3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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蝦夷周遊記 2 ―美瑛の丘と最初の宿―

2017-01-26 21:18:31 | 
前回の続き。

拓真館を後にし、初めてのキャンピングカー運転。
めっちゃ緊張する。

普段車は運転しないが、実家にいたころはそれはもう運転が大好きだった。
特に大学生時代は無駄に深夜に暇になると車を運転していた。

しかし今では一年に数えるほどしか運転しない。

キャンピングカーはまず車体がでかい。
内輪差を余計にとってしまい、左折でついつい膨らんでしまう。

そして重い。ブレーキがなかなか聞かないのだ。積んである荷物や載っている人数の量がいつもとはけた違い。
こんな重い車を初めて運転した。

って最初は緊張してたけど、ものの何十分か運転したら感覚はすぐに戻ってきた。
美瑛の美しい丘の道を進むのはとても気持ちがいい。


そして向かったのは、四季彩の丘。

ここを訪れたとき、激しい既視感があった。
そうすぐに思い出した。ここには依然来たことがある。
しかし景色は全く違っていた。依然来たときは広大に広がる真っ白な景色だったはずだ。

冬の四季彩の丘は、夏のそれとはまったく異なっていた。

鮮やか過ぎるくらいの色彩を放っている。
目に入るものすべてが真っ白の世界と正反対に、色が目に飛び込んでくる。
まさにビビッドカラーであった。

入り口の売店も懐かしい。覚えていた。

美瑛と言えば丘である。もう一つ丘を訪れた。

次に向かったのは新栄の丘。

ここは初めて来た。

で、ここ最高にきれいだった。ちょうど時間帯もよかったのかも。
夕暮れ時で、傾いている太陽が非常に美しく、そしてこの丘の景色に溶け込んでいる。
なんか、この丘の景色はこの夕暮れの景色とセットで存在しているかのように思ええてくるほど、それは絶妙な景色であった。
しかも、陽が傾いているときに、この丘に登って、下から写真を撮ると、ここに自分しか存在していないかのような最高の写真が撮れる。
丘とその上に立つ俺のシルエット。
そして夕日と、北海道の広い空に浮かぶ雲。
無駄に芸術的な写真を撮ることができた。
拓真館で表現意欲を刺激されたからだろうか。

日が落ちるにはまだ時間がある。お次に行ったのも美瑛の有名どころ。

青い池

運転には結構慣れてきて細い道も比較的すいすいと通れるようになった。

青い池をこの目で見てみると、確かに青い。
ライジング氏がなぜこの池がこんなにも青く見えるのか解説していたが、文系の俺には理解できなかった。
なんかの成分のせいってことしか理解できなかった。

そして結局この青い池が最後に、宿へと向かう。

向かったのは白銀荘温泉。

で、ここは本当に最高だった。まずはキャンピングカーを停め、キャンプエリアのチェックイン。

荷物をおろし、キャンプエリアでテントを組み立て始める。
なかなか慣れてきたもので、4人がかりであっという間に立てることができるようになってきた。

ということで、初日はキャンピングカーできたにも拘らず、テントで寝た。

もちろん寝る前に温泉へ。これが最高に気持ちがいい。
露天風呂から見える星がきれいだった。

風呂のあとは飯。

途中のスーパーで買った食材を食い漁る。

写真に残っているものを羅列していくと…

北海道に行ったら欠かせないやきそば弁当×3(たらこ、ソース)
柿ピー、梅しそ味

どんな夕飯だよ。写真見て思った。

けどこれが最高に楽しかったんだよね。キャンキングカーの外でコンロ出してお湯を入れたり、酒飲んだり。
何だろう、写真を見るとすごく貧しく映るんだけど、この食事のときは最高に楽しくて、仲間たちと旅してるんだなって感じた。

その後は車内のソファーでさらに飲んだ。
ビールがうまい。この車内で飲んでる時も最高に楽しかった。最高の仲間だと思った。

その後、ライジング氏と夜中まで星空の下で飲みながら語り合ってた時間も最高に幸せだった。

一日目了