世間一般は、消費増税に向けて、いろいろ買いだめする動きが著しいようです。
先日もふと立ち寄った大型ホームセンターにて、日用消耗品の類に、大きく、「一家族様、12箱まで」と書いてあり、煽動目的のPOPでないとしたら、実際にそれ以上の個数を買いに来た購入者が居ると云うことで、恐ろしい限りです。というのも、大きなトイレットペーパーの箱詰め品にその文言は書いてあり、確かに毎日消費するものかもしれませんが、あの大きさの箱を12個というのは、保管スペースの問題があるとおもうのですが、一体どうしているのでしょう。また、倉庫型量販店では、平日だというのに、駐車場待ちのクルマの列が幹線道路まで伸びて、大渋滞を起こしている様子でした。駆け込み需要というか物欲というか、どこの店舗でも、買わなければならない気持ちを惹起するような宣伝文句が並びます。
根元の話になるのですが、私、消費税導入の折りには、直間比率を変えるという趣旨には賛成でした。付加価値税という外国のしくみについては、翻訳小説のおかげで馴染みがあり、また、所得累進課税というしくみは、行き過ぎれば、希望や野望を削ぐものだと思っていましたので。でも、今回の消費税率アップには、直間比率というそもそもの消費税導入の意義は、微塵も語られません。税収が足りない、福祉や景気対策に必要、そんなことばかりです。日本の経済の仕組みは、結構特殊だと思っていて、実際に、国債等の政府の借金が1000兆円を優に超えても、まったく脆弱さのカケラも見せないことが、その特殊さのひとつの証左だと思っています。思えばバブル期に、インフレーションする日本の経済の価値に一喜一憂したその経験が、グローバルな圧力に屈さざるを得ない経済政策を助長しているのだと思うのです。
東奔西走して買い漁る人たちを見ていて、そんなことを思うのです。
先日もふと立ち寄った大型ホームセンターにて、日用消耗品の類に、大きく、「一家族様、12箱まで」と書いてあり、煽動目的のPOPでないとしたら、実際にそれ以上の個数を買いに来た購入者が居ると云うことで、恐ろしい限りです。というのも、大きなトイレットペーパーの箱詰め品にその文言は書いてあり、確かに毎日消費するものかもしれませんが、あの大きさの箱を12個というのは、保管スペースの問題があるとおもうのですが、一体どうしているのでしょう。また、倉庫型量販店では、平日だというのに、駐車場待ちのクルマの列が幹線道路まで伸びて、大渋滞を起こしている様子でした。駆け込み需要というか物欲というか、どこの店舗でも、買わなければならない気持ちを惹起するような宣伝文句が並びます。
根元の話になるのですが、私、消費税導入の折りには、直間比率を変えるという趣旨には賛成でした。付加価値税という外国のしくみについては、翻訳小説のおかげで馴染みがあり、また、所得累進課税というしくみは、行き過ぎれば、希望や野望を削ぐものだと思っていましたので。でも、今回の消費税率アップには、直間比率というそもそもの消費税導入の意義は、微塵も語られません。税収が足りない、福祉や景気対策に必要、そんなことばかりです。日本の経済の仕組みは、結構特殊だと思っていて、実際に、国債等の政府の借金が1000兆円を優に超えても、まったく脆弱さのカケラも見せないことが、その特殊さのひとつの証左だと思っています。思えばバブル期に、インフレーションする日本の経済の価値に一喜一憂したその経験が、グローバルな圧力に屈さざるを得ない経済政策を助長しているのだと思うのです。
東奔西走して買い漁る人たちを見ていて、そんなことを思うのです。