■地獄の変異■ 同じ洞窟モノの新作ってことで『ザ・ケイヴ』と続けて観たのだが、相対的にグロ度少なめのこっちのほうが結果的にはるかによかったんで、まあ……。水底の描写リアルだったし。しかし怪物をもっと見せてほしかったんだな。暗い洞窟内って設定じゃ限度はあるにしても。あと場面がさくさく変わりすぎるんだな。パラサイトの顕微鏡映像とか、隊員がやられる場面とか、アッサリと流してっちゃうのね。一人一人のやられ方もいまいちハッキリせんし。余韻を勿体つけろってわけじゃないけど、それこそ洞窟内なんだからいくらなんでも幾分かは粘っこくやってくれないと。だいたい未知物体の切断面のウジムシっぽいあそこのウネウネなんかは見せ場だっつのになんで一瞬だけなの。後半、てより主に終盤、飛んだり泳いだり走ったり、怪物の動きだけは申し分ないとして、もうちょいタフであってほしかったのと(せっかく後ろから覆い被さってもおねーちゃんの懐刀に切り裂かれてるようじゃちょっと……)やっぱ全身じっくり見せてよと、くどいけど。あんな大河が流れちゃってどうせ広々した空間なんだし、地底に本来ふさわしい『ディセント』的ねちっこメの演出完全放棄しちゃってる以上、怪物の近接ビジュアルとかでサービスでしょうよ普通。ま、久方ぶりに本格モンスターっぽい映画だったんでうれしく観せていただきましたけど、詰めが甘いというかなあ……、んでラストね。時間がチョイ余って二人で事件の顛末を回顧、しかもテーマがパラサイトとなれば、あの終わり方しかないっすよね。あまりにも予想通りのオチにせんでくださいってばぁ。
■サイレント・プラネット■ オモチャみたいなCGがなかなか楽しくってさ。俺ヤッパ宇宙風景に弱いのかナー。で肝心のお話は、3回くらいに分けて飛び飛びに観たこともあっていまいち掴めんのだけど、囚人らの間に流行った伝染病みたいなもんだったのかなあ。それよりクルー全員女の宇宙船が見もの。外観じゃなくて内部の様子ね。つまり女たちね。6人くらいいたんだったかな、みなさん気が散っちゃって任務に専念してないじゃん。よそ見はするわ口喧嘩はするわ。あんなんで重武装してゾロゾロ出かけても迫力ないっす。実際泣くし、パニクるし。油断しっぱなしで男二人に振り回されて全滅寸前のマヌケさだし。で最後実際に全滅するんだろうね、ラスト一人が殺されて。とにかく「女はやっぱダメです」的偏見を強化するちょい面白仕上がりのパニックSFでしたねと。しかし殺人鬼がただの人間♂じゃなくてちょっとでもいいから怪物っぽければなあ。けっこういい線行く出来だったと思うんで。突っ込みどころの大半は映画の作りというよりは女たちの「それはないだろう」的アホ行動ってわけでそれなりに差別感情に合致してリアルだったんで。差別っていうよりやっぱああいうアドベンチャー系の重労働は女だけのチームじゃしょせんムリっしょ、て実態をうまく描いてる。一つだけ具体的に言うと、監禁してたのにわざわざドアあけて「仇をとる」的構えをとりながらアッサリ銃奪われてるあそこなんか、リアルでもなんでもないながら「ウン、やっぱ馬鹿だ、女は」で納得させられました(そんなんでいいんですかい?)。
■パラサイト・イヴ■ ラスト、炎が消えて生還しやがったら承知しね~ぞ~と思ってたが、きっちり燃え続けてたんでまあ一安心ってことで。しかしなんとも、ミトコンドリアが進化したがってるんですって言い分はわかるけど、なぜに人間の形で出てこにゃならんですか? せめて脳を媒介とした何かがあれば話はわかるけど、肝臓や腎臓の細胞を介して言葉喋ったりされても、ぽかーんって感じっすよ。これ、公開当時に観たけど、こんな下らない映画だったかなあ。今度改めてDVDで観てみて、なんか唖然としたよ、記憶との食い違いがね。そ、原作小説読んだときは違和感なかっただけにまた尚更ね……。