斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

救助の現場を知らない俄か解説者

2014年05月09日 23時21分35秒 | 水難・ういてまて
この数日の新聞に、肩書きからすると水難救助を知っているようなカタカナ団体名の方が「救助で水に入るときにはクーラーボックスなど浮くものをもって」と解説している記事を見ました。複数出ています。

救助の現場を知らない俄か解説者が次の犠牲者を出すかと思うと「いい加減にしてほしい」と解説者ばかりでなく、メディアにも怒りを感じてきます。
水難現場では要救助者は浮いているか沈んでいるかのどちらかです。
�浮いている場合、直ちに119番通報して専門的な救助隊を呼びます。
�沈んでいる場合、同上です。

着衣泳の技術で浮いて待っていればそれが最も安定した状態ですから、救助隊を待ちます。通報もしないで救助に入った人が亡くなり、浮いて救助を待っていて生還した例が数多くあります。残念です。もしうつぶせになって浮いている場合(呼吸していない)、溺水の原因がそこにあるわけですから、救助技術のない人が入れば同じ道をたどります。一方、沈んでいる場合(これがほとんど)、浮き具をもって救助に入っても、潜水することができませんので、救助不可能です。だから、入水による救助は浮き具なしで入る技術がなければ、スクーバによる潜水救助を待つしか方法がありません。

要救助者が沈んでいることが多い現実では、クーラーボックスをもって入水救助に入っても、浮き具を持ったまま潜水することは不可能ですから、救助が成り立ちません。

現時点での本当の現場は、浮き具なしの入水救助でなければ助けられないのです。だから、「浮いて待て」と背浮きで浮く技術を社会に広めています。俄か解説者は金輪際黙ってほしいと思います。

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本日、大学院講義あります

2014年05月09日 08時27分21秒 | 長岡技術科学大学の広報
今日は月曜日授業の日ですから、3限に私の大学院講義をおこないます。忘れずに出席してください。
小テストを行う予定です。

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無機材料科学I受講者諸君へ

2014年05月09日 07時02分34秒 | 講義記録
無機材料科学Iにて使用するテキストですが、たとえばこちらから購入することができます。

この中で Introduction to material science for engineers がテキストですが、
Introduction to Materials Science for Engineers: International Version [ペーパーバック]
あるいは
Introduction to Materials Science for Engineers [ペーパーバック]
のいずれでもかまいません。それぞれ若干ページの振り方が違いますが、取り扱う章の内容は同じです。

5月24日の講義から使いますので、確実に入手しておいてください。



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トマ味噌ラーメン

2014年05月09日 05時15分03秒 | 長岡技術科学大学の広報
昨日、学生食堂にてトマ味噌ラーメンなるものが出現したので、食べてみました。


麺はラーメン用で普通です。スープはトマトスープでゆでたまごと、血液サラサラ生食オニオン、さらにはトマト味にマッチする粉チーズがかかっていました。特別に?あいなママに作ってもらいました。日中はセミが鳴くほどの暖かさでしたが、そういう中でもさわやかに熱いスープをすすることができました。

食堂の渡辺さん、新製品を出すときに試食会に私も呼んでください。試食して、その味わいをブログで紹介したいと思います。

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