東京駅八重洲口にある鰻の「はし本」に行って鰻重を食べた、何回か来たことがある店だがしばらく来てなかった、昼過ぎから近くで予定があったのでその前の腹ごしらえとして久しぶりに行ってみようと思った
事前にホームページで調べてみると先月、店を新築したばかりで驚いた、前の店は老舗らしい風格のある日本家屋であったが、今度の新しい店はモダンな感じの以前と異なるイメージの店になっていた
11時開店なので、11時10分くらいに到着、ドアを開けて入ると1階のカウンター席に案内された、既に何組かの先客が入っていた、カウンターの中は調理場になっており、席からよく見えた、これは粋な設計だと思う、客に作っているところを見せるのは自信の現れであろう、私の席からはうなぎの串差し、蒸し、焼きの状況が良く見えた
ここの鰻重は「い・ろ・は」の3種類、ホームページでそれぞれの写真まで出ているので鰻の大きさが確認出来て有難い、今回は一番安い「い」4,070円を選び、肝吸い440円を付けた、3つの種類の違いは蒲焼の量だけ、私は蒲焼の量が多と食後にずっと蒲焼の匂いがのど元に残り胸焼けがするので好きではないのだ
注文してから出てくるまでは20分だった、こちらのホームページには「今の時代は、時間効率を考え、営業前に白焼きまでを済ませておく鰻屋さんも多く、鰻 はし本でもかつてはそうしていた時代もありましたが、現在は、原点回帰を掲げ、可能な限り仕込みをしないスタイルに。江戸焼が誇る味、食感、香りを余すことなく引き出しています」とあるが、その通りにしたら注文してから出てくるまで1時間近くかかるので、開店直後だけ、あるいはランチタイムだけは下処理を済ませておくのでしょう、それでいいと思う
出てきた鰻重を食べたらおいしかった、関東風の蒸しと焼きの柔らかい鰻であり、箸で直ぐに切れてご飯と一緒にほおばれておいしかった、ご飯の炊き加減もよかったし、肝吸い、お新香もおいしかった、鰻の量もちょうどよかった、店員の方の説明では本日の鰻は鹿児島県産とのこと
さて、料理を待っている間や食べている時に同じカウンターに座っている3,40代の男女が何を注文してどんな話をしているのか聞こえてくる、ビールをたのみ、倶利伽羅焼きや白焼きなどのつまみを食べ談笑している、そのあと酒もたのみ、あとから座った私の鰻重の方が先に出てきた、いったいどういう人なのだろうか、付近は大企業も多く普通のサラリーマン、OLのように見えたが、何か大事な日で休みでも取ってきたのだろうか、余計なお世話だけど・・・・
今回新しい建物になって初めて来たが、何かしっくりとこなかった、前はランチメニューもあり、うな丼1,600円とかもあったが、この日のメニューには普通の鰻重しかなかった、また、予約の客が多かった、設備投資もしたので少し高級路線に変えたのだろうか、私は以前の老舗然とした雰囲気が好きだったが、外国人や社用族狙いの戦略に変えたのかなと思った、文句を言う筋合いはないけど
店を出たら外には数名の行列が並んでいた、早めに来てよかった
ご馳走様でした