■アローン・イン・ザ・ダーク■ いきなり始まりまくってるんで面食らうが、冒頭バトルシーンを見るだけでちゃんとした映画だってことはわかる。妥協なし。しかし主人公は原則ただの人間だよね?強すぎ。脳天気なハイテンポでさくさく進んでクリーチャーが惜しげもなくびょんびょん飛びかかってきてバカスカ撃ちまくるだけの映画だけど、とにかくクリーチャーの平凡ながらツボ押さえた造形と動きと人間の死に方の多彩さが十分なので私ゃ好きだと言わざるをえないです、この作品。着地と同時にヒゅっと半分不透明になってたりね、ナイスなモンスターですよ。兵士の足もとバカッと穴空いたと思ったら串刺しとかね、女性兵士が廃墟の隅っこでひっそりと頭スイカ割り状態で死んでたとかね、笑っちゃいますよ(あのスイカ割り頭そっくりな投身自殺娘のかち割れ頭ドアップ本物画像、ogrishで私保存したばかりでしたわ)。しかし『バイオハザード』といい『ドゥーム』といいこれといい、ゲーム発のは必ずゾンビわらわら登場ってのが法則でしょうか? 中途半端な速度のゾンビなら要らんのですが。あとラストはさすがに雑きわまりない爆発オチ+どーしょーもない間一髪ぶりで、〈いくらなんでも感〉がたなびくが、まあいいんでないでしょうか、『バイオハザード』を小型化したようなラストシーンも、無難に思わせぶりで。私支持しますよ、こういう分わきまえたB級モンスター映画の正道は。
■死びとの恋わずらい■ 精神病院にスライドしちまえば首尾一貫、てこういうやり方、安易っちゃ安易なんですよ。類例が腐るほどあるしね。だけどこの映画に限っては、結構うまくいってやがったなあ。というのも、あのオチのせいで、それまでの演技や脚本やセリフのぎごちなさが全部正当化されちゃったじゃないの。とくに、おいおい高校生にもなってみんな何が辻占いだよ、しかも好きだ嫌いだって、小学生じゃないんだから……ガキンチョ世界にうんざりしたけど、なんだぁほんとに小学校低学年で繋がってたのかよ、なら納得……すんなり解決したわけだよな。あとダメドラマの見本みたいなほら、亡き父について娘が母親に「おかあさん、おとうさんて……だったんでしょ」わざわざ観賞者に背景説明する恒例の不自然セリフ満載ときたもんだけど、ああいうオチならそんな一見わざとらしい会話も大いに有りでしたよねと。ふーん。うまくやったよ。ほんとはただ演出が下手なだけだったんだろうけどさ。しかもオカルトとサイコが漫然と混ざってて、蓋を開けてみりゃただの悲惨きわまるサイコパスものかよと。けど全身タトゥーのおねーちゃんが子どもに大トラウマなすりつける景色がふるってたので許せます。いくらなんでも舌を切るなよと言いたいが。で舌切られて一日経ってんのに冷蔵庫ン中で呻いてるなよと言いたいが。結局、みどりがあんなおっかない占いつーか予言をしたのはもうはじめっから精神病院生き決定の子どもだったってことでOK? あと、みどりの家族ってのは出てきてないけどどーしてんの? ところで冷蔵庫があったあの場所って、『ゴーストシステム』のあの場所だよね。
■ゴーストシステム■ オカルト系というべきかどうか……科学が霊を作り出しちゃったって設定だよね。それって霊なのかね? 後ろになにげに霊体が浮かび上がってるとかね、何度かディテールでは結構ぞくっとさせる映像やってくれたんだから、脚本と演技のショボさなんとかならんかったですかね。どーでもいーけど危なげな森に入ってく前に警察呼んどけよ警察。「お願いします。私もいっしょに行かせてください!」「何が起こるかわからないぞ、それでもいいのか」……「ここで待ってるんだ。動くんじゃないぞ」……無意味に陳腐きわまりないセリフの羅列はなんとかできませんでしたか。最後近くも、システムを止めに行くっつったって、じゃあ始めっからのこのこ出てこないでまっしぐらそっち行ってよ。携帯鳴らしまくるああいうのって、全般ただ「ふーん」で終わりですから。にーちゃんがトチ狂った原因も不明だし、まあとにかく悪い意味で低予算丸出しの大根演劇でしたということで、幽霊さんたちこんなつッまんねー映画のために演技ご苦労さまでした。