しかし進化進化って連呼してるけど、ただでさえ誤解されてる「進化」が、学者にさえ曲解されがちな「進化」がこういういい加減な映画によっていっそう間違ったイメージ広まっちゃうんでないかと気が気でないよ。ダーウィニズムのよき理解者っぽい原作者自身がセリフなしとはいえちゃんと極チョイ役出演してるわけなんで、もっと何とかならんかったのかなあ。そりゃSFがすべて啓蒙映画でなきゃいかんなんてこたないけどね、ちょっと進化の意味を蔑ろにしすぎでしょ。みなさんの演技のほうもねェ。俳優じゃなく脚本のせいなんだろうけど、臓器移植コーディネーターとおまけに医師までがのっけから「腎臓ください、腎臓ください」って喧嘩腰でまとわりつかんでくださいよね。重病人身内に抱えてるナイーブな観賞者諸氏はあーゆーのが許されると思っちゃうじゃないですか、レシピアント側にせよドナー側にせよ。肝心のモンスター描写はあれかな、ドロドロスライムの描写というかな、うまいとことCGまる見えの稚拙タイプと、なぜか両者が混在してました。ま、そこそこの駄作。
■ヘル・ファイヤー■ 字幕消して観てる通例として、何がなんだか意味わからず。パラサイトというより変身系ですかね。かと思えば肉親や恋人の幻覚がらみバーチャルリアリティを出現させたり、そもそも始めのとこではえっちらおっちらカプセルを人力移送してる最中に案の定落下して割れて触手が飛び出したりと、バイオハザード系っぽい背景もあり。ナサがどうたら言ってたみたいだからエイリアンなのか?スパイが入り込んでたっぽい展開だったからXファイル色帯びてたりするのか?等々、とにかくなんだかんだ詰め込まれてたようで字幕なしではツライものがあるってば。しかしCGのレベル、凄まじいですね。レベルの低さが。「オマイら、わざとか?」って聞きたくなりやした。のっけから浮きまくりのあのCG見せられちゃ、あとまともに観る気失せるのは当然ってもんです。ほとんどセリフが聴き取れなかったのも冒頭のCGのせいが大きいってことで。タコ足が口から飛び出て巻き付くって構図はいいんだけど、毎度毎度あのCGかよ、って感じで。
■エイリアン シンドローム■ 何がなんだかわかんなかったよ。なんともタルンだお話だなーってことがわかっただけで。いい加減な隔離施設で患者と管理側がごちゃ混ぜになってて、適当に紛れて逃げながらカメラで記録してゆく、と。そんだけで緊張感ゼロってわかりますですな。とにかくエイリアンもろくに出てきちゃくれないし、ま、どーでもいいや。観てすぐ記録しとかなかったせいで記憶もほとんどないよ。ヘナヘナだったやつらがいざ逃げるときになって急に元気になってたようなちぐはぐ演出が気になったような記憶が。ま、そんなとこで。
■サイレント・プラネット■ オモチャみたいなCGがなかなか楽しくってさ。俺ヤッパ宇宙風景に弱いのかナー。で肝心のお話は、3回くらいに分けて飛び飛びに観たこともあっていまいち掴めんのだけど、囚人らの間に流行った伝染病みたいなもんだったのかなあ。それよりクルー全員女の宇宙船が見もの。外観じゃなくて内部の様子ね。つまり女たちね。6人くらいいたんだったかな、みなさん気が散っちゃって任務に専念してないじゃん。よそ見はするわ口喧嘩はするわ。あんなんで重武装してゾロゾロ出かけても迫力ないっす。実際泣くし、パニクるし。油断しっぱなしで男二人に振り回されて全滅寸前のマヌケさだし。で最後実際に全滅するんだろうね、ラスト一人が殺されて。とにかく「女はやっぱダメです」的偏見を強化するちょい面白仕上がりのパニックSFでしたねと。しかし殺人鬼がただの人間♂じゃなくてちょっとでもいいから怪物っぽければなあ。けっこういい線行く出来だったと思うんで。突っ込みどころの大半は映画の作りというよりは女たちの「それはないだろう」的アホ行動ってわけでそれなりに差別感情に合致してリアルだったんで。差別っていうよりやっぱああいうアドベンチャー系の重労働は女だけのチームじゃしょせんムリっしょ、て実態をうまく描いてる。一つだけ具体的に言うと、監禁してたのにわざわざドアあけて「仇をとる」的構えをとりながらアッサリ銃奪われてるあそこなんか、リアルでもなんでもないながら「ウン、やっぱ馬鹿だ、女は」で納得させられました(そんなんでいいんですかい?)。
