思い出を当てにすれば俗人。
思い出を糧にすれば才人。
思い出を盾にすれば廃人。
道ばたの石という石が何物かの墓に見えてくる。位置という位置に必ず因縁が灯ると悟れば。
忘れられた――寂しさが安堵で埋め合わされる。
招かれた――誇りが煩わしさで掻き消される。
掻き消しと埋め合わせとが掻き合わせあう。
いくら前向きに考えてても、前向きで考えてなきゃ後ろ前。
堕落に魅力が尽きないのは、堕ちても堕ちても落着しない浮遊感ゆえだろう。
真実を実写するでは足りぬ。実射せねば。
平凡に飽き飽きしてるやつほど奇抜に引く。
平穏に慣れきったやつこそ戦乱にたやすく馴染む。
…………………………………………………………
2011年11月14日~11月17日
「言語表現」(金曜3限)受講生の作品へのResです。
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思い出を糧にすれば才人。
思い出を盾にすれば廃人。
道ばたの石という石が何物かの墓に見えてくる。位置という位置に必ず因縁が灯ると悟れば。
忘れられた――寂しさが安堵で埋め合わされる。
招かれた――誇りが煩わしさで掻き消される。
掻き消しと埋め合わせとが掻き合わせあう。
いくら前向きに考えてても、前向きで考えてなきゃ後ろ前。
堕落に魅力が尽きないのは、堕ちても堕ちても落着しない浮遊感ゆえだろう。
真実を実写するでは足りぬ。実射せねば。
平凡に飽き飽きしてるやつほど奇抜に引く。
平穏に慣れきったやつこそ戦乱にたやすく馴染む。
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2011年11月14日~11月17日
「言語表現」(金曜3限)受講生の作品へのResです。
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