■トワイライトシンドローム ―卒業―■ とりとめがないですなあ……、幼なじみの男の子なんぞが終盤になって急に思い出されてもちょっとねえ……。ヘタッピすぎですよ、ストーリーが。女子校生たちのやりとりがとてつもなく人為的で、最後まで改善されずで。オカルトマニアの子の喋り方に欠陥があるんで、『女陰陽師 淫魔受胎』のヒロインともしや同一人物? と確かめたら違いました。おフダを掲げて霊の暴風に対抗するってお決まりの図なんざ『トイレの花子さん』なみにタルみきってましたな。ま、腹も立たない程度の学芸会映画でしたけど。
■死びとの恋わずらい■ 精神病院にスライドしちまえば首尾一貫、てこういうやり方、安易っちゃ安易なんですよ。類例が腐るほどあるしね。だけどこの映画に限っては、結構うまくいってやがったなあ。というのも、あのオチのせいで、それまでの演技や脚本やセリフのぎごちなさが全部正当化されちゃったじゃないの。とくに、おいおい高校生にもなってみんな何が辻占いだよ、しかも好きだ嫌いだって、小学生じゃないんだから……ガキンチョ世界にうんざりしたけど、なんだぁほんとに小学校低学年で繋がってたのかよ、なら納得……すんなり解決したわけだよな。あとダメドラマの見本みたいなほら、亡き父について娘が母親に「おかあさん、おとうさんて……だったんでしょ」わざわざ観賞者に背景説明する恒例の不自然セリフ満載ときたもんだけど、ああいうオチならそんな一見わざとらしい会話も大いに有りでしたよねと。ふーん。うまくやったよ。ほんとはただ演出が下手なだけだったんだろうけどさ。しかもオカルトとサイコが漫然と混ざってて、蓋を開けてみりゃただの悲惨きわまるサイコパスものかよと。けど全身タトゥーのおねーちゃんが子どもに大トラウマなすりつける景色がふるってたので許せます。いくらなんでも舌を切るなよと言いたいが。で舌切られて一日経ってんのに冷蔵庫ン中で呻いてるなよと言いたいが。結局、みどりがあんなおっかない占いつーか予言をしたのはもうはじめっから精神病院生き決定の子どもだったってことでOK? あと、みどりの家族ってのは出てきてないけどどーしてんの? ところで冷蔵庫があったあの場所って、『ゴーストシステム』のあの場所だよね。
■ゴーストシステム■ オカルト系というべきかどうか……科学が霊を作り出しちゃったって設定だよね。それって霊なのかね? 後ろになにげに霊体が浮かび上がってるとかね、何度かディテールでは結構ぞくっとさせる映像やってくれたんだから、脚本と演技のショボさなんとかならんかったですかね。どーでもいーけど危なげな森に入ってく前に警察呼んどけよ警察。「お願いします。私もいっしょに行かせてください!」「何が起こるかわからないぞ、それでもいいのか」……「ここで待ってるんだ。動くんじゃないぞ」……無意味に陳腐きわまりないセリフの羅列はなんとかできませんでしたか。最後近くも、システムを止めに行くっつったって、じゃあ始めっからのこのこ出てこないでまっしぐらそっち行ってよ。携帯鳴らしまくるああいうのって、全般ただ「ふーん」で終わりですから。にーちゃんがトチ狂った原因も不明だし、まあとにかく悪い意味で低予算丸出しの大根演劇でしたということで、幽霊さんたちこんなつッまんねー映画のために演技ご苦労さまでした。
■トワイライトシンドローム ―卒業―■ とりとめがないですなあ……、幼なじみの男の子なんぞが終盤になって急に思い出されてもちょっとねえ……。ヘタッピすぎですよ、ストーリーが。女子校生たちのやりとりがとてつもなく人為的で、最後まで改善されずで。オカルトマニアの子の喋り方に欠陥があるんで、『女陰陽師 淫魔受胎』のヒロインともしや同一人物? と確かめたら違いました。おフダを掲げて霊の暴風に対抗するってお決まりの図なんざ『トイレの花子さん』なみにタルみきってましたな。ま、腹も立たない程度の学芸会映画でしたけど。