斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

根雪になりそう

2011年12月18日 22時16分29秒 | 赤十字
弓削から帰ってきたら大雪で車が埋もれていました
 

今日は、ILCORのCoSTR2010に従った新しい一次救命処置(BLS)の伝達講習がありました。出席してきました。


赤十字では今年の12月1日以降、この新しい内容のBLSを普及していきます。個人的に面白いと思ったことは、人体の本質は変わらないのに、救命処置の手法は5年に一回変わることです。自然科学の分野にもいろいろありますね。

AEDと心肺蘇生の組合せの手順がかなり大きくかわっていますので、新しい救命講習をできるだけ早く受講することをお勧めします。もちろん、人体の本質はかわっていないので、12月1日以降に古い手順で除細動をかけても救命効果がなくなるわけではありません。

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第二回女子・高専・技大コロキアム

2011年12月17日 17時38分55秒 | 長岡技術科学大学の広報
本日、開催されました。全国の高専を中心に教職員と学生が集まり、特に理系女子のさまざまなことに焦点をあてて議論されました。

分科会では、高専生に対するキャリア教育、就職問題、就職後のキャリア形成、研究者としてのキャリア形成、ワークライフバランスが議論されました。

私は、ワークライフバランスの分科会にて少し長めに話を聴いていました。共働きで生じるさまざまな不都合は女性の問題ばかりでなく、男性の問題でもあって、総合的に働きやすい職場環境、勉強環境とはどういうものが望ましいのか、いろいろと考えさせられました。

このような会合を定期的に実施しながら、働く人全体が最大限の力を発揮することのできる職場や社会はどう形成していったらよいか、智慧を出していくのが望ましいと思いました。

分科会の様子と全体会議の様子
 


雪の長岡にようこそお越しいただきました。私も楽しく過ごしました。


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弓削商船高専訪問5

2011年12月17日 09時42分06秒 | 高専訪問記

弓削商船高専は、全国高等専門学校プログラミングコンテスト18回開催中6回8件の最優秀賞の文部科学大臣賞を獲得しています。文部科学大臣賞ダブル受賞2回は弓削商船高専しかありません。平成19年度に岡山県津山市で開催された第18回大会での文部科学大臣賞受賞が評価されて、平成21年度第3回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞も受賞しています。そのトロフィーが玄関に飾られています。教育が充実している証拠です。全体として、教職員が学生に対して手をかけている様子が感じられました。人格教育に手をかけています。


最後に弓削島のホテルで夜宿泊しながら飲んだお酒を紹介します。
商船焼酎とレモンリカーです。地元の特産品を商船ブランドとともに販売するということは、地元に愛されている証拠です。
 


落合校長先生はじめ皆様、お世話になりました。
船で本州に戻りました。

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弓削商船高専訪問4

2011年12月16日 22時23分05秒 | 高専訪問記
きれいな寮を見学しました。もちろん、建設されてからだいぶ経っています。しかし日ごろの掃除が行き届いていると、とてもきれいに思えます。寮の掃除も船の掃除も同じようにきちんとしているのでしょう。G施設課長もきれいだと、感嘆していました。外から見た風景と、砂浜とともに撮影した夜景。
 

男子寮の玄関です。


こちらは女子寮の玄関です。


男子寮の廊下と一人部屋です。
 

弓削商船高専を含めて、全国に5つ(そのうちひとつは富山高専)ある商船高専は全国から多くの学生があつまります。親にとってみれば寮の環境は気になるところで、このように、磨かれた寮は頼もしい存在です。

弓削高専の特徴として、情報工学科に女子学生が多いのです。クラス全体の4割程度が女子です。女子学生の数の伸びない高専から秘策を教えてほしいと質問が来そうです。女子寮もきれいです。もちろん、セキュリティー万全です。門限も管理されています。

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弓削商船高専訪問3

2011年12月16日 17時00分59秒 | 高専訪問記
楽しみにしていた史料館の見学です。昭和46年に開設された記念館「善林堂」を百周年記念の時に史料館としてリニューアルしたものです。入口には舟大工野田房吉 による立派な北前千石船の模型が展示されています。高さは2mほどで、同氏が製作した45隻の内の1隻だそうです。


こちらが史料館の入り口です。きれいにされています。


古い船の装備品です。このような展示品が多数あります。


徳川慶喜公の書による掛軸だそうです。その隣には犬養毅氏の書による掛軸もありました。耳を疑ったのですが、掛軸にもそう記載がありました。船で弓削島に渡ってきたかいがありました。


明治の時代に表彰された学生の表彰状です。いまなら、きっと校長表彰というところでしょうか。100年もとっておけば、ありがたいものになるのです。学生の皆さん、表彰状は100年保存のつもりで大事にしましょう。


弓削丸の書は、文化功労者の村上三島氏によります。村上氏は愛媛県の今の今治市の出身の書家です。現代書道の巨匠です。



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