パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

ホルモン治療副作用とそのお値段

2016-06-03 21:20:00 | 乳がん

ホルモン治療は最低5年間毎日薬を飲み続ける。

薬剤師さんから小冊子を渡され説明を聞く。副作用の症状も様々で、書ききれない(笑)

でもこの副作用は 個人差があり 強く感じる人と(ホルモン治療が合わない)あまり感じない人と様々。

女性の更年期障害も、強く感じる人と、何も強く感じないまま終わる人と 色々だから。

私が感じるのは 下腹部痛・貧血・頭痛・憂鬱感・不眠かな。特にお腹は 抗がん剤やってるときからずっと不快感がある。医師に聞いたら「子宮に負担をかけているのでやむを得ない」と言われた。しびれは抗がん剤の後遺症で、時々ある。痺れているけど、もうこれが普通の状態と自分で格上げしたので、気にしなくなった。

これらの症状を感じた時は、「ホルモン剤やってるから仕方ない」とか「抗がん剤の後遺症が残るから仕方ない」とか なんでもそう心で思ってやり過ごすことにしている。客観視しないと感情的に混乱したり、不安になるので。

ホルモン剤治療は、抗がん剤よりも副作用が弱いと言われるけれど、それを強く感じる人、感じる時もあるからこれも大変な治療だと思うけど。何もやっていない身体に比べると負担かかっているから。見た目はとても普通にみえるし、仮に説明しても 理解を得られにくい症状だと思う。

 タレントの生稲さんは 自分が乳がんの手術をしたと告白してから精神的に楽になった・・・と答えていたが分かる気がする。理解を得られないために自分に我慢を強いるのも辛いことだし。

乳がんの症例は個人差がかなりあるし、一概にどうこう言えないが、こういう場合自分に甘えないという気持ちで生活する気概の人もいるし、周囲に理解を求めたい人もいるし、様々。個人的な考えだけど、家族にしろ職場にしろ 理解を得ることは難しいと思うな・・・。私でも職場では理解を得られないほうが当たり前かなと、そのように考えてあらかじめ過ごしている。でも辛かったらやっぱりそのことを我慢するだけでなくて、SOSを上手に出してもいいのでは? と思う。上手なSOSも難しいけど。

働き盛りのがん患者の離職率が高く、社会的な問題になっている。色んな対策を国が練っているが、なかなか現実問題として難しい。

職種や会社の規模、非正規が社員か 個人のケースも様々なので、どんな対策を講じてもなかなか離職率が下がらないだろう・・・。

乳がんになると今まで経験したことない厄介な悩みが次々降ってわき、頭の上に落ちてくるが、前に進むしかない。例えばお金。

ホルモン治療にかかる薬代は毎月3000円くらい、(ジェネリックなら2000円ぐらいかなぁ)これに診察費初診料を加えると4000円から5000円。これを5年間続けるのだ、このほかに定期健診もある。手術・放射線・抗がん剤・ホルモン治療をが終わってもまだ年間おおよそ10万円かかる治療が5年続く、馬鹿にならない金額。

よくガン保険はいらない という著作を見るが、それはガンになったことがない人の言葉だと思う。なってみて、ガン保険はいらないと思うなら よほど初期だったのか、あるいは元々収入がたくさんあるので 切実にお金のことを考えなかったのでは?と思ったりする。私はガン保険は入っていたほうがいいと思うが・・・。ただ入っててもとりあえず解決する問題は一項目、一項目もでストレス度における深刻さが大きいが。最初は項目の多さに参ったが、今は降ってくるのが普通という状態になったかな。

 

 

 

 

 

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