パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

家についていってイイですか?は、普通の人をドラマテックに見せる

2016-06-20 20:26:32 | 番組コラム

先週土曜テレ東で放送されていた(おそらく7時~9時にかけて)「家についていっていいですか」という番組を見た。お風呂からあがって、なんとなくテレビをつけたら、たまたまやっていた・・・という感じだが、・・・びっくりするくらい面白くて味がある世界を見られて、月曜の今も感動が続いているので(笑)紹介する。

この番組は、スタッフが終電を乗り過ごして、駅のベンチとかそこいらへんで時間をつぶしている人や、寝転がっている人に声をかけるところからスタートする。「家についていっていいですか」と。タクシー代は、番組スタッフが支払うルール。タダで帰宅できるけれど、家の中をテレビで全国公開されるわけ。終電を乗り過ごした人は、たぶん大抵酔っぱらっているので気が大きくなっているからだろうか?普段ならとても応じられないような悪条件を意外とオッケーしてくれる。→ここでまず驚き。

私が見たのは、スタローン命の25歳の女性と、青森から上京した両親と暮らすサラリーマン。25歳の女性の部屋はリアルに散らかっていて、これもかなり面白かったけど割愛する。

感動したのはサラリーマンの一家。彼はベンチで酔っぱらっていて寝てたとこを、スタッフから声をかけられる。最初彼は断る。「1DKに4人住んでいる」タクシー代払いますという条件を聞くと「う~ん、でも家族に電話したら、いいっていうかもしれない」電話してオッケーが出た。→時間は深夜1時半過ぎてます(笑)

1DKに4人住むことになった事情を彼はスタッフにタクシーの中で話す。「自分は34歳で独身、青森に住んでいた両親と弟が上京して自分と暮らしている。」 ふ~ん、なんだか事情がありそうね・・・。

テレビは容赦なく、1DKで寝ていたこのサラリーマンの両親(50代)彼の弟(17歳)を布団かぶって寝ているとこまで映す。1DKなので、ほかに移す場所がない(笑) 布団から起き上がった彼の両親は、それまでのいきさつを語る。

5人の子供を育てるため、事業を起こして商売やっていた。普通の家より大きい家に住んでた(暮らしぶりが豊かだったということ)ぐらい順調だったが、東北の震災で受注が途絶え、下請けにまで仕事がいかなくなり、売れなくなり、商売出来なくなった。色々なものを清算して、家も仕事も失って、東京にいる息子を頼って上京。今はアルバイト暮らし。

まとめるとこんな感じだが、感動するのは、こういう事情でも まったく明るくあっけからんとしている彼のご両親だ。普通なら何もかも失って、住み慣れた故郷を離れ都会に出稼ぎに・・・という悲しい話になってしまうとこを、「東京に来て良かったな」と奥さんと笑顔で語ってる。奥さんも東京観光できて良かったなと言っている。「青森にいたときは土日なしで働いていた(自営だから)けど、今は休日があるから嬉しいな」とか。凄いな。17歳の息子さんも東京に彼女がいたので、「ちょうどいい」と東京行きに賛成したらしい(笑)ご両親はLOVEってデザインしてある赤い布団に一緒に寝ているんだけど、スタッフの人がからかったら、「青森から持ってきたのは、これだけだ」といって切り返している(笑) 素晴らしい夫婦だな、~と思って感動した。

人間は考え方次第というけど、これを体現している一家。1DKの自宅で寝ているとこを見られたくないというメンタルもあれば、堂々と見せてあっけからんと出来るメンタルもある。それを教えてくれる番組。

ヤラセでも到底書けない脚本だと思うし、ちょっとすごい家族だなと感心した。よくこういう家族を見つけられるなぁというのもある。

テレ東は素人の人(一般ピープル)が主役の番組が多いが(何でも鑑定団も)これは面白い。34歳の独身の彼だが、この番組を見て彼と結婚してもいいという女性が現れるような気がするなぁ。

 

 

 

 

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