斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

徳山高専顧問会議に出席しました

2016年08月10日 22時22分12秒 | 斎藤秀俊の着眼
山口県周南市にある徳山高専の顧問会議に出席してきました。
この暑いさなかだったのですが、中国地方は暑いのですが湿度がそれほどでもなく、むしろ冷房で冷え切った体を心地よく温めてくれるような気温に感じました。

13時20分に土木建築工学科の渡辺勝利先生(長岡技術科学大学のご出身です)が駅前まで来てくださり、車に乗って坂の上の校舎まで連れて行っていただきました。

今年から校長になられた勇秀憲先生にご挨拶したのち、地元の顧問の方々とともに会議に参加しました。2時間の会議の中で日頃の業務内容の報告、顧問からの意見聴取が埋め込まれており、限られた時間の中で、最大限の情報収集を行い、必要な意見を述べてきました。

全国の高専の中では珍しい、複合3学科の学科構成でこれまで運営されてきています。隅々まで行き届いた校内運営が自慢で、学生教育がしっかりしています。化学系の学科新設が地元の周南市、山口県の悲願であり、特に化学工業が盛んな同地としては、徳山高専にぜひ人財を輩出してほしいところだと感じました。

すでに、専攻科のテレビ会議システムを使った授業が近隣高専とともに始まっています。先生も学生もまだ慣れないシステムのようですが、アクティブラーニングを実践するのに、テレビ会議システムを使った複数拠点の講義運営は必須です。ぜひ今後とも続けてください。

徳山のおいしい料理を食べてから帰ろうと入った居酒屋ですが、失敗でした。渡辺先生に教わったお店が開店まで1時間近く待たなければならず、妥協したのが運の尽きでした。。。

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ブロックチェーン

2016年08月09日 11時11分37秒 | 斎藤秀俊の着眼
このクラウド型システム、分散データベースと合意形成からなります。

中央管理型のデータベースでは、1つのデータベースで管理を行いますが、分散データベースでは、同じデータを記録しているデータベースが複数存在しています。

中央管理型のデータベースでは、データは整合性をもって更新されます。一方、ブロックチェーンでは、データは1箇所ではなく、分散されたデータベース上に多数同時に存在します。このため、適切に同期をとって更新作業を行わないと、データベース間で更新の新旧が発生します。データベース間で同期をとって、各データベースを整合的に更新するための作業が合意形成です。

ビットコインがこのやり方で成り立ちましたが、このシステムは別に経済運営ばかりでなく、いろいろなことに応用できます。

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戦略をもって経営しないと

2016年08月05日 09時21分35秒 | 斎藤秀俊の着眼
スマートフォンを頑張って製造している会社、撤退した会社、いろいろあるけれども、作るだけではダメで、上位機種の爆発的買い替え需要を作り出すような戦略を持たなければなりません。モバイルAR技術はそうした戦略を作るきっかけだったのですが、日本のメーカーでスマホを製造しているところはどこかというと。

富士通
京セラ
ソニー
バイオ
シャープ
NEC

パナソニックは撤退していて、フィーチャーフォンに特化。カシオも現在は製造していない。
頑張れ日本のスマートフォンメーカー!

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川の水難を再現して、ぜひ見てほしい教材

2016年08月03日 05時39分00秒 | 水難・ういてまて
昨日、NHK教育の子ども安全リアル・ストーリーで川における水難の再現番組 第5回 水の事故 が放映になりました。

「夏場に増える水の事故。実際の事故例を参考に、川で溺れそうになる様子をリアルなドラマで紹介。川に潜む危険や、溺れないための対策を伝える」というもので、番組の制作そのものはシーズン前から始まったのですが、まさにこのところ発生している川での沈水事故をよく表現している内容です。

このビデオは学校で授業の教材として利用できますので、ぜひ小学校等で子どもの安全教育のためにお使いください。

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いい年して、モバイルARかと

2016年08月03日 00時13分21秒 | 斎藤秀俊の着眼
言われていますが。
ロシアでは、国内にてモバイルAR型の有名なゲームの配信を禁止しているとか。
人々を扇動することやスパイに使われるということで。

モバイルARのだいご味は人の行動を変えることができるというところ。しかも不特定多数の。
そもそも、いつまでもいい歳の人たちがピカチューを追いかけて無言で公園に集まってきて、下を向きつつスマホの画面をスリスリする光景は今までなかった光景で、これを気味悪がるか、すごいことだと気が付くか、このあたりで一歩離れて観察するのが好きな人の次のアイディアにつながるってものです。

ロシアがピカチューほしさに集まる人たちが下を向きながら国を転覆するような行動に移るとはきっと考えていないだろうけれども、モバイルARは、使いようによって、それが現実化する怖さを持っています。ある特定の場所に集まって来た人たちのスマホの画面に宙をまうお金を表示させて、それを捕まえた人の口座に同額を振り込むシステムを作れば、全く質の異なる人々をある場所に集めることができるし、その場所でスマホに向かって大声で「○○打倒」と叫べば、その音量によって口座にお金が振り込まれるようにすれば、シュプレヒコールの大合唱をさせることもできるのです。

立ち入り禁止区域に入り込み、写真を撮らせることも可能で、危険な区域ほど口座の入金が多くなり、写真の枚数でも入金が増えるように仕向ければ、たくさんの写真を送ってくることになります。

如何でしょうか。たかがゲームと言わずに、まず使ってみて、その実力をしっかりと味わうのがよろしいと思います。使いようによってはとてつもない破壊力を秘めた軍事技術にも転用されるでしょうし、そのあたりは市民が気をつけてチェックしていかなくてはならないことでしょう。

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