斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

愛車、流されます 洪水時に車内は避難所にならない現実

2019年10月30日 20時46分32秒 | YAHOO!ニュースの背景
愛車、流されます 洪水時に車内は避難所にならない現実 は、多くのメディアのニュースできっかけとして利用されたようです。
公開が10月26日で、その日のうちにYAHOO!トップページに採用されました。
その後、いくつかのサイトで引用され、27日の昼から夕方にかけてはテレビニュースや新聞でも、車中死の原因として取り上げられました。
結果的に、今年の洪水災害のトピックスになってしまったようです。

ここに至るまで、なぜ洪水のリスクのある中で、クルマでの移動に人はこだわるのか、というテーマでいろいろな人の意見を聞いてみました。
その結果、「愛車」「避難の足」の二つのキーワードが浮き上がってきました。
前者は言われてみればその通り。後者については、避難の足だったのが、避難所にすり替わっているのではないかという意見でした。
確かにその通りで、クルマは避難所への、あるは高台への避難の足としては、利用価値が高いと思われます。ところが、それが「安全な空間」にすり替わっているというものです。

「愛車は避難所ではない。」これを表現しようと、さらに落ち着いたので少し科学をベースに説明したのが、この記事でした。この記事をきっかけしたかどうかは検証していませんが、多くのメディアで27日に車中死を取り上げていただいたことは、今後の啓もうにつながるかと思います。





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