阿呆理詰日記3760

腰が砕けても胸が張り裂けても、はらわたが煮えくり返っても背筋が凍り付いても、尻に火が点いても首を切られても、まれに生きていられる人がいるらしい。


記憶の扉を叩くより、記録の壁を破った方が早い。思い出すより、思い入れた方が正確。


内が外を誤解するのと、外が内を邪推するのと、釣り合ってる間だけ相互依存。


人間観察は観察人間だけにできるのか。そんなことはあるまい。ムカデ人間は不気味なのに人間ムカデが滑稽であるように。


怠惰を恥じているうちは、怠惰を恐れるには至るまい。恐れを怠る恐れはなくとも、恥を怠るという恥をかくだろう。


私とあなたよりも、私の中のあなたと、あなたの中の私。その相性。


じっと見つめないでください。じっくり見てほしいので。



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　　2011年12月1日
「言語表現」（金曜３限）受講生の作品へのResです。
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阿呆理詰日記3759

どうしてそんなことが問われるのだろう。
　「いかに」ではなく「どうして」。「それが」ではなく「そんなことが」。「問われるべきなの」ではなく「問われるの」。「かな」ではなく「だろう」。