斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

表面フラッシュ

2016年04月25日 18時31分50秒 | 斎藤秀俊の着眼
着衣泳関係で、着衣なんとかと検索すると、着衣着火という現象にあたります。
表面フラッシュとも呼ばれて、空気との接触面積が大きい衣類表面の毛羽立った繊維が瞬時に燃え広がる現象だそうです。

表面フラッシュは綿やレーヨン等の易燃性セルロース系繊維で起こりやすく、特にネル地のように生地表面に細かい繊維が起毛され、空気を含みやすい形状である場合に発生しやすくなるとか。

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献血

2016年04月24日 21時57分48秒 | 赤十字
日本赤十字社の9つの事業のうちのひとつが血液事業です。

年間525万人から協力をしてもらう献血により、血液を必要とする多くの患者が日々救われています。
その献血が技術科学大学で行われました。


今回は、献血ばかりでなく、骨髄バンクのドナー登録も行われて、いつもよりダイナミックな受付場を作り、対応しました。


技術科学大学の学生たちのうち、多くの学生が献血やドナー登録に申し込んだようです。


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ひとつの自動車メーカーが倒産すると

2016年04月23日 23時24分03秒 | 斎藤秀俊の着眼
それは、わが国の経済に大きな影響を与えることになりかねません。
「ひとつのメーカーが自業自得でつぶれた」というレベルではなく、それは必ず自分たちにも還ってくる問題です。

あるひとつの自動車メーカーの作る自動車の販売店は古いデータで申し訳ないですが 119社751店舗(08/9/1) だそうです。
そのメーカーのクルマしか扱ってない会社が多く、修理や車検だけでしばらく食べていくのでしょうが、行く末は連鎖倒産も考えられます。

また、サプライチェーンにも影響が及びます。
ひとつのメーカーに限定したサプライチェーンとすると計算が難しいので、自動車メーカー全体としますと、サプライチェーン最終段階の従業員数は23.7万人(2010年)でした。そしてそこに部品を納入する企業すなわち部品ティア1で32.1万人、ティア1に部品を供給するティア2で7.0万人、ティア3で1.9万人でした。65万人の4分の1とか5分の1に影響があるかもしれません。

人ばかりではありません。こういったサプライチェーンの設備投資額も馬鹿になりません。全部の総計で年間1兆3000億円にもなります。そして、ティア3では授業員数が少ないといっても、ティア2とティア3では設備投資額はそれぞれ変わらずの1000億円程度です。これの4分の1とか5分の1に影響があるわけです。

あるひとつの自動車メーカーの年間売り上げは2兆1千億円。だから、これが全部吹き飛ぶのと同時に数千億円の設備投資が吹き飛び、10-20万人の雇用が吹き飛び、たいへんなことになるでしょう。

だからこそ、自業自得では済まされないのです。それなら、そのメーカーを救えという話になるかというと、これも微妙。株式会社として、社会に大きな影響を与えることになるのだから、不正問題で倒産するようなリスクを背負う時点で、経営の誤りがあったということ。この経営を人を変えることによって刷新できるのか、できたのか。

もう一つ問題があって、このような無理をしなくてはならないような規制値とは何だったのだろうか。
そもそも、法律とか規則を作るということは、犯罪者を作るということ。その辺の概念を深く考えていない例が多すぎる。現状技術の改良でクリアできる規制値であれば、このような不正をしなくてもよかったし、技術革新を促す規制値であれば、達成できなければどちらにしても倒産するのだから、自暴自棄になるのもわかる。法律とか規則は人の流れを強制的に変えるもの。でも流れを変えられなかったときに社会全体が受ける影響を、環境と経済と技術のバランスで考えなければならない。


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燃費データ不正

2016年04月23日 23時23分19秒 | 斎藤秀俊の着眼
新聞報道なので、本当の真実がまだわかっていない段階なのでなんとも言えませんが、数値目標を完全に勘違いして考える風潮を誰が作ったのか、ということに集約されると考えています。

技術革新を社会として進めるために、現在の技術ではクリアするのが難しい規制値を法律で作るようなことが行われています。例えば、排ガス規制とか燃費(エコカー)などの数値をより厳しくすることが行われています。

技術者や経営者が勘違いしてはいけないのが、こういった規制をクリアするのに、既存技術の延長でなんとかなるか、ならないかという点。技術革新は、受験勉強のように努力して少しずつ点を上げていくような、一歩一歩踏みしめていくやり方では実現できないし、その程度ではクリアできないようになっています。

明確に数値化されたアウトプットなのだから、それを実現するのに必要な仕様を予測すれば現状の技術の延長でいけるかどうか、すぐにわかることで、ダメだったら既存技術から完全脱却しなければならない。

既存技術からの脱却を実現するには、その組織に所属する人間を全部代えてしまえばいいわけです。ただ、ここで「○○DNAが受け継がれていて」などと言い切ってしまう組織では、人間を代えるのは難しいのでしょうか。

今回の事件は、VWの問題が噴き出てきたときにすでにわかっていた人たちにはわかっていたこと。ここまで明るみに出るまでにずいぶん時間がかかったなというのが、私の感想です。

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第一食堂のおかずが。。。

2016年04月22日 23時39分00秒 | 斎藤秀俊の着眼
最近、少し異変がでていることに様々な人が気が付いています。

昨日の豚肉のバター焼きですが、キャベツの千切りの上に乗っかっているのですが、A定食にもかかわらず、肉の量がえらく少なかった。私みたいにすでにカロリーがとれない人間にはありがたい量だが、若い学生にはこれは少なすぎるぞと思いました。

そして本日の豚肉と玉ねぎのガーリック風味ですが、おかずの上方に貼ってあった見本の写真にはたんまりと肉が写っているのだが、おかずそのものは、玉ねぎの量が圧倒的に多く、肉がちょぼちょぼだったのです。これまた私のように悪玉コレステロールの血中濃度の高い人間にとってはたいへんありがたい割合だが、若い学生には気の毒だと思いました。

肉の増量で値段が高くなるのは仕方がないにしても、若い学生たちの腹が満足できるようにしてあげないと、午後からの授業にも影響が出るというものです。



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