三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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阿呆理詰日記2135

2007-06-21 03:08:51 | アフォリズム日記
小説を山ほど読んでもちっとも人間がわかるようにならないとぼやくは、名画をこんなに見続けてるのにちっとも視力がよくならないとこぼすがごとし。
論理を学んでほんとに頭がよくなるのかと疑うは、名曲を聴き続けたわりに耳鳴りが改善されてないようなと訝るがごとし。

哺乳類系5

2007-06-21 01:37:10 | モンスター映画
 ■死霊の牙■ 邦題はこうなってるけど、死霊じゃないやん。狼男じゃん。んで最後のフル変身バージョンなんか、狼ですらなく熊さんにしか見えねかったんですけど。まそれはそれとして、ウム、大変楽しめる本筋娯楽映画って感じですね。ヒネリもないし、グロくもないし、SFXも普通だし、変身場面も地味だし、いいとこひとつも無いようでいて、なーんかほのぼのする。カーチェイスがあるわりにはくつろげる。ま、あの子たちゃ死なないよな~って正しい先入観があったからでしょうか。ただ、アル中のオジサンはどうなのか微妙なところだったんで、そこが興味津々見続けられたと。結局オジサンもぶっ飛ばされただけで殺されずに済みましたと、まあ優良ホームシアターでしたって按配ですか。頼りない保安官、犯人である町きっての人格者、仲いいんだか悪いんだかわかんない小学生の姉と弟、しかも弟は車椅子生活、口うるさい母親、話のわかるわりにオオカミ男の話だけはなかなか信じないオジサン、……フームしっかりツボ押さえとるぞい。類型に凝り固まっとるぞい。だから最低限の面白さは確保されちょるぞい。可もなく不可もない設定で無難にいい味出してました賞。子ども向けとして評価すれば傑作なのかな。銀の弾丸号、楽しそうでしたしね。しかしあれってほんと、運転免許なくていいわけ? 保安官が怠慢な町だからだいじょぶなのか。
 ■マンモス■ 最初コメディかなと思ったんよ。当然ですよね。そのつもりで観てったんよ。でもヌルすぎるって以前に投げ槍っぽいのよ。具体例挙げんのも面倒というかあっというまに忘れちゃったから書けないけど、「え? これで次に行っちゃう?」的シーンばっかで。そりゃマンモスがいつも不意にテレポートしてきたように登場するのは笑っちゃったけど、意図した笑いじゃないみたいなんでねぇ。一度か二度、大勢の中にマンモス登場でバカスカ蹴散らされる場面あったけど、どうせあの程度のアクションでお茶濁すつもりなら、へたに野外に走らせるよりか、ずっと博物館内で頑張らせたほうがよかったんじゃないかね。退治シーンも確かコンテナ閉じこめ法だったんだしさ。とにかく何もかも中途半端な、コメディすらマジメに演じられないクズ映画とはこのことでした。人体パーツが動き出すあたりだけでもリアルに仕立ててほしかったなあ。
 ■レディ・イン・ザ・ウォーター■ とりあえず全然面白くなかったんですけど。期待してたんだが。ファンタジーのお約束を満たして見せた模範演技ってとこなんだろうけど、ちっとも面白くないんじゃ仕方ないや。住人たちの役割の照合のやり直しとか、別に謎解きのミステリー的面白さがあるわけでもなし、それ以前にいい大人たちがガキでも信じないRPGをすんなり受け容れるあたりの説得力が皆無。一人でも猜疑心強いやつを配置しておればねえ。舞台がフェアリーランドじゃなくてこっちの俗世なんだから、ファンタジーのコードきっちりお見せしました的な自己満まっしぐらはゆめてほしいよ。猿人っぽいのもちょっと出てきてたけどあまりに短時間すぎ。あれがもっと露出してくれれば星一個増えたかも。それにしてもヒロインったらブスだったねぇ。あれって美人のつもりだったのかなあ。妖精だからとりあえず美しいって設定だったっぽいけどねえ。