斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

洪水リスクこれから本番 流域の長い河川は特に注意

2019年10月20日 18時38分50秒 | YAHOO!ニュースの背景
洪水リスクこれから本番 流域の長い河川は特に注意

この記事は、台風19号に関する筆者が公開した記事の中でも群を抜いた閲覧数となりました。
13日朝9時に公開し、その後多くの河川の洪水が始まりました。

様々なメディアが「時間差洪水」「流域洪水」という表現で警鐘を鳴らしました。そして、結果的に今回の台風19号の被害を表すキーワードになったように感じます。

残念なのが、ニュースには旬があります。「わかっているのならもっと早く出してほしい」という声が聞こえてきました。早すぎるとトピックスに取り上げられないので、ほぼ没記事になってしまいます。そうなると必要な方に伝わらなくなり、本末転倒となります。内容の重要性とタイミング。これが災害記事のテーマだと思い知りました。

もうひとつ、あります。
この記事を元に、10月15日NHKあさイチに出演要請があり、電話で出演しました。「16日はぜひスタジオで」と依頼されていたのですが、前日の夜突然キャンセル。国会中継が早まったとか。
それでよかったと思います。なぜなら、筆者の役割は総合診療科のようなもので、発災前後の溺水つまりもっとも命に直結するところの解説はお得意ですが、そこから先はそれぞれの専門家にお任せするのがよろしいかと思います。
そういう専門家がより正しく、深い解説を行って、社会全体の合意形成につなげていくべきだと思います。



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