○天皇陛下のことばを聞いて
感慨深いというのが率直な印象だ。当たり障りのない象徴天皇の「お言葉」ではない。国民に率直に訴えていると言うのだろうか。私が一番ジーンときたのは次の部分だ。
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そうした中で平成の時代に入り、戦後50年、60年、70年の節目の年を迎えました。先の大戦で多くの人命が失われ、また、我が国の戦後の平和と繁栄が、このような多くの犠牲と国民のたゆみない努力によって築かれたものであることを忘れず、戦後生まれの人々にもこのことを正しく伝えていくことが大切であると思ってきました。平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています。
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私は戦後生まれの一期生だ。当たり前と思っていたことが安倍政権によってベクトルが逆になっている。我々世代が平和を語りつくりつづけなくてはいけないのだ。戦争はしらないけど占領は痛いほど知っている。
次のようなメッセージをいただきました。
(Kさん)昨日の平成最後の天皇陛下のお誕生日、お言葉を聞いてこちらまで泣けてきました。
天皇陛下は常々、国や国民を想われ、皇后陛下への感謝の気持ちをいつもお話しされていましたが、天皇陛下のこれまでの旅路や皇室のお務め、どのような想いで日々過ごされているのかを知れば知るほど、本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。
来年も、そして次の時代も平安で幸せなものになりますように✨
(松本輝一)天皇陛下の皇太子時代をちょっと知っているから。学習院中等科のご仮寓所が光華殿にあった(1946年から1949年)。1949年の馬小屋の火事はしっかり覚えている。遮るものがないから真っ赤な炎を。一度、馬に乗っている姿を見た。出会った。光華殿は我々の遊び場でもあった。占領下の貧しい時代。