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This War of Mine
戦時下における極限状態の中での一般市民の心の葛藤をテーマとした
シミュレーションゲームです。
窓化、音量設定あり。
日本語化あり、有志の方々ありがとうございますm(_ _"m)
このゲームの最初のプレイは、攻略知識などまったく頭に入れずに
行き当たりばったりで遊んでみていただきたいなと思います。
うまくいかずに辛さや悲しみを味わい、絶望に苛まされる事になるやもしれませんが
そこで自分は何を思うかというのが、このゲームのキモかと思いますので。
当方の記事は、あくまで日記という形で書かせていただきましたので
まったくもって攻略の参考にはなりません/(^o^)\
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何とか隠れ家を確保できたが、中は埃まみれでボロボロだ。
さっそく三人で手分けしてガラクタを退かし、使えそうな物を集める事にした。
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見た目は悪いがショベルができた。
手で掘り出していたんじゃ切りが無いからね。
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ブルーノとマルコが壊れたベッドを修理して綺麗にしてくれた。
今はただ腹いっぱい食べて、いつまでもゆっくり眠っていたい。
そして起きた時、この悪夢が終わってくれていれば・・・
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昼間は砲撃やスナイパーの狙撃で動けないため、夜中に探索する事になった。
何かと器用なマルコが探索に向かい、俺は隠れ家の寝ずの番。
俺らが昼間寝ている間にブルーノが物資の整理や料理などをする事になった。
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少し眠った後、用心のためにナイフを削り直して使えるようにしてみた。
これを人に向かって使う事が無いように祈るばかりだ・・・
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ドアを叩く音がしたのでナイフを手にして恐る恐る覗いてみると
フランコという男が物々交換を持ちかけてきた。
医療品や食糧まで分けてくれたのには驚いた。
どうやら信用できる人物のようだ。
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ブルーノがコンロの修理を終えて火が付いたと大喜びしていた。
これで少しは、まともな物が食べれるかと思うと
ほんの少しだけ希望が持ててきた。
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昨夜、マルコが「放棄された住宅」を探索している間、隠れ家で見張りをしていたら
突如数人がドアをこじ開けて侵入してきた。
棒切れのような物で殴られてしまったが
俺の手にしたナイフを見たとたん必死の形相で逃げていった。
傷は大したことなかったが恐怖と不安は募るばかりだ・・・
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今夜から「スーパーマーケット」に行ってみるとマルコが言っていたが不安だ。
何事もなければいいが・・・
まだ傷が治らないのを気遣ってブルーノが見張りを交代してくれた。
夜中に眠ることができるなんて何日ぶりだろう。
けれど、何かが崩れる音やちょっとした物音ですぐ飛び起きてしまった。
結局、ろくに眠れないまま朝を迎えた。
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ドアを叩く音に気がつき眠い眼を擦って覗いてみると女性が辺りを警戒しながら立っていた。
そのゾーラという名の女性は、この近くで娘さんと隠れ住んでいるらしく
俺たちの事はフランコから聞いたらしい。
三人で相談して俺が手伝いに行く事にした。
こういう時だからこそなんていう正義感より
見捨てて後でずっと後悔するのが、たまらなく嫌だった。
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朝方、隠れ家に戻ってみるとブルーノが腕に怪我を負っていた。
驚いて事情を聞いてみると、どうやら夜中に何者かが侵入してきたらしい。
かすり傷で済んでよかったよ・・・
けれど、生きるために皆が必死の中、このまま内戦が続けば
いつかは命のやり取りになってしまうかもしれない・・・
その時、俺は・・・
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マルコが「砲撃を受けた学校」で見つけた手紙の話をしてくれた。
なぜ大人のエゴでこんな幼い子供までが犠牲にならなきゃならないんだ・・・
マルコは苛立ちを抑えきれないようだった。
ブルーノは何度も眼鏡を外して涙を拭っていた。
俺は悔しくてたまらなかった。
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何とか資材を揃えて隠れ家の補強をすることができた。
これを見て襲撃をあきらめてくれればいいのだが・・・
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昼間、ゾーラが家の見張りを頼みに来た。
今度はブルーノが行く事になった。
どうやら、マルコが探索に出て一人で隠れ家の番をするのが怖いらしい。
俺だって怖いぜ・・・
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探索先で出会った人から聞いたんだけれど、スナイパー交差点なんて言われている所の先に
まだ物資がたくさん残っているらしいんだ。
そう言って少しだけ笑顔で探索に向かったマルコは朝になっても戻ってこなかった。
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朝になってもマルコが戻ってこない・・・
よりによって向かった先は危険地帯だ。
何かあったに違いない。
だが探しに行きたくても武器どころか、まともな医療品すら無い。
助けを求めようにも誰があんな危険な場所へ一緒に行ってくれるっていうんだ・・・
昔からマルコは何ていうか要領がよくてさ
いつもピンチになっても軽くかわしていたから
きっと大丈夫さ、あいつなら・・・
そう言って俺を安心させようとするブルーノも心配でたまらないのは
手に取るように分かった。
結局、二人とも一睡もする事ができないまま朝を迎えた。
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よぉ、お二人さん・・・
朝方、ドアを叩く音に慌てて俺とブルーノが駆けつけてみると
マルコがドアの近くで倒れこんでいた。
すぐに二人でベッドに運んだが、どうやら脚から出血しているらしく
ズボンが血だらけになっていた。
すぐに応急処置をしないと・・・
スナイパーの野郎がパスーンパスーン撃ってきやがってよ。
この通りやられちまったが、それでも人を助ける事ができたんだよ。
そう言ってマルコは激痛にもかかわらず照れ笑いをしていた。
助けたい、こいつみたいな奴は何としても・・・
そんな時、ふとドアを叩く音がした。
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フランコー!!!!!
事情を説明するとすぐに医療品と食糧を用意して取引してくれた。
それだけでなく近くの病院への行き方まで教えてくれた。
何度も何度も礼を言うと
困ったときゃ~お互い様さね~
そう言って立ち去った彼も照れ笑いをしていた。
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応急処置を済ませてマルコが落ち着いた後
夜になってからブルーノに見張りを頼み、フランコの言っていた病院へ向かってみた。
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着いてみると多くの怪我人が看護師たちに手当てを受けていて彼らを守る護衛もいた。
事情を説明して来てくれるように頼むと
とても人手が足りなくて外には出られないから連れてくるように言われた。
これで何とかなるかもしれない!
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夜中、マルコに肩を貸して病院まで連れてくると
傷を見た看護師は一瞬驚いた表情をしたが、すぐに慣れた手つきで手当てをしてくれた。
毎日のように何人もここに担ぎこまれて来てね。
手当てをして治った人もいるんだけれど、亡くなった人もいっぱいいるんだ・・・
看護師は唇を噛み締めながらそうつぶやいた。
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マルコには、しばらく休んでもらうとして
その間の食糧調達をどうするかブルーノと話し合った。
水は雨水を利用するとして、食糧は・・・
ネズミって食べれるのか?
ブルーノにそう聞くと
きちんと焼けば大丈夫さ、たぶん。
と笑いながら答えた。
たぶんてお前・・・本当に大丈夫なのか・・・
罠にかかったネズミをさっそく焼いて恐る恐る食べてみた。
あれ・・・鶏肉みたいな味だ!
ネズミはそこらじゅうにうじゃうじゃいる。
あとは腹を壊したりすることがなければいけそうだな!
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マルコが元気になってきて三人とも少しずつ笑顔が戻ってきた。
ラジオを聴くと戦況は絶望的で、この内戦はまたまだ続きそうだが
それでも、希望を捨てずに彼らと共に生き抜こうと心に誓った。
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昼間、ドアを叩く音に気づいて覗いてみると、若者が立っていた。
ナイフを握り締めつつ開けて話を聞いてみると
ローマンという名のその若者は、どうやら脱走兵のようだ。
はたして信用していいものかどうか・・・
とりあえず迎え入れはしたが、しばらく目を放さずに様子を見る事にした。
パヴレの日記 16日目~30日目