■パラサイト・イヴ■ ラスト、炎が消えて生還しやがったら承知しね~ぞ~と思ってたが、きっちり燃え続けてたんでまあ一安心ってことで。しかしなんとも、ミトコンドリアが進化したがってるんですって言い分はわかるけど、なぜに人間の形で出てこにゃならんですか? せめて脳を媒介とした何かがあれば話はわかるけど、肝臓や腎臓の細胞を介して言葉喋ったりされても、ぽかーんって感じっすよ。これ、公開当時に観たけど、こんな下らない映画だったかなあ。今度改めてDVDで観てみて、なんか唖然としたよ、記憶との食い違いがね。そ、原作小説読んだときは違和感なかっただけにまた尚更ね……。しかし進化進化って連呼してるけど、ただでさえ誤解されてる「進化」が、学者にさえ曲解されがちな「進化」がこういういい加減な映画によっていっそう間違ったイメージ広まっちゃうんでないかと気が気でないよ。ダーウィニズムのよき理解者っぽい原作者自身がセリフなしとはいえちゃんと極チョイ役出演してるわけなんで、もっと何とかならんかったのかなあ。そりゃSFがすべて啓蒙映画でなきゃいかんなんてこたないけどね、ちょっと進化の意味を蔑ろにしすぎでしょ。みなさんの演技のほうもねェ。俳優じゃなく脚本のせいなんだろうけど、臓器移植コーディネーターとおまけに医師までがのっけから「腎臓ください、腎臓ください」って喧嘩腰でまとわりつかんでくださいよね。重病人身内に抱えてるナイーブな観賞者諸氏はあーゆーのが許されると思っちゃうじゃないですか、レシピアント側にせよドナー側にせよ。肝心のモンスター描写はあれかな、ドロドロスライムの描写というかな、うまいとことCGまる見えの稚拙タイプと、なぜか両者が混在してました。ま、そこそこの駄作。
■ヘル・ファイヤー■ 字幕消して観てる通例として、何がなんだか意味わからず。パラサイトというより変身系ですかね。かと思えば肉親や恋人の幻覚がらみバーチャルリアリティを出現させたり、そもそも始めのとこではえっちらおっちらカプセルを人力移送してる最中に案の定落下して割れて触手が飛び出したりと、バイオハザード系っぽい背景もあり。ナサがどうたら言ってたみたいだからエイリアンなのか?スパイが入り込んでたっぽい展開だったからXファイル色帯びてたりするのか?等々、とにかくなんだかんだ詰め込まれてたようで字幕なしではツライものがあるってば。しかしCGのレベル、凄まじいですね。レベルの低さが。「オマイら、わざとか?」って聞きたくなりやした。のっけから浮きまくりのあのCG見せられちゃ、あとまともに観る気失せるのは当然ってもんです。ほとんどセリフが聴き取れなかったのも冒頭のCGのせいが大きいってことで。タコ足が口から飛び出て巻き付くって構図はいいんだけど、毎度毎度あのCGかよ、って感じで。
■エイリアン シンドローム■ 何がなんだかわかんなかったよ。なんともタルンだお話だなーってことがわかっただけで。いい加減な隔離施設で患者と管理側がごちゃ混ぜになってて、適当に紛れて逃げながらカメラで記録してゆく、と。そんだけで緊張感ゼロってわかりますですな。とにかくエイリアンもろくに出てきちゃくれないし、ま、どーでもいいや。観てすぐ記録しとかなかったせいで記憶もほとんどないよ。ヘナヘナだったやつらがいざ逃げるときになって急に元気になってたようなちぐはぐ演出が気になったような記憶が。ま、そんなとこで。