2024年03月28日(木)
① Dal Bhat @ SUNTALA HOTEL & LODGE(ラメチャップ)
② Dal Bhat @ A.G.S HOTEL & LODGE(ラメチャップ)
昨日ルクラ行きの飛行機が飛ばなかったため、ラメチャップ空港の近くの宿で迎える朝。
部屋にヤモリが少なくとも2匹いて、しかも鳴いていてびっくりした。ヤモリの鳴き声(?)を初めて聞いた夜だった。
朝4:00過ぎ(太陽が出る前)お店の開店シャッター音、お祈りの鐘の音、ニワトリの鳴き声、等々で目が覚める。
少しお腹が痛いが問題無い(と思いたい)。
宿の窓からは空港に駐機されている僕らが乗る予定の(というか乗りたい)機体が見える。
窓からは5:00前には今日もお客さんたちが空港に集まってきたもの見えた。
ガイドさんと空港に向かう。窓口に押しかける人々。僕のガイドさんは頼もしく、ゴリゴリ窓口に突っ込んでいく。このガツガツ感が無いと早い飛行機の搭乗権利を確保できないらしい。どういう仕組みだろう。一人で来ている旅行者はどうなるのだろう。
6:30過ぎ。僕らの搭乗券が発行された。席は確保された。あとは順番が来た時、その飛行機が飛べるのかを待つのみ。ラメチャップの天気は悪くない。ルクラの天気が問題らしい。
今日も荷物検査等を済ませて待合室へ。そこには、昨日もここで見かけた人がざっと100人はいるだろうか。
とりあえずミルクティーを飲む。心の中に連帯感を感じつつのチャイはいつだっておいしい。
僕としては、本場のチヤは最初から砂糖が入っている、という先入観というか、期待というか、もはや理想像を持っていたけれど、今回僕がミルクティーを飲んでいる場所は世界からトレッカーが集まる場所なわけで、そういう場所で砂糖入れるか聞かれることが何回もあるということは、世界は減糖に向かっているのかもしれない。
7:00過ぎから、飛行機が離陸を始めた。朝一番二番で離陸した飛行機はルクラに着けたらしい。望みが出てきた。
あとは機体がこちらに戻って来れば、僕らの順番も近そうだ。
逆に言えば、その機体が無いことにはルクラには飛べない。
8:00前。昨日も離陸したのにルクラで着陸できず戻された御一行が、今日また離陸できたのに帰って来てしまった。片足が無い紳士がいるのでよく覚えている。
その御一行が落胆しつつ待合室に戻って来た時の静けさたるや……
個人個人の思いを置き去りに、こちらでは飛行機が飛ばないことは日常的なことなのかもしれない。普段は望んでもなかなか体験できない不思議な状況。
なんの修行だよ!?とツッコミたくもなるけれど、今のこの状況を修行として肯定的に受け入れることは少なくとも現時点ではできていない。とはいえ、イライラしたりもしていない。
容易には理解できない言葉の音が飛び交う待合室で、妙にくっきりしてくる自分の思考はほぼ停止中、と思考している。
悩んでいても解決しない。朝ごはんにトーストとフライドエッグを食べた。
その時、朝から近くにいたおそらく欧州各地からのグループがYMCAの音楽を鳴らして踊り出した。おかしくて涙が出る。思わず手拍子で盛り上げる。人は待ちくたびれると踊るのかもしれない。
お昼になっても、まだ飛行は再開していない。とはいえ、欠航が確定もしていない。
待合室で飛行機を待ってるはずの僕らだが、ガイドさんが同行してくれてると一旦セキュリティエリアを出られる魔法があるらしい。
ラメチャップ空港を出て車でちょちょっと昼飯を食べに行くことになった。
今日の昼飯はSUNTALA HOTEL & LODGE
ここのダルバートは、パパドが付く、しゃばしゃばダル、全体的にホット、という仕様だった。
再び空港に戻る。そして15:00過ぎ。今日のこれ以降は欠航と決まったことが告げられた。
夕方、ラメチャップで2日目の夜を迎えようとしている。
スケジュール通り進んでいれば、今日はナムチェバザールにいたはずだ。
いたはず、ということは、スケジュール通り進んでいないということだ。
あいにく空港近くの宿は満室になってしまい、空港から少し離れた宿へ。
だけど昨日よりも過ごしやすそうな宿、A.G.S HOTEL & LODGE。
昨日もそうだったけど、ガイドさんと一緒にラメチャップの街を少し散歩。
飛行機がスムーズに飛んでいたら、ほとんど知ることの無かった街並みはのどかで穏やかな気がする。
夕飯はもちろんダルバート。メニューには「Talhi」と書いてあることが多い。あと手づくりポテトチップス付きも目立つ。ツーリスト向けかもしれない。
ここのチキンカレーもおいしかった。ガーリックの香ばしさ具合が最高。
旅の道連れコトリちゃんが注文したチョウミンもおいしかった。
そして、チャイもおいしい。
毎日ダルバート食べられるのは嬉しい。
早く標高が高い所にも行きたいけど、食欲が無くなるらしい。
他の移動手段があっても、テンジンヒラリー空港に着陸してみたい。
明日は飛行機も飛んで欲しい。そしてタイムロスの分を多めに歩きたい。
早めにおやすみ~