365カレー(∞)

2007年7月1日から毎日カレー生活を刻む6300日超の18年目
by
南場 四呂右(なんば しろう)

トマト

2020年01月12日 11時53分34秒 | カレー
2020年01月12日(日)
ビーフタンカレーとチキンカレーどちらも季節の野菜入り

人気店や話題店に行ってみたいと
心の底からは思えていないのに
追いかけていたのは
いつだったろう

人気店や話題店に行ってみたいと
心の底からは思えていないことに気づいて
控えるようになったのは
いつからだろう

最近では
人気店や話題店は
ほとぼりがさめてからにしよう
と思っている

でも
あの大先輩が「宇宙一」と言っていたり
信頼しているあの人が「あなたが行ったことないとは意外」と言ってきたり
そうすると
あの大先輩や信頼しているあの人の発言の意味を
考えてみたくなる

そういう動機で
動く方が
しっくりくる



そんなこんなで
今日になって
初めて行ったのは
ほとぼりがずーっとさめない
荻窪の
トマト

話は変わって
こういう生活をしていると
「おいしいカレー屋さんを教えて」
と言われることも
よくある

脳内では
「この人のおいしいはどういう意味だろう?」
とか
「単価が2000円を超えそうなお店を紹介したらカレーなのに!とか言われそう」
そして
「たしかに2000円とか出したらカレーだろうがなんだろうがそれなりにおいしいものが食べれられる確率は上がるな」
とか
関係ありそうななさそうな
色々なことを考える



話はトマトに戻る

けっこうな値段だけど人気がある
ということは
おいしい確率は高いことが推測される
と前々から思っていたものの
それによって私の行きたい気持ちは
刺激されない

それでも
今日トマトに行ってみよう
と思えたのは上
述の通り


行ってみた結果

生まれてよかったと思える素ん晴らしさだった



同行者とシェアして
ビーフタンカレー

チキン(大山地鶏骨付)カレー
を頼んだけど
どっちも
素ん晴らしかった



何時間待ったとか
何円だったかとか
どこがどうなってどうおいしいとかは
敢えて書かないことにする

また話は変わって
私は
BUMP OF CHICKEN
というバンドが好きで
ライブに足を運ぶこともある

ライブの冒頭で
ボーカルの藤原さんが
ステージ上にゆっくりした足取りで現れた後に
同じくゆっくりとギターを掲げる
という一連の登場シーンがある

それが
とんでもなく
かっこいい

私にとっては
その姿を目にすることができるだけで
チケット代金以上の価値がある
と思っている



また話はトマトに戻る

食べ終えて会計をする際に
厨房の奥から「ありがとうございました」声をかけてくれる
小美濃シェフの表情や声色と
実際に会計をしてくれる奥様の言葉や表情や所作が
とんでもなく素敵で
危うく泣きそうになるくらい
心にしみてきた

仮に
(そんなことはないけど)
待ち時間や値段や味に納得できない部分があったとしても
この会計から退店までの一連のやり取りだけ
十二分に報われたような気持ちになるだろう
と思えるのは
私だけではないはずだ

またまた話は変わって もう一つ好きなお話

植松電機の植松社長の
TEDxSapporoでのお話の中で
「すっごい車(ランボルギーニ)が手に入るのは金持ちだからでしょうか?ぜんっぜん違いますね。この車をお金で買うことができるのは、どっかで誰かが頑張って作っているから…」
と言っているんだけど
その視点がとても好きだ

またまた話はトマトに戻る

すっごいカレー(トマトのカレー)を食べることができるのは
小美濃シェフが頑張って作ってるから
そして
おいしいものを作ろうと一生懸命研究して努力して
売ってもらえているから
買うことが出来ているに過ぎない



私が毎日食べているどのカレーにも当てはめることができる文脈だ
とも思うし
毎日うっすらとは意識するようにしている
けれど
ランボルギーニとトマトのカレーに共通して
高価な商品ということもあいまって
今日は
いつもより強く
そんなことを感じた

なんだか興奮しているのか
いつにもまして
あっちこっち散らばる文章を長々と書いてしまったけど
ここまで読んでくださっている方がいらっしゃるとしたら
それは嬉しい
ありがとうございます



ごちそうさまでした

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