テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

写真機雑感その1

2011-09-22 21:01:53 | 写真機 画像

その昔、逆光などの悪条件下で、ストロボを使った日中シンクロ撮影は、
露出の難しい撮影の代表で、今でこそ、多点評価測光でマイクロプロセッサに演算させ、
プリ発光でメイン被写体の反射率を測り、メイン発光の光量を制御してシャッターを切る、
なんて事を勝手にカメラがやってくれて、例えポジでもそこそこ破綻のない写真が撮れる、
なんてアタリマエなのです。

「望遠レンズ」の記事で、脇役として登場した、オリンパスOM-2は、
世界初のTTLダイレクト測光(露出中の光量を測る)一眼レフで、
専用ストロボのクイックオート310はTTLダイレクト測光対応のストロボで、
露出中のカメラから光量を制御されるTTLオートストロボだったのですが、
取説では日中シンクロはオート非推奨、
マニュアルで距離、ガイドナンバーから絞り設定して撮るのが推奨で、
残念でした。


ただ、ディフューザーつかったり、バウンスさせても、TTLオートにお任せできるのはさすがで、
最短で数万分の一秒になる、ストロボの発光時間をよく制御していました。
当時、中学生が、OM-2にバウンスグリップと310をつけて、
バシャバシャとバウンス撮影している姿はさぞかし奇妙に見えたでしょう。