斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

平成26年度第2回定例記者会見

2014年05月20日 21時31分24秒 | 長岡技術科学大学の広報
本日は、13:30から定例記者会見を開催しました。
いつもより多くの取材陣の参加です。久々にテレビカメラが並びました。
 

1.タイ事務所開所記念 グローバル実務訓練セミナーについて(実務訓練委員会委員長 機械系 明田川 正人 教授)

2.実務訓練シンポジウムの開催について(実務訓練委員会委員長 機械系 明田川 正人 教授)


3.厚生労働省の「機械安全に係る教育の通達」に関連して出された「留意事項」で充分な知識がある者の要件として例示されたシステム安全エンジニア資格について(システム安全系 福田 隆文 教授)


4. 教職員の受賞にかかる内容紹介について・アメリカ化学会Sparks-Thomas賞(天然ゴムのナノマトリックス構造)(物質・材料系 河原 成元 准教授)


5.Kawaii理科プロジェクトコンテストについて(機械系 吉武 裕美子 助教)


6.NHK大学ロボコン本大会への出場について(ロボコンプロジェクト代表 機械創造工学課程4年 高橋秀樹)


7.公開講座の開催について(斎藤 秀俊 副学長)

8.多人数が犠牲になる水難事故の原因について(斎藤 秀俊 副学長)

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赤十字水上安全法講習会4日目

2014年05月18日 20時55分50秒 | 長岡技術科学大学の広報
本学の室内プールで実施されている赤十字水上安全法救助員養成講習会は最終日を迎えました。
今日は検定があり、さらに救助員養成の現状について地元テレビ局の取材がありました。

検定で入水救助の一連を水着の状態でやってもらい、検定が全部終了した後、着衣状態での入水救助にチャレンジしてもらいました。
まず、検定の様子です。
溺者発見


アプローチ


確保・チンプル


クロスチェストキャリー


水着の状態では安定した泳ぎでしっかりと救助ができました。ただ、これだけ訓練しても岸に戻ってくるとかなり息が荒くなっています。この受講生は本学の水泳部員で、すでに救助員の資格を持っていますが、上位の資格取得のために頑張ってもらっています。要するに十分訓練された人でこれくらいになります。

続いて、着衣状態での救助です。こういう講習会で受講すると、一生の間に本物の入水救助を経験するかもしれません。そのときに着衣の状態で入ってしまって命を失うと困るので、体験してもらうことにしています。

3人でやってみました。なお、足の届くプールで、水上安全法指導員3名の救助体制で訓練を実施しています。(これを足の届かないところ、あるいは自然水域で絶対にマネしないでください)
順下です。


本当は顔上げ平泳ぎでいくのですが、わざと教えませんでした。着衣の顔上げクロールは普通の人で5mと持ちません。


もっとも泳力のある受講生です。毎日泳いでいます。一番で到着しました。残りの2人はまだ後ろです。


チンプルを取りました。


もっとも速い受講生(真ん中のコース)がクロスチェストキャリーに入った瞬間に水没しました。


手前の受講生は立ちました。この時点で深い水であれば沈水で溺れます。


水泳部の彼すらも水没寸前です。


一番速かった受講生でもこの段階でプールの底に足をつけました。ここで水没です。無事に岸まで戻れなかったということです。


どうでしょうか、どんなに訓練しても着衣での救助は命を落とす確率がきわめて高いのです。救助訓練を受けていなければ生きて戻ってこれない。厳しい現実が待ち構えています。

以上の様子は、5月21日18時15分からの放送枠でTENYで放映される予定です。




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赤十字水上安全法講習会3日目

2014年05月17日 23時42分37秒 | 長岡技術科学大学の広報
本学で実施されている赤十字水上安全法講習会も3日目を迎えました。3日目もつらいですが、惰性でなんとか過ごせます。
今日は、250mアップをやったあと頚椎損傷の傷病者の確保を練習しました。
浅いプールで深く飛び込みすぎてプールの底に頭を打った時にいわゆる首の骨を痛めます。これが頚椎損傷です。

水中で動けなくなることがあるので、救助者はそっと近づいて傷病者の首を固定します。
 

傷病者を回転させるために潜ります。そして傷病者を仰向けにします。
 

他にもバックボードを使った固定などを練習しました。

次に救命浮環による救助です。


水辺でよくみる浮環ですが、ちゃんと取扱い方があります。特にロープが絡まないように注意しなければなりません。そのため投げ方の訓練から実施します。因みにロープ一本で救助できると勘違いする人がいますが、ロープの先端に浮き具が付いていないと、溺者がバランスを失いながらロープをつかんでそのまま沈みますので、浮き具のついていないロープでの救助はたいへん危険です。
 

救助用チューブを利用した救助法です。
背後からゆっくり近づいて

溺者を確保しますが、ひっくり返すのに相当な反動を使わないとたいへんです。

ひっくり返しました。

リアキャリーで運びます。


ということで、練習です。
溺者発見、救助!

チューブを確保して

順下入水。

顔上げクロールでアプローチし、
 
溺者を確保しましたが、浮力のバランスが悪くチューブが一方にはみ出しています。このあとチューブがすっぽ抜けます。


器具を使った救助は日頃から相当使用法の訓練をやっておかないとそうそう上手くいきません。海水になるとプラスチック表面をもつ器具が滑り、さらに取扱いが難しくなります。浮き具をもって入水するのは訓練していない人には無理です。

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今朝の新潟日報より

2014年05月17日 07時57分31秒 | 長岡技術科学大学の広報
社会面に本学の小笠原渉准教授の記事が掲載されました。
多剤耐性菌などの類似酵素
立体構造を解明
世界初 新薬開発に期待

本研究成果はイギリスの電子版科学誌 サイエンティフィック・リポーツで16日に発表されました。
構造を解明した酵素はジベブチジルアミノペプチターゼです。地球上では重力の関係で酵素が結晶化せずに構造の特定が難しかったのですが、宇宙ステーションきぼうで無重力下で結晶合成に成功、そのため構造が解明できました。

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学内にリーフが3台ありました

2014年05月16日 23時23分44秒 | 長岡技術科学大学の広報
本日、ある職員から「今日は学内に100%電気自動車のリーフが3台とまっている」との情報を聞き、さっそくまわりましたらいつもの赤のリーフのほかに2台とまっていました。
 


本学のリーフ率もすこしずつ上がってきているので急速充電器を整備したいところですが、電源容量の問題で、設置を一時見送っています。
いつもの赤のリーフと本学が日産自動車と共同開発した急速充電器です。


その後のS先生からの情報で、もう一台あるとか。
CO2排出削減に大学として少しでも貢献できれば、と思います。

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