斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

上越市柿崎区の水難について(続報)

2014年05月04日 21時37分41秒 | 水難・ういてまて
最初のお子さん3人がIIcで、バイスタンダーとなった大人2名がIIaによる沈水だったようです。
典型的なIIaによる救助死を伴いました。水難学会としてはもっとも撲滅したいタイプの水難です。
ご冥福を祈るとともに、フィニングを利用した回復動作の普及に努めたいと思います。

なお、連休中の水難の特徴は水温が低いことも挙げられます。
現場の水温は、例年ですと15度前後です。冷水刺激による呼吸が起こり、水中での呼吸のタイミングを間違えやすい点、長時間浸漬することで低体温症になり、さらに筋肉が固くなって動きが鈍くなっていきます。

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上越市の水難について

2014年05月04日 18時21分10秒 | 水難・ういてまて
全員がお亡くなりになられたとの報告がありました。
お悔やみを申し上げます。

水難学会では、このような悲しい水難死、救助死を撲滅するために活動を続けています。
今回の水難でも靴を履いていて、回復動作を経て背浮きになることができたら、と悔やまれます。

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新潟県上越市での水難について

2014年05月04日 15時56分21秒 | 水難・ういてまて
新潟県上越市の子どもを含む5名の水難の速報が入ってきまして、情報収集をおこなっています。
上下浜の海岸ということが正しいとすれば、あの海岸では砂浜が汀線から急激に深くなり、3mほど行けば大人の首ほどになった記憶があります。

流されたという報道もありますが、現場を思い出しながらありえる事故の形態を推測するに、水難分類としてはIcあるいはIIcで、最初に事故にあわれた方々は陸(タイプI)あるいは十分に背の立つ水中(タイプII)にいて、波の往復運動により移動して深みにはまった(c)になるでしょう。流されたのは波の往復運動で流されたものであり、離岸流とは異なる点に留意が必要です。さらに流されても急激に深くなっていなければ大人が2名も水難に陥ることもなく、今回のポイントとして急激な深みが汀線からすぐのところにあったのではないかということを考察しなければなりません。

現時点では心肺停止状態とのこと、回復を祈るばかりです。

なお、IcならびにIIcの水難から生還するための実技はこちら




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GI-net情報5月14日a-step説明会

2014年05月04日 10時30分32秒 | 長岡技術科学大学の広報
GI-netを利用した説明会を開催します。
全国の国立高専ならびに豊橋技術科学大学の皆さん、ぜひ聴講してください。

●日時:平成26年5月14日(水)16:00‐19:00
●場所:GIーnet上
●タイトル:JSTによる「重要知財集約制度」及び「A-STEPプログラム説明・個別相談会」
●目的:・新たな制度導入となる重要知財集約制度への理解増進
    ・代表的な競争的資金A-STEPプログラムへの申請増加支援と個別相談会
●参加者:本学教職員、学生、NTIC, 全国高専教職員(GI-netでの参加)、企業等

●プログラム(予定)
16:00‐16:30 重要知財集約制度について(JST知的財産戦略センター)
16:30‐17:00 質疑応答
         *終了後、第三食堂にて知財関連部署とJSTでの意見交換会
17:00‐17:30 A-STEPプログラムについて(JST産学連携展開部研究支援セン
ター)
17:30‐18:00 質疑応答
18:00‐19:00 個別相談会

GI-netによる聴講を希望する高専はあらかじめ配信を受ける教室(会議室)の申請をしなければなりません。
詳しくは3機関連携事業のホームページで 

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