三浦俊彦@goo@anthropicworld

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あっ、先駆者が!

2007-05-03 16:28:19 | アドホック日記
 前回(3/30)以降に気づいた『のぞき学原論』レビュー等を報告いたしましょう。
 出版から3ヶ月過ぎて、媒体の内訳をみると、本書の扱った分野なりの規模と言えますが、総合誌、カルチャー雑誌、新聞、ラジオ等、種類そのものは多岐にわたっているのが特色です。ただ、某全国紙の記者からの反応――「記事にしようと読み始めましたが、こ、これは反響が怖すぎて新聞では扱えません……」――直接的な推奨モードについては、確かにハンディを負った本と言わざるをえないのかもしれませんな。

 ★プレス
 『中日新聞』 2007/02/25 (未見)
 『論座』6月号 書評 p.318

 ★ウェブ
http://www.e-net.or.jp/user/stako/DE/dengon-200704c.html#anchor260
http://www.doblog.com/weblog/myblog/62423/2555156#2555156 2007/02/19
http://ameblo.jp/miwamusume/theme-10000096375.html
http://d.hatena.ne.jp/higonosuke/20070331
http://d.hatena.ne.jp/akehyon/20070405
http://blog.goo.ne.jp/kawakamiyoshiro/e/136642f4a5b80d0e288e3631c95f16fb
http://blog.livedoor.jp/planet_knsd/
http://noyee.jugem.jp/?eid=303
http://noyee.jugem.jp/?eid=337
http://plaza.rakuten.co.jp/katsuyaichihara/diary/
http://noyee.jugem.jp/?eid=347 ←本日のコメントからの教示により付加

 ★なお、私自身による自己言及として、
 『現代思想』5月号「人間原理のパラドクス⑦」は、『のぞき学原論』第1章の「皆既日食の原理」を別角度から論じています(文献表に記載)。

 ■それから重要なこととして、このような本を見つけました!
 http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3308
 なんと、ピーポロジーには先駆者がいたのです!
 さっそく古書で入手し(新本は品切)、まだ読み始めてはいないのですが、どうやら虚構キャラクターに「窃視学」を語らせているらしく、虚構でなく現実に〈ピーポロジー〉を実践してみせたのは『のぞき学原論』が初だと主張しても間違いではなさそうです。
 しかし、私自身が『これは餡パンではない』で主張したように、虚構の作品も現実の作品も、コンセプチュアルなアートに関しては同等なのだとすれば、この『迷える者へのガイド』に一定の先取権があることは認めねばなりますまい。(実際どのくらいの内容を有しているか、これから要検証ですが――)
 いずれにしても、本文または脚注で提示すべき文献でした。知らなかったとはいえ(比較的最近の本だが、ほとんど話題にならなかったのか……?)これに言及しそこねたのは大いに悔やまれます。こういう事例も含め、近く、『のぞき学原論』の正誤表や補足情報を公開する必要があるでしょう。

 前回、
「エピソード、そして〈執筆の狙い〉備忘録、等は、次回に記しましょう」と予告しましたが、それは(正誤表ともども)次回にまわすことにいたします。