2022年05月29日(日)
ダルバート
僕が生まれ育った群馬県桐生市でのお茶会の一場面のお話会の聴き手的な進行役的な立場で登場した今日
その会について書き残しておきたいと思う
(その流の中でカレーに言及します)
驚くほど晴れた空の下を参加者みんなで散歩(歩行禅)からスタート
途中で長福寺に寄って副住職のお話を聴きながら休憩という真夏日に清々しいサプライズ
再び歩いて野路さんの工房へ
ご本人たちが組み立てたという静かに構える大きな薪窯の迫力に「すげー」としか言えなくなる語彙
そしてお庭の木陰で抹茶とパンをいただく
白状すると抹茶とパンって合うの?と思っていた
自分の想像力を信用できなくなりそうなほど今日の抹茶と今日のパンは今日の僕にぴったりだ
「一座建立」「一期一会」の概念がそれぞれの心の中と雰囲気にも充満している
犬もきっとそう感じている
もう語彙に頼る必要すらない
それ以上の言葉では言い表せないし意味なんかを軽く超えて
ただそうである
としか言い様が無い
この時点でお開きになっても満足
だけど僕の出番はこれから
満足感から自分の出番を迎えられる
こんな幸運は滅多にない
言語化できないことを共有しようとする茶人 宗鳴さん
今回は野路のお二人が培ってきた(現在進行形でも培いつづける)知恵を分けてもらうかのように共有したい
おそらく宗鳴さんもそう思っているだろうし
少なくとも僕はそう思う
というか僕にだけでも分けてもらいたかった
完璧に言い当てることが不可能だとしても
断片や糸口を共有することを諦めたくない
実際に届いたり伝わったりするのかは僕だけでは決まらない
参加者の皆様に押しつけることはしたくない
ただだだ届き伝わって欲しいと願いながら本気で話す
しなやかさの中に力強さを感じる野路さん
穏やかさの中に情熱を感じる宗鳴さん
とてもとても素敵な言葉を聴けたし
言葉を発する動作もとても素敵だった
僕はそう思う
それぞれの感想は参加者の皆様ご自身に委ねつつお話会は終了
場所をNILSに移してお食事会
この一連の会のため貸し切り特別営業なNILS
NILSの料理が大好きな僕にとって普段のメニューに無いカレーを食べられることもラッキー
それがネパール料理のダルバートだというからラッキーofラッキー
最of高
幸of運
NILSの店先で風に翻るタルチョを見られる日がくるとは思わなかった
参加者の皆様とも語らいながら
ダルバート食べて
チャイ飲んで
アイスでまったり
お話会の内容もそうだしダルバートもそう
それぞれの解釈を経て出てくるものはとんでもなく魅力的だ
これまでも好きだったものをもっと好きになった
新たな面や線や点も見えた
今日で人生が終わったら素敵な人生だったと言い切れる
それくらい生きる気満々だ
この意欲を明日からの僕は何にどう反映させ得るのか
想像つかない
もったいないから活用したいけど想像つかない
あ
そうだ
自分の想像力を信用できなくなってるんだった
なんだ
なんだ
想像つかなくても大丈夫だ
こんなに長く書いてしまったけど
体を運んで体験しなきゃわからないことばっかりだ
こんな長い文章をここまで読んでくださったいるあなたの今日
それは僕には体験できっこないんだなーとしみじみしながら
とりあえず
丁寧に暮らすことに本気になろう
ありがとうございます
今日も生きてカレー食べた
明日も生きてカレー食べる
ごちそうさまでした