テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

最大と最小

2014-03-26 22:31:22 | 双眼鏡 望遠鏡
ニコンの双眼鏡で、最大と最小の両機種です。
最小については、ニコン自身はこの遊 4X10D CFを〝最薄〟としか表現しておらず、トイグレードのものや、ミクロンタイプでもっと小さい、軽いものがあったのかもしれません。
18×70 IF 防水型 WFのほうは、実は重さ大きさとも、同じ70mm口径の10倍機、SPのほうが若干上回っているのですが、倍率も含め、据え付け用大型の20×120などは除外するとして、〝最大〟と云って良いでしょう。
まあ、簡潔に云うなら、手持ちのまともな双眼鏡で最大と最小、と、しておきましょう。



手持ち、というところに若干引っ掛かるかもしれませんが、私も予想外だったのですが、この18×70IFは、結構手持ちで使えるのです。長時間の保持は重さゆえ無理かもしれませんが、短時間に、遠くの点のような旅客機のロゴを確認するとか、ビルの高層階の上から、地面を歩いている人の靴を確認するとか、無難にこなせます。もちろん、高倍率故にぶれやすいのは間違いなく、上記のような使い方をするには、かなり気合いが必要だとは思います。ただ、肘を手すりに固定したり、体をどこかに寄せて支えたり、イスに座って安定させたりすると、思いの外長時間使っても、大丈夫です。
それに、この双眼鏡、やたら高倍率のくせに、実視野6.5°の10倍機の視界が手狭にみえるほどの広い見掛け視野を誇り、かつ4倍の遊より、視野周辺での像面湾曲が少ない極上の見え具合です。流石に、色収差だけは、普段勝間光学機械さんの低倍機を見慣れている目には、結構多く感じられますが、シャープな画質だけに、より感じ取りやすい部分もあり、実際、遠くのややぼやけたビルなどでは全く気になりません。
この双眼鏡も昨年末、某ショップで安売りしてたおりに購入寸前だったのですが、実機をそれなりの条件で確認できるところを探しているうちに、結構時間が経ってしまったという経緯がありました。

ちなみに、付属のストラップで首から提げるのは、むち打ち症の恐れがありますので、やめた方が良いです。