斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

水難学会指導員養成講習会

2015年09月19日 07時52分07秒 | 水難・ういてまて
ういてまて教室で指導にあたる指導員を養成する、水難学会指導員養成講習会が受講者が満杯でなんとかならないかとお叱りを受けています。

火に油を注ぐようで申し訳ないのですが、来週から始まる指導員養成講習会の様子を確認すると次のような感じです。

2015/9/21(月・祝)   第83回 大阪府吹田市(近畿地区) 申し込みが定員に達しましたので申し込みを締め切りました。
2015/9/26(土)     第84回 愛知県西尾市(東海地区)     申し込みが定員に達しましたので申し込みを締め切りました。
2015/9/26(土)     第85回 岩手県八幡平市(東北・北海道地区) 申し込みが定員に達しましたので申し込みを締め切りました。
2015/10/10(土) 第86回 群馬県前橋市(北関東地区) 申し込みが定員に達しましたので申し込みを締め切りました。
2015/10/24(土) 第87回 新潟県長岡市(北陸信越地区) キャンセル待ち申し込み受付中。
2015/11/23(月・祝) 第88回 福岡県福岡市(九州・沖縄地区) キャンセル待ち申し込み受付中。
2015/11/29(日) 第89回 島根県松江市(中国・四国地区) 申し込みが定員に達しましたので申し込みを締め切りました。

いすれも申し込み受付開始から1時間あるいは数日で満杯になってしまいました。
今、12月、1月、2月あたりで複数の講習会を開催することができないか、検討中です。お待ちの皆様にあっては、ご迷惑とご心配をおかけしていますこと、お詫び申し上げます。
なお、次の講習会は12月1日前後から受講の申し込みを受付する予定にしています。
2016/2/1(月) 山梨県都留市(南関東地区) 申し込み受付開始日 未定

毎年300人くらいの指導員を養成しまして、その方々とこれまで養成した指導員が毎年10万人以上の小学生を中心にういてまて教室を全国で展開しています。
そのおかげで、毎年250人くらいの中学生以下のお子さんが水難に遭うなかで、200人くらいの命が助かっています。
各地で子どもを助けた消防士たちがその効果を目の当たりにして、指導員の資格を取りに来てくれますし、お子さんが助かった小学校では、「ぜひ、ういてまて教室をやってください」との依頼につながっています。

先日の関東から東北にかけての水害でも、たくさんの方が家を失うなど不幸な目に遭いながらも、多くの人が生還しました。浮きながら流れついた電柱にしがみついた方が回転翼機に吊り上げ救助された姿には、感動を覚えました。わが国に「ういてまて」が本当に浸透してきていると感じています。

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