この数日の新聞に、肩書きからすると水難救助を知っているようなカタカナ団体名の方が「救助で水に入るときにはクーラーボックスなど浮くものをもって」と解説している記事を見ました。複数出ています。
救助の現場を知らない俄か解説者が次の犠牲者を出すかと思うと「いい加減にしてほしい」と解説者ばかりでなく、メディアにも怒りを感じてきます。
水難現場では要救助者は浮いているか沈んでいるかのどちらかです。
�浮いている場合、直ちに119番通報して専門的な救助隊を呼びます。
�沈んでいる場合、同上です。
着衣泳の技術で浮いて待っていればそれが最も安定した状態ですから、救助隊を待ちます。通報もしないで救助に入った人が亡くなり、浮いて救助を待っていて生還した例が数多くあります。残念です。もしうつぶせになって浮いている場合(呼吸していない)、溺水の原因がそこにあるわけですから、救助技術のない人が入れば同じ道をたどります。一方、沈んでいる場合(これがほとんど)、浮き具をもって救助に入っても、潜水することができませんので、救助不可能です。だから、入水による救助は浮き具なしで入る技術がなければ、スクーバによる潜水救助を待つしか方法がありません。
要救助者が沈んでいることが多い現実では、クーラーボックスをもって入水救助に入っても、浮き具を持ったまま潜水することは不可能ですから、救助が成り立ちません。
現時点での本当の現場は、浮き具なしの入水救助でなければ助けられないのです。だから、「浮いて待て」と背浮きで浮く技術を社会に広めています。俄か解説者は金輪際黙ってほしいと思います。
救助の現場を知らない俄か解説者が次の犠牲者を出すかと思うと「いい加減にしてほしい」と解説者ばかりでなく、メディアにも怒りを感じてきます。
水難現場では要救助者は浮いているか沈んでいるかのどちらかです。
�浮いている場合、直ちに119番通報して専門的な救助隊を呼びます。
�沈んでいる場合、同上です。
着衣泳の技術で浮いて待っていればそれが最も安定した状態ですから、救助隊を待ちます。通報もしないで救助に入った人が亡くなり、浮いて救助を待っていて生還した例が数多くあります。残念です。もしうつぶせになって浮いている場合(呼吸していない)、溺水の原因がそこにあるわけですから、救助技術のない人が入れば同じ道をたどります。一方、沈んでいる場合(これがほとんど)、浮き具をもって救助に入っても、潜水することができませんので、救助不可能です。だから、入水による救助は浮き具なしで入る技術がなければ、スクーバによる潜水救助を待つしか方法がありません。
要救助者が沈んでいることが多い現実では、クーラーボックスをもって入水救助に入っても、浮き具を持ったまま潜水することは不可能ですから、救助が成り立ちません。
現時点での本当の現場は、浮き具なしの入水救助でなければ助けられないのです。だから、「浮いて待て」と背浮きで浮く技術を社会に広めています。俄か解説者は金輪際黙ってほしいと思います。