ホステル3 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
これは、ダメよ。
借りる前はね、「正式な、ホステル3じゃないと」思ってたんですね。
よく邦題だけ、それにしちゃうパターンあるじゃないですか?
で、観てみたら、そうでもなく、正式に「ホステル3」
それで、期待しました。
見事に裏切られました。
「見たいものを見せてくれません」です、はい。
この「ホステルシリーズ」って、結局「グロさ」が売りだと思うんですね。
基本的な流れは、こう。
若者を拉致→拷問or殺し合い→それをVIP達が鑑賞している→脱出を試みる→そして、ラスト!(誰が生き残るか?)
って事なんですけど・・・、だからね。
拷問の斬新さが一番大事。
欲を言うならVIPが鑑賞している理由とかも面白いほうがいい。
そんで最終的なオチに、納得できるか?って事。
でねー、この映画のいやらしいのは、「必要ないところで観客を騙そうとしている」のよ。
冒頭でね、妖しい男が、ひ弱な男にクスリを飲まされ拐われるんだけど、そこはいいんだけど、それ以降もなーんかそんな箇所があったよ、しつこく。
色々と言いたい事あるんだけど、一番納得出来ないラスト。
ちょっとはしょって結局、殺されたと思ってた主人公は生きててさ、悪役の友達を殺すんだけど・・・
その時の、主人公の彼女の表情が「そうじゃないだろ?」って感じなんだよ。
その主人公を殺そうとしていた男とも、昔付き合ってみたいなのね、それが縺れて、殺戮ショーに発展するんだけど、「元彼が今の婚約者を殺そうとして、その相手を今から殺すときに、そう言う顔するかな???」と思う。
でね、100歩譲ってラストの五分まで、このままでもいいよ。
俺ならね、主人公を「もっとグロい姿」にするな。
爆発に巻き込まれてんのに、軽傷過ぎる!!
もっともっと、グロい、手とか足とか飛んでて、歩けないような状況になってて、実は生きてました!って、主人公が車椅子で登場して、「その婚約者の彼女」が復讐しました!!って感じの方が、面白いよね。
「saw」が成功したのはさ、コアなsawファンが見たいものを理解して、魅せてくれた所だと思うんだ。
グロ過ぎて、もう無理、って人もいただろうけど、製作者は、そういう客は捨てた訳よ。
でもね、この「ホステル3」、妙にオシャレな雰囲気にしたりして、万人受け出来そうなグロホラーにしたからね、もう全部中途半端になった気がするな。