三浦俊彦@goo@anthropicworld

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保守主義は現状を変える知恵である

2023-11-22 08:03:54 | LGBT
 保守主義とは何か?
 現状を改善する欲求を最も強く抱き、最も本気で実践しようとするのが保守主義です。そのため、最大の効率によって(最小のコストによって)悪を滅ぼそうとします。
 たとえば保守主義の観点では、TGの生きづらさをなくすにはどうするか?
 身体違和ゆえの生きづらさであれば、性別適合手術、そして必要であれば法的性別の変更。
 身体違和なき生きづらさであれば、性表現・日常生活はそのまま容認し、単に当人の自認の性別を生殖器の現状に合わせてもらう、必要であれば心理療法の助けによってそのようにする。
 以上が最小のコストによる生きづらさ解消策です。
 ちなみに身体違和も、軽い場合は心理療法で解消可能です。
 当事者にとっては、異性化ホルモンのような身体侵襲性ある適応策を継続することや、埋没のような体系的欺瞞に頼ることよりも、生来の事実に忠実に堂々と性別を名乗り続けるのが得策であり、容易であり、経済的です。
 そもそも性別の定義的条件が生殖器であることから、性別の定義を変えるという大変革は、社会的コストが大きすぎて当事者の幸福度をも逆に阻害してしまいます。PTSD女性の被る害がそのままTGの被る害と重なっていることからも自明でしょう。
 保守主義とは、最大限常識に沿った抜本的解決です。
 心理療法で治すのと、性別変更と、どちらの方が抜本的解決の名に値しますか?
 心理療法というのは、服装や生き方を変えろというのではなく、心の中の性別の名称を入れ替えろというだけのことなので、きわめてわずかな変更を求める治療ですよ。たった一ケ所「考え方」を変えろと。
 心理療法で治る場合は、身体性別・法的性別・自認性別のすべてが一致するので、最善の結果となります。
 性別変更した場合は、身体性別と、法的性別・自認性別との不一致が残るので、性別変更前に比べて改善されないばかりか、最悪の結果となりえます。
 当事者救済の主力を特例法から心理療法へ切り替える潮時でしょう。
 そもそも特例法は、TG当事者を勘違いさせて「性別を変えるために無理して手術する」という本末転倒へ誘い込み、手術件数を激増させるという凶悪な副作用を発揮してしまいましたしね・・・

未オペ法的女性と女性スペース(最高裁判断→未オペ法的女性出現に備えて)

2023-11-21 01:05:38 | LGBT
こういうことなので、早急に備えねばなりません。
 (以下、「法的女性」は法的性別を女性に変更した男性を指します)
 (「既オペ」には、オペなしで外観要件を満たした人も含みます)
 (「女性スペース」には「女性スポーツ」「女性枠」なども含めて考えることができます)
女性スペース利用のために
 生来女性要件(本質要件) 法的女性要件(名目要件) 生殖外観要件(現象要件)
(生殖外観要件(現象要件)にはパス度も関わりますが、パス度はバイナリーではないので考慮から外します)
以上3要件それぞれ 不要× 要○ の組み合わせで8通りの立場が分岐します。


×××立場A.性自認を女性と申告すれば誰でも女性スペース利用可(性自認主義)
××○立場B.既オペ男性のみ、生来女性と同様、女性スペース利用可(性器主義)
×○×立場C.法的女性のみ、生来女性と同様、女性スペース利用可(法律主義)
×○○立場D.既オペ法的女性のみ、生来女性と同様、女性スペース利用可(法性器主義)
○××立場E.生来女性のみ、女性スペース利用可(自然主義)
○×○立場F.未オペ生来女性のみ、女性スペース利用可(性器自然主義)
○○×立場G.法的生来女性のみ、女性スペース利用可(法自然主義)
○○○立場H.未オペ法的生来女性のみ、女性スペース利用可(法性器自然主義)

 立場Dにおいては、法的女性の中で権利の差別が生じます。
 立場FとHにおいては、既オペ生来女性は女性スペースを使えません。(「既オペ生来女性です」と自称して未オペ男性が入ってくる可能性を防止する意義はあり)
 立場GとHにおいては、未オペ女性でも性別変更した場合、女性スペースを使えません。(性別変更の無意味さを知らしめる意義はあり)
 立場F、G、Hにおいては、女性スペースより男性スペースの方が利用者の人数が多くなりますが、男性スペースなるものはそもそも男性専用ではなく男女共用スペースということにしておくのがA~Hすべてにおいて好都合でしょう。