三浦俊彦@goo@anthropicworld

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阿呆理詰日記3377

2010-11-14 14:07:00 | アフォリズム日記
時間だけが癒してくれる傷とは、時間だけが刻むことのできた傷である。


子どもほど無垢から遠い存在はなく、無垢と信じられるにふさわしい存在はない。


橋を渡る勇気がないならば、橋の前で踏みとどまる決意を誇示すればいい。
橋の途中で足がすくんだならば、しばし橋に居すわる豪胆を誇示すればいい。


願いが叶う場合、最も多い叶い方は、願いが無価値だと悟ることによってである。


人生を無かったことにできるという楽観が、自殺の動機を作っているのだろう。
どのみち今さら人生を無かったことにはできないという安心感が、自殺の動機を支えているのだろう。


生きる意味とは、生きる目的と生きた結果がどれほど一致するかで決まる。
生きる価値とは、生きる目的と生きた結果とがどれほど独立でありうるかで決まる。


誰もが知る権利を持つが、知る能力を持つとは限らない。
知る能力に秀でた者ほど、知って幸福になる能力には欠けている。



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  2010年11月11日~13日
「言語表現」(土曜3限)受講生の作品へのResです。
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