技術者は、10万回を超え、20万回にせまる回数で壊れた、それをもって、「耐久5万回」と発表する、という記事を読んだことがあります。
最近、香港から中華製の懐中電灯や光学機器を通販で買う事が多いのですが、ほんとにその源流にある意識、クラフトマンシップには、超えられない差があると感じさせられています。
あと、このスピノザの写真を撮るにあたって、樹脂用クリーナーワックスで磨いた際、見た目では分からなかったのですが、かなり汚れていました。
長年愛用の双眼鏡をお持ちの方は、一度きれいにしてやって下さい。
それまでは、同じくニコンのエスパシオ 8×32をヒトから借りて使わせてもらってたんだけど、自由に使える双眼鏡が欲しくて選んだもの。
エスパシオが気に入っていたので、同じものを購入寸前までいったのだけど、より安価なスピノザで明るいところならば充分にクリヤに見えることを確かめ、かつ携帯性を最重視して購入した。
実際、今でも充分実用できるシャープな視界の双眼鏡で、唯一防水でないのが惜しい点。
雨中や、波しぶきあふれる釣り場でも何度も使用したが、ピントリング部を手で覆い、対物側から鏡筒に水が入らないよう注意して、カビ、曇り等全く生じさせずに使えている。
10倍という倍率も手ぶれを防ぐ持ち方を工夫して、かつ一眼レフの望遠手持ちで鍛えた腕力で手ぶれが気になったことはない。
<手ぶれが気にならない持ち方その1(眼鏡不可)>
鏡筒中央部ではなく、接眼部よりやや手前の空間を、親指、人差し指の輪で持つような感じで、額(眼窩の周囲)と手指と双眼鏡を密着固定させ、首のちからで、頭部と双眼鏡を支えて、見る。
見る方向を動かす時にも、手は固定されたものとみなして、首の力で方向を変える。
<手ぶれが気にならない持ち方その2>
その1に加えて、長さを調整したストラップを利用する。
ストラップを双眼鏡の前方に回し中心軸付近に掛け、それを更に後頭部上部に掛ける、つまりストラップを斜辺、双眼鏡を長辺、接眼部とストラップの位置を短辺にしたみなし直角三角形で2点支持することにより、その1よりかなり安定し、ストラップの長さと後頭部に掛ける位置を微調整して、テンションと双眼鏡を保持する力のバランスをとれば、かなり遠方の目標でもぶれずに見ることができています(防振並み!?)。
(ちなみにアイカップの長さが適正な軽い双眼鏡なら、眼窩にアイカップを嵌めて、斜めのストラップで支えて、フリーハンドで見ることも出来ます。暗視ゴーグルみたいで不気味ではあります)
この双眼鏡は日本製で、ニコンブランドではありますが、(最近明らかになったのですが)日本のダハプリズム双眼鏡の元祖である某メーカーさんの生産品だということらしいです。
昨今、このクラスの小型双眼鏡の殆どは国産ではなく、人件費の安い海外産で、
じつは、スピノザの代替え更新用に、国産小型~中型双眼鏡を探していたのですが、適当な価格、性能の製品を見つけることができていませんでした。
何を今更、国産にこだわるかと云われそうですが、光学機器について、例え品質管理や検品基準が、国産品と同等以上に厳しいものであっても、それは、製造当時の基準であって、その製品を長らく愛用するとすれば、国産にしかない、基準や検査にあらわれないコダワリの材料、製法、精度が必要になると考えています。
例えば、あるフィルムカメラのフォーカルプレンシャッターの耐久性が5万回というとき、日本の技術者は、10万回を超え、20万回にせまる回数で壊れた、それをもって、「耐久5万回」と発表する、という記事を読んだことがあります。
最近、香港から中華製の懐中電灯や光学機器を通販で買う事が多いのですが、ほんとにその源流にある意識、クラフトマンシップには、超えられない差があると感じさせられています。
あと、このスピノザの写真を撮るにあたって、樹脂用クリーナーワックスで磨いた際、見た目では分からなかったのですが、かなり汚れていました。
長年愛用の双眼鏡をお持ちの方は、一度きれいにしてやって下さい。