斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

漁業者の生活を台無しにする密漁

2017年08月15日 19時36分37秒 | 水難・ういてまて
陸にすんでいると、この現実に全く気がつかないのですが、海岸での漁業者と密漁者の戦いは壮絶です。

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井出が浜海水浴場での水難

2017年08月15日 08時14分01秒 | 水難・ういてまて
2日続けて水難が発生しました。
午前11時前のほぼ同じ時刻、ほぼ同じ場所です。

救助地点は、汀線から200mほどの砕波帯の外側です。急に深くなっていると思われる場所です。このように様々な条件が一致するとき、水難に至った原因は共通することが多いのです。

google航空写真では離岸流だろうと思われる筋が明確に現れています。この日にも発生したかどうかは定かではありませんが、事故の原因として十分に考えられます。

一般的には、離岸流で沖に運ばれ、足の届かない深さのところで溺れるというプロセスを取ることになります。深みにはまって呼吸ができなくなら、浮いて呼吸を確保することが重要です。離岸流だけで死ぬわけではありません。

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なるほど

2017年08月15日 07時58分58秒 | 斎藤秀俊の着眼
昨日のNHKの番組の中で水難で亡くなったり行方不明になったりした14歳以下のお子さんの数が31人より一桁多かったのですが、これは過去3年の総数とのこと。それならわかりますが、あの短い時間になぜ3年の総数などと、ややこしい説明をしたのでしょうか。

実は昨年はこのところでは最も少ない死者行方不明者数31人だったのです。中学生以下の子どもの生還率は85%を超えました。たったそれだけの数と思うか、皆の努力でここまで減らせたと思うか、はたまたゼロでなければならないと思うか、報道側の思いが如実に出るところです。

これは、学術論文の世界ではかなり厳しくチェックされるところです。結果の解釈に著者の思い込みがあってはいけません。データは真実を示しているかもしれないけれど、著者の思い込みが現れているデータの解釈がなされていると、これは読者から相当な反発をもって糾弾されることになります。

学術の世界だから関係ないですって?いやいや、世間を騒がせた事件があったじゃないですか。日本ばかりか世界が騒ぎましたよね。学術の世界から記者会見で社会に踏み込めばそうなるし、学術ではない世界の方が踏み込んでも同じ目にあうというものです。